前々回の記事の
★くんの話題に戻りますね。
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親御さんは大らかな子ども好きな方で、★くんとの相性はピッタリでしたが、
次々と新しい知的な刺激がほしい★くんの知的好奇心を満たしたり、
この性質の子の衝動性や飽きっぽさを
どのようにして根気よく探求していく態度に導いていったらよいのか
わからない様子でした。
★くんは、動きがあって、働きかけたことに対してフィードバックがすぐに返ってくることが好きです。
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たとえば、エレベーターに乗る時に、★くんは、
開閉ボタンを押す役をしたくてたまりません。
記号や漢字も覚えてしまって、開きたいときに、「開」のボタン押して、
閉じたいときに「閉」のボタンを押すのを覚えてしまっています。
ここで、★くんが思考タイプの子だとすると、
「だったらこういう漢字のときはどうなるの?
だったら、こういう記号のときはどうなるんだろう?」などと、
文字とそれが表現するものの関係について、
追及することに興味を持つかもしれません。
また感覚タイプの子ですと、
「この漢字は何?」「この漢字は何?この字はくねくねしてしっぽみたいなのが
ついているね」と
漢字を見分けることに興味を持つかもしれません。
でも、★くんの言動からは、感情と直観が優れている子だと思われました。
ですから、もし親御さんが、「この子は漢字を見分けることができるんだな」と感じて、
別の漢字も次々教えていこうとしたとすると、
おそらく気もそぞろの態度が増えて、
じっくり考えることをやめてしまうことでしょう。
なぜかというと、感情と直観が優れている子というのは、
とても合理的な一面があって
「今、自分が世界に向かって働きかけたいこと」
に直接、影響を及ぼさないことを
ごたごた考えたり、知識を身につけてもしょうがないと思っているところがあるのです。
それで、親御さんが、何かというと、ついでにあれこれ教えようとすると、
うるさがって勉強嫌いになることもあります。
こうしたタイプの子は、現実的で、空気を読むのがうまく、
世界から直に最重要事項を嗅ぎ分けて いつも そこにフォーカスしているとも
言えます。
といっても、大人があれこれ教えようとすると うるさがるからといって、
放っておくと、この開閉ボタンのような知的な興味も
たちまち、おふざけの種となってしまいがちです。
電化製品のスイッチを押したり、テレビのリモコンを連打したりして、
とにかくパッパと光が点滅したり、映像が変わりさえすれば、「おもしろい」となって
終わりがちなのです。
それなら、こうした性質の子には、どのように働きかけると、
集中して考える習慣が身につくのでしょう?
次回に続きます。
★くんの話題に戻りますね。
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親御さんは大らかな子ども好きな方で、★くんとの相性はピッタリでしたが、
次々と新しい知的な刺激がほしい★くんの知的好奇心を満たしたり、
この性質の子の衝動性や飽きっぽさを
どのようにして根気よく探求していく態度に導いていったらよいのか
わからない様子でした。
★くんは、動きがあって、働きかけたことに対してフィードバックがすぐに返ってくることが好きです。
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たとえば、エレベーターに乗る時に、★くんは、
開閉ボタンを押す役をしたくてたまりません。
記号や漢字も覚えてしまって、開きたいときに、「開」のボタン押して、
閉じたいときに「閉」のボタンを押すのを覚えてしまっています。
ここで、★くんが思考タイプの子だとすると、
「だったらこういう漢字のときはどうなるの?
だったら、こういう記号のときはどうなるんだろう?」などと、
文字とそれが表現するものの関係について、
追及することに興味を持つかもしれません。
また感覚タイプの子ですと、
「この漢字は何?」「この漢字は何?この字はくねくねしてしっぽみたいなのが
ついているね」と
漢字を見分けることに興味を持つかもしれません。
でも、★くんの言動からは、感情と直観が優れている子だと思われました。
ですから、もし親御さんが、「この子は漢字を見分けることができるんだな」と感じて、
別の漢字も次々教えていこうとしたとすると、
おそらく気もそぞろの態度が増えて、
じっくり考えることをやめてしまうことでしょう。
なぜかというと、感情と直観が優れている子というのは、
とても合理的な一面があって
「今、自分が世界に向かって働きかけたいこと」
に直接、影響を及ぼさないことを
ごたごた考えたり、知識を身につけてもしょうがないと思っているところがあるのです。
それで、親御さんが、何かというと、ついでにあれこれ教えようとすると、
うるさがって勉強嫌いになることもあります。
こうしたタイプの子は、現実的で、空気を読むのがうまく、
世界から直に最重要事項を嗅ぎ分けて いつも そこにフォーカスしているとも
言えます。
といっても、大人があれこれ教えようとすると うるさがるからといって、
放っておくと、この開閉ボタンのような知的な興味も
たちまち、おふざけの種となってしまいがちです。
電化製品のスイッチを押したり、テレビのリモコンを連打したりして、
とにかくパッパと光が点滅したり、映像が変わりさえすれば、「おもしろい」となって
終わりがちなのです。
それなら、こうした性質の子には、どのように働きかけると、
集中して考える習慣が身につくのでしょう?
次回に続きます。
我が家は、長女(5歳)二女(3歳)三女(1歳)の3姉妹がいます。
長女は現在、幼稚園の年中。内向的感情型のタイプです。
二女は、学年でいうと年少ですが、現在、幼児教室(個人でやっている小規模幼稚園のようなところ)に通っています。内向的なのは確かですが、興味関心、こだわるところが、月齢に寄るものだからなのか、タイプに寄るものなのか、イマイチ判断できずにいます。
相談というのは、二女への接し方のことです。
長女も二女も内向的で、知らない人や場所、集団生活の場においては、とても消極的で、固まったまま動くことすらもできません。
長女と二女、2人が揃うと、上記のような場所であっても、2人でいつものように遊びます。半年ほど2人を保育所に預けていた時期があったのですが、全園児合わせても10人に満たない小さな園だったので、クラスは1つしかなく、いつも2人だけで遊んでいて、他の子たちとは交わろうともしなかったようです。
長女も二女もお互いに依存し合っているように見えます。というのも、保育所に通っていた時期は、明らかに長女の方が二女に頼っていたからです。保育所入所当初は、二女の方が積極的で、先生と関わろうとしていたのに、長女が消極的にだんまりを決めていたのを見たのか、次第に二女もだんまりになっていったそうなんです。
今、二女は幼児教室に通っていますが、1年経った今でも、一言も発していないようです。名前を呼ばれたときの「はい」すらも言えません。ただ、昨年に比べると、ほんの少し表情が和らいできた、困ったとき(おもらしのときなど)は、泣けるようになった、との報告はありました。
ちなみに長女も幼稚園では、先生や子どもたちとしゃべることができませんが、返事や挨拶はできています。
日常生活においては、全く問題ありませんし、家や近所では、仲の良い近所のお友達&お母さん相手なら、積極的に話しかけ、遊んでいます。特に発達において問題があるわけでもありません。主人も私も、娘たちと同じように幼稚園では、積極的には、しゃべりませんでした。なので、こんなもんだろう、と、それほど悲観的には思ってはいません。
「気にしないことが一番」と、同じ悩みを抱えていたママ友や、先生方に言われてはいるのですが、
ときどき、しゃべらないことを話題にしたり、責めてしまうこともあり、そのたびに、「言ってはいけないことを言ってしまった」と落ち込んでいます。
自己肯定力がないんだろうか?親の接し方が悪いんだろうか?これでも、なるべく二女と2人きりの時間を作ったり、幼児教室も週3日だけにして、家で私と一緒に過ごす時間を増やしたり、お手伝いをさせたりして、自信をつけられるように心がけてはいるのに、これでもまだダメなのか?と悩んでいます。
虹色教室通信では、自閉症や発達障害がある子どもの成長の話が出てきて、とても興味深く読ませていただいています。
でも、長女や二女のような「集団生活の場で、しゃべることがでいない」子どもの話題がなく(見落としているだけでしょうか?)、どういう指針で接していけばいいのか、迷っています。
たくさんの子どもたちの成長を支援されている奈緒美先生のご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。