虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

なつかしい記事 と 子どもからもらったうれしい言葉

2016-01-24 19:52:35 | 日々思うこと 雑感

結晶作りをした時、小2だったAちゃん。もうすぐ小学6年生です。

お正月明けに教室に来た時、それはていねいに、

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。」と

あいさつをした後で、              

「あぁ、もうすぐ虹色教室、卒業する年(普通は小4になる時には卒業ということに

しているのですが、Aちゃんは近所の子なので6年生までとお約束しています)に

なっちゃう。さみしいなぁ。わたし、中学になっても、ここに通いたいんですよ。

ここが大好きだから」と熱い口調で語ってくれました。

そして、こんな報告もしてくれました。

「先生、わたし、将来、塾の先生になろうと思っているんです。」

「Aちゃん、パティシエになる夢はもういいの?パン屋になるのと、

学校の先生になるのは……?(後、マンガ家になる夢もありましたっけ)

まぁ、Aちゃんなら、何をしても、立派にやり遂げることができるはずよ。

Aちゃんは勉強が好きだし、勉強を教えるのも大好きだから、きっとすばらしい

塾の先生になるわ」と答えると、 

Aちゃんはちょっと真顔になって、

「先生のお子さんたちの子ども、先生のお孫さんたちの勉強を見させていただきますよ。

よろしくお願いします」とぺこりと頭をさげていました。

そんな先のことまで考えていたとは……「ぜひ、お願いね」と頼んでおきました。

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3年前のAちゃん↓

 

結晶を作る材料をいただいたので

小2のAちゃんと『尿素の結晶』を作りました。

シャンデリア状の結晶用のキットを組み立てて、

ひとつひとつのカップに水性のマジックで色を入れながら、

Aちゃんが、突然、熱意を込めた口調でこんなことを言いました。

 

「先生~。わたしねぇ、ここの教室にいると、もうずうっとずうっと

ここにいたくなる。

勉強とかもあるけど面白いし、そんなに嫌じゃないもん。それより、こんなふうに

いろいろなものを作ったり、実験したりするのが、すごくすごく楽しいから。

ずっとそういうことをしていたいって思うから!」

 

それから、小さな結晶がカップの縁にできかかっているのを見つけて、

ひとりで歓声を上げていました。

 

 

 

 


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