虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

創造性があると、いつも2倍楽しい 2

2018-01-09 22:27:37 | 工作 ワークショップ

今日もまた、「創造性があると、何をしても2倍楽しいな」と思った出来事があったので

紹介します。

 

小学2年生のAくん。教室に着くなり、「今日も作りたいものを考えてきたんだ。」と言いました。

「工作もいいけど、今日はゲームをしたらどうかな?最近、教室でポケモンのカードゲームが流行っているよ。」と

言うと、「じゃあ、カードゲームして、それから作りたいもの作る。

ドラゴンと町が作りたいんだ。ドラゴンが飛んでいる時に下にある町のことだよ。」と言いました。

「今日は、算数の学習がかなりあるし、ゲームをしたら、ドラゴンは作れても町は無理かもしれないよ。」

と言ったけれど、いつも臨機応変に切り替えるのが上手なAくんは、

「わかったよ。それなら、もし、ポケモンゲームして、その後、ドラゴン作って、その後、算数までに

時間があまったら、町を作るよ。」と応えました。

Aくんが作ったのは巨大なドラゴン。

ゴムを上下するとホバリングします。

キバの一本一本にまで凝った細工をしたので、完成したのは、

算数をするまでたった5分という時でした。

Aくんが、「じゃぁ、次は町が作りたい」と言ったので、

「後5分しかないから無理ね」と言うと、

「5分だけでいいから作りたい」という答えが返ってきました。

それで、たったの5分なのですが、Aくんは猛スピードで黙々と作業して、

町を作っていきました。

そして、5分と算数の時間中の休憩の5分をあわせて、

わずか10分でこんなすてきな町を作りました。

「ドラゴンの映画撮影ができるね」と言うと、喜んでうなずいていました。

 


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