虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どもに将棋を教える時のファーストステップ

2014-01-25 17:23:44 | 教材作り
将棋は能力開発に最適!!と知ってはいても、
ハードルが高い!
教えるのが難しい!と思われている方がいるかと思います。

市販の教材には、進み方が書いてある将棋も販売されていますが、
こうした商品って、補助輪つきの自転車にいつまでも乗ってるみたいに
進み方を覚えてしまったとたん、
邪魔になったり、頼りすぎて覚えない原因にもなってしまいます。

私が子どもに将棋を教えるときは、

★ 駒の進み方をマスターする時期

★ 基本の対戦をする時期

に分けて教えています。
 
 
駒の進み方をマスターする時期には、
2つの駒で「ヨーイドンゲーム」「追いかけっこゲーム」などをして
進み方だけをマスターするように工夫しています。

駒の進み方は、まず、「歩」を教えます。
1ずつ進むのは、簡単です。相手の領地(三段目)まで入ったら、
ひっくり返って「パワーアップ!」(ここでは、パワーアップとしてだけ教えます)。

次に「香車」と「桂馬」を教えます。
香車はピューッと好きなだけ進めます。相手の領地(三段目)まで入ったら、
ひっくり返って「パワーアップ!」。
桂馬の飛び方は、自分の身体を使って飛び方を教えたり、
「次はどこに飛べるかな?」と盤上を指差させたりすると、覚えます。
子どもの好きな飛び方をする駒だと思います。

ここまで教えたら、歩と香車と桂馬を1つずつ持って、
自分ですきな駒を1つ選んでは、子どもと将棋盤の上を競争!
赤く(パワーアップ)なったほうが勝ち!という遊びをしていると、
勝ちたい気持ちから、すぐに動き方をマスターしてしまいます。
 
 
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<3歳から遊べる手作り将棋>
 
 
将棋は知能を高めるのにとても優れたゲームですが
ルールを覚えるまでが大変ですね。
市販の補助的な教材を使っても4~5歳児には難しいかもしれません。

そこで子どもに将棋のルールや楽しさを教えるために
「手作りの簡単将棋」を作ってみました。

まず、折り紙を四角く折ってテープでとめます。
(折り紙の本を見ると、二枚のおりがみを使って四角い
めんこのようなものを作る方法も載っていますよ。)

「歩」と書いた文字の上には、上向きの↑を短く、赤で書きます。
「飛」なら文字の周囲には 長い↑↓→←を、青で書きます。

そのように進み方を書いた大きな将棋の駒を作っていきます。
桂馬は難しいので 次回にでも写真をアップします。

折り紙に合わせた大きな将棋版
(最初は写真にようなマスが少ないもの)を作ります。

遊び方は、駒を2個ずつ、自由な場所に置きます。
駒の進み方に合わせて相手の駒のところに行けたら、
駒を取れます。

こうした簡単なルールで
駒の進み方を学ぶうちに きちんとした将棋対戦や詰め将棋が
できるようになりますよ。
 
 
 
イラストや進み方がわかる矢印を描くと、もっと遊びやすくなります。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しまなみ)
2014-02-01 06:41:24
最新記事と合わせて、熱い視線を送っています。ムスメは、オセロも五目並べも、介助が必要で、進んでやりません。勝ちこだわりが強いわりに、盤上を注視できないのです。
なんと楽しそうな、かつ、油断させないゲームでしょう。進み方が書いてあったら、油断して学びませんもの。戦略以前に、コマの理解ゲームですね。
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