虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

基礎的な発見 <自動的にエレベーターを上げる方法> 

2016-07-03 07:36:00 | 子どもたちの発見

 

紙コップに糸を貼りつけて簡単なエレベーターを作った年長のAちゃん。

「引っ張って上げるんじゃなくて手を使わなくてもスーッて上がっていくように

したい」と言っていました。

エレベーターを上げる仕組みは、教室内で常に探究されているテーマです。

これまで見つかった方法は、

手動で上げるなら「巻き上げ」「車で引っ張る」などいろいろあります。

 

手を使わないで上げるために、どんな力を使えばいいでしょう?

 

Aちゃんは、「重さ」を利用することにしました。

ひもの先にブロックをはさんでおきます。

エレベーターが1階にある時は、ブロックの重りをブロックで作ったマンションの

最上階にあるでっぱりに乗せておきます。

ブロックをでっぱりから下ろすと、エレベーターが下がりはじめます。

これは成功。

 

Aちゃんは、「もっとゆっくり上がるようにしたい」

「もっと早く上がるようにしたい」

「人形を乗せて上がらせたい」と

さまざまな「こうしたい」を思いついて試行錯誤していました。

 

かたつむり人形をひとつ乗せただけで、

エレベーターは上がらなくなり、ブロックをひとつ足しても動きませんでした。

そこで、ブロックをもうひとつ足すとゆっくり上がりはじめました。

 

写真はエレベーターとケーブルカー。


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