気質も能力も正反対といえるもうすぐ2歳になる男女のふたごちゃんが、
月一回のレッスンに通ってきてくれています。
外向的で快活で気が強く、敏捷で頭の回転が速く、気が多くていくぶん飽き性なところも うかがえる☆ちゃんと、
内向的でおっとりしていて優しい雰囲気で、少し神経質で、集中力のある★くん。
レッスンに通いはじめて間もなく、
☆ちゃんは文字やドッツに興味をしるし、
猫などの漢字も読み始め、おしゃべりが活発になっていきました。
★くんは、そうしたことにはあまり関心がなく、
ひとりで積み木やコップ重ねやモンテッソーリの教具でもくもくと
遊んでいました。おしゃべりは、☆ちゃんほど得意ではありません。
このふたりのレッスンでもっとも大切にしたのは、
それぞれの長所を最大限に伸ばすことです。
それぞれの育ちを比べるのではなく、全く別々の価値観のもとで、
個としての良い部分を見出し、
引き出すことを最優先にしました。
そうした上で、★くんの育ちのなかで少し気になるところ…
ちょっと目が合いにくく、呼びかけても反応がない場合もよくあるところ
も親御さんといっしょに
注意深く見守っていきました。個性が一番…と短所から完全に目をそらしてしまうと、バランスの悪い育ち方をしてしまうこともあるからです。
また、他の時期には不可能なことも、
乳幼児期なら可能…なことも多いことは事実だからです。
目が合いにくい原因には、自閉症スペクトラムであることも考えられますが、
★くんの場合、そうではなく、
遠視や近視による焦点の位置が合いにくいために、目が少し合いにくく、
目が合ったら、合ったで、大きな瞳でじ~っと穴があくほど見つめる癖が
あるようでした。
呼びかけても聞こえてないような反応…というのは、
★くんは自分の近くにあるものは非常にささいな差まで見分けてしまうような
優れた視覚的な能力を持っているのですが、
そのためか何でも目だけで判断して行動しているようなところがありました。
たびたび耳がお留守になっていたのです。
そこで、ふたごちゃんのお父さんとお母さんに、
★くんの偏った目や耳の使い方に
少し気にかけてかかわっていただくように
お願いしました。
すると1~2ヶ月の間に★くんは、
大きなおめめでにっこり笑いかけながら、
積極的にこちらにかかわってくるようになりました。
よく大人の話を聞き分け、好きな野菜のカードから
文字にも興味を持つようになってきました。
☆ちゃんの方は、少し触ると次に興味が移りがちだった
教具類にじっくりかかわるようになってきました。
生まれ持ったその子その子の気質を良い方向に伸ばすには…
まず子どもの得意なところや長所に注目して一番大切にする
弱い部分は、弱さの原因となっているものを見極める
根気よく弱さの原因となっているものに働きかける
それぞれの子の成長のペースに合わせる
ことは、いくつの子にも大切だと感じています。
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月一回のレッスンに通ってきてくれています。
外向的で快活で気が強く、敏捷で頭の回転が速く、気が多くていくぶん飽き性なところも うかがえる☆ちゃんと、
内向的でおっとりしていて優しい雰囲気で、少し神経質で、集中力のある★くん。
レッスンに通いはじめて間もなく、
☆ちゃんは文字やドッツに興味をしるし、
猫などの漢字も読み始め、おしゃべりが活発になっていきました。
★くんは、そうしたことにはあまり関心がなく、
ひとりで積み木やコップ重ねやモンテッソーリの教具でもくもくと
遊んでいました。おしゃべりは、☆ちゃんほど得意ではありません。
このふたりのレッスンでもっとも大切にしたのは、
それぞれの長所を最大限に伸ばすことです。
それぞれの育ちを比べるのではなく、全く別々の価値観のもとで、
個としての良い部分を見出し、
引き出すことを最優先にしました。
そうした上で、★くんの育ちのなかで少し気になるところ…
ちょっと目が合いにくく、呼びかけても反応がない場合もよくあるところ
も親御さんといっしょに
注意深く見守っていきました。個性が一番…と短所から完全に目をそらしてしまうと、バランスの悪い育ち方をしてしまうこともあるからです。
また、他の時期には不可能なことも、
乳幼児期なら可能…なことも多いことは事実だからです。
目が合いにくい原因には、自閉症スペクトラムであることも考えられますが、
★くんの場合、そうではなく、
遠視や近視による焦点の位置が合いにくいために、目が少し合いにくく、
目が合ったら、合ったで、大きな瞳でじ~っと穴があくほど見つめる癖が
あるようでした。
呼びかけても聞こえてないような反応…というのは、
★くんは自分の近くにあるものは非常にささいな差まで見分けてしまうような
優れた視覚的な能力を持っているのですが、
そのためか何でも目だけで判断して行動しているようなところがありました。
たびたび耳がお留守になっていたのです。
そこで、ふたごちゃんのお父さんとお母さんに、
★くんの偏った目や耳の使い方に
少し気にかけてかかわっていただくように
お願いしました。
すると1~2ヶ月の間に★くんは、
大きなおめめでにっこり笑いかけながら、
積極的にこちらにかかわってくるようになりました。
よく大人の話を聞き分け、好きな野菜のカードから
文字にも興味を持つようになってきました。
☆ちゃんの方は、少し触ると次に興味が移りがちだった
教具類にじっくりかかわるようになってきました。
生まれ持ったその子その子の気質を良い方向に伸ばすには…
まず子どもの得意なところや長所に注目して一番大切にする
弱い部分は、弱さの原因となっているものを見極める
根気よく弱さの原因となっているものに働きかける
それぞれの子の成長のペースに合わせる
ことは、いくつの子にも大切だと感じています。
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