虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

3歳半 ひとつひとつの遊びにじっくり関わり、発展させることができるようになってきました

2012-09-17 13:18:43 | 通常レッスン

いろいろなものを観察するのが大好きでおしゃべりな3歳5ヶ月の☆くん。

ブロック遊びでもその観察力が活かして、随所に工夫をこらすようになってきました。

最初に作ったのは洗車場で、ストローにポリひもをつけてまわす仕掛けを取り付けた後で、

洗車場に入る時の上下するバーを作ることに。

 

わたしが踏切の見本を作ってみせると、

「それはね、1個だけじゃだめだよ。2個で、こういう風にこっちとあっちと向いてなきゃ」

と言います。それから☆くん。

「あ~でも洗車場ならいいよ。1個でもいい。だってそういう風になってるところもある」

と付け加えました。

最初の形では車が通らなかったので、上下するバーを高い位置につけかえました。

☆くんは知能が高い分、繊細で過敏なところもあります。

2歳代の頃は、

いろいろ考えて自分の意見を主張するけれど

他人の意見は聞き入れない頑固な態度を示しがちでした。

 

でも、3歳半となった今、大人の提案を快く2割ほど取り入れながら、自分の考えを展開させて、

集中して遊ぶようになってきました。ずいぶんバランスが取れてきたのです。

 

わたしが階段の作り方の見本を見せると、☆くんはできた階段を、「ここに階段をつけたらどうかな?」「こっちにつけたらどうかな?」

「ここにもつけれるね」と言いながらさまざまな場所につけてみた後で、しみじみと

「これねぇ、階段って面白いねぇ」という言葉を漏らしていました。

 

☆くんは秩序に敏感な時期にあるようです。階段状の形に思わず感動していた姿からもそれがわかりますが、

工場で作った製品をトラックに積み込む遊びをしていた時、「一番、はしっこから順番に並べていかなくちゃだめだよ」と言いながら、

ていねいに並べていく姿や、「これをダンボールに詰めて、それから入れていくんだよ」といくつかずつに分けたがっていた姿からも感じられました。

 

ひとつだけ小豆が入っていないボトルがあって、「どうしてこれは空っぽなの?」と気にかけるので、

10個の小豆ボトルを作るお仕事をしてもらうことに……。

 

ピンセットで小豆を入れています。

 

 ↑ トーマスのゲームや算数遊びを楽しみました。


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