虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2階建てのビー玉コースター

2014-12-18 19:27:00 | 工作 ワークショップ

小2のAくんのレッスンで。

実験、ブロック、ジオラマ作り、絵本作り、工作、ボードゲームなどの中から、今回、何がやりたいのか

問うと、「工作!」と答えました。

Aくんのように、一番やりたいことに工作を選ぶ子たちは、概して、やり始めた活動に熱中する時間が

長いです。

 

実験に親しむと科学に対する関心が高まるし、「こうしたらどうなるだろう?」と推測する習慣がつきます。

ブロックでの作品作りをすると、立体把握能力や発想力が高くなります。

ジオラマ作りをすれば、想像力を使うのが上手になるし、絵本作りをすると、時系列でものを考えたり、

物語を作ることに興味を持つようになります。ボードゲームやカードゲームで遊ぶと算数の問題を理解する力や

思考力が身に着きます。

 

そんな風に、どの活動も子どもにすばらしいものをもたらしくてれるけれど、

なかでも工作は、自分の意志で何かに能動的に関わる際の持久力を

他のどの活動よりもつけてくれるのを感じます。

工作好きの子たちは、脇目も振らずに1時間半以上、ひとつの作業に取り組み続けることが

よくありますから。

 

 

何度も実際にビー玉を動かしてみながら完成させたビー玉コースター。

迷路部分にはストローや細く輪切りにした空き箱を使うと簡単に作れます。

できあがった立体のビー玉迷路に大満足のAくん。

算数の学習もとても集中してできました。

 

写真は、「1日7枚ずつ絵を描く時、8日目には、何枚目から描き始めることになるか?」

という問題を、実際に紙を置いてみて考えているところです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
持久力 (しまなみ)
2014-12-19 19:47:52
>なかでも工作は、自分の意志で何かに能動的に関わる際の持久力を

他のどの活動よりもつけてくれるのを感じます。

着意や知識も大切ですが、 能動的な意志を持って働きかけ続ける持久力は、とても大事だと思います。
あきらめない、とか、頑張り通す、とかと表現してしまうと、何か本質を損なう気がして、言葉を探していました。
なおみ先生の言葉のセンスが好きです。
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言葉かけの大切さ (みさ)
2014-12-20 09:38:39
今回はたっぷりと工作させて貰い
夕日や雲の観察まで、盛り沢山でいっぱい心に貯めて
帰れて大満足でした~新しく自信増えたようです
ありがとうございました!
絵に書いて考えてみたらいいやんとかは
普段言っていたのですが、お手本の見せ方や
言葉のチョイスで全く変わってしまうのが
本当すごい、先生凄いな~真似たいけどなーと思いました
工作の材料をもっと欲しいそうなの
冬休みは凧あげと工作三昧です~
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