虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子育てがうまくいく大事な大事なポイント♪

2008-09-09 09:20:35 | 自己肯定感を育む

のっぽさんって知ってますよね。
わくわくさんのルーツ。
人気工作番組「できるかな?」でごんたくんと出演していたお兄さん(おじさん?)です。

そののっぽさんが、以前自分の父親について書いた
短いエッセイが新聞に載っていました。
もうずいぶん前の記事で、くわしい内容は忘れてしまったのに、
いまだに子育てで困った事態にぶつかると、
ふっとその記事が浮かんできます。

のっぽさんのお父さんと言うのは、
のっぽさんのことを、子供のころから尊重して、
心底その才能を信じているとわかる言葉をかける方だったようです。
それもいつかすばらしくなれるから、今努力しなさいではなく、
いつも 今 すばらしいと伝える言葉をかけていたようです。

のっぽさんは、社会に出る時、
うまくいかないことが続いて
自分に自信をうしなって、今で言うニートのような状態で
ただぶらぶらと時間を無駄にして過していた時期が長かったそうです。

のっぽさんのお父さんのすごいところは、
その最悪の時も一貫して
息子の才能を信じその存在をすばらしい
と尊重する言葉以外は
いっさいかけなかったそうなのです。
正直に純粋に息子を信じていたからです。
その後ののっぽさんのテレビでの成功は多くの方が知っていますよね。

子育てをしていると、いろんな場面にぶつかります。
子供の調子が良いときもあれば、
悪い時もあります。
子どもの調子がいい時に優しい親になるのは簡単です。だれでもできます。

でも子どもが調子が悪い時に、
親が自分の不安が我慢できずに
子どもが自己肯定感を失う言葉を平気で吐いてしまったり、
勝手に子どもの能力や才能を低く見たり
見切りをつけたり
子どもがやる気を取り戻すのが待てなかったりすることは
とても多いのです。

私も心の中で、子どもが調子が悪い時、
怠けがちな時、成績が落ちたとき、大きな失敗をしたとき、
いらいらして反抗的なとき
こそ一番子どもを信じて励ましてあげようと決めています。
(決めてないと、自分の不安を垂れ流しちゃうのです)
そう決めていてもぶつかり合う時がありますし、
時には厳しいことを言う必要もあります。
それでも、そう決めているだけで、
子育ての難所にきちんと対応できますし、
本当ならもっと大きな問題となったはずの事態も
常に良い方向に転換していっている気がします。

娘も息子も塾に行くでなし、親が教えるでなしで、
自分ひとりで受験勉強をしていますから、
途中ではやる気を失ってだらだらする日が続いたり、
自信を失って投げ出しそうになったときがありました。
そうした時は何も言わないでそっとしておくか、

どんなにダメな時もその状態のままでも
自分にはものすごく価値があることを忘れてはいけないよ。
一番悪い時期にこそ、自分の才能を本当に信じなくてはね。

といった会話をしていました。
(もっとラフな言葉でですが)
すると、そうした困った時期を抜けると、
ものすごくエネルギッシュにがんばり始めるんです。
自分の最悪の姿にOKサインを出すなら、怖いものなしですからね。


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5 コメント

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Unknown (mirumi)
2008-09-09 14:03:02
こんにちは。毎日拝見しています。
まさにまさにそうですーー。
私が不安になってしまって、おおらかに
気楽に、「君は大丈夫だよ~」って子供にいえるのが理想だっ・・と重いながら、必死になってしまってます。「きっ・君は大丈夫だからっ」って感じです・・・
ADDの息子の発想というか行動がほんと以外に次ぐ意以外で、長くぎくしゃく、本当に信じてあげられなくって不安で・・・今考えても心が痛みます。
でも、今はやっと理解というか、気づくことができました。毎日拝見してるブログから「はっ!」とすることのなんと多いことか・・ありがとうございます。

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そうですよね・・・ (みい子ヽ(*’-^*)。)
2008-09-09 16:06:04
ガミガミ言わるばかりじゃ、
やる気も余計でなくなっちゃいますよね・・・

上の娘には、娘がイライラしてる時など
ついこっちもイライラしてしまいます(><)
今日のお話、忘れないようにしなくっちゃ!!

いつも大らかで居られたらいいんだけど・・・

時間に追われると、
余裕がなくなってダメですね(ノ_・。)
反省です。
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Unknown (なのたんぱぱ)
2008-09-09 16:36:14
これから先に必ず来ることですもんね。
すごく参考になりました。
親が子供のことを信じること…簡単そうで難しいことなんですね。
僕もなにかあったら信じて励ますことに決めました。
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Unknown (みっきーまま)
2008-09-09 19:23:18
本当にそうですね。私も、子どものやること全てに肯定しようと心画けていても、24時間自分をそういう余裕ある状態にしておくことは難しい。でも、常に毎日、そうありたいって思い続けていると違う・・・意識しているとやっぱり違う・・・大事だなと思います。私は、ほぼ毎日絵本の育児日記のような感じで、ブログを書いていますが、もしかしたら、毎日、さあ、今日もありのままの子どもを受け止めよう!そういう親でありたい!って宣言して一日を過ごしているのかもしれません。自分の内面を見つめ直している時間でもあるんでしょうね・・・
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Unknown (いけいけ)
2008-09-09 21:25:10
これは、親子だけでなく夫婦の間や仕事関係にも言えることですよね。
今は子供に言い過ぎちゃうことはぜんぜん無いのですが、夫婦の間では、お互い言わなきゃいいことまで言っちゃって、後で反省したりしています(笑)
職場でも、そういう上司の元で数人潰れちゃってますからね~(汗)
自分の考えをしっかりもって、家族に接したいですね。
今、子供も妻もいつも信じて励ますことを決めました!
これで、我が家も安泰です(笑)

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