虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

トラブル……トラブル……トラブル続き! 知恵を絞って、かろうじて乗り越えました~ 2

2013-03-06 07:34:24 | 息子とおしゃべり(ときどき娘)

危うく今回の大惨事の犯人にされかけて電話を切ったダンナから

少しすると電話がかかってきました。

ネットで調べた鍵の修理屋にうちの電話番号を教えたから

じきに電話がかってくるとのこと。息子に事情を説明させろ、とのお達し。

 

その直後に電話をかけてきてくれた鍵の修理屋さんは、とても親切で知識も豊富な方で、

やはりドア全体を交換するしかないということがわかっても

親身になって相談に乗ってくださいました。

 

電話を終えた息子の話では、

鍵の品番が同じでも、サイズが違うものがあることを知って大いに期待したのだけど、

残念ながら、新しく購入したものはその品番の中で最も直径が小さいものだったそうなのです。

プロの方とじっくり話しあった結果、

これはドアを交換するしかなさそうだ、ということがはっきりしたそうです。

ついでに専門分野ではないだろうとは知りつつ

素人にも金属部分を切断したりけずったりすることができそうかたずねてみると、

くわしいことはわからないけれど、たぶん無理だろうという答えだったそうです。

 

それからは、ドアの取り換えをできるだけ安く抑えて、使い勝手がよいものにできないか

という方向で、ネットの情報を集めていきました。

 

すると、再度、ダンナから電話。

プロにたずねてみて、これは無理そうだとはっきりした……といったことを伝える息子に、

なかなか納得しないダンナ。

息子が、「金属部分を破壊する方法さえわかればなんとかなるんだけどな。

ライターの火であぶりながら、削ったら傷つくとかだったらいいんだけど」と冗談半分で

言うと、

向こうも、「ペンチで曲げるとか何とかできへんのか?」と

適当なことを返していました。

 

ペンチ……?

そういえば、わたしは金属用ののこぎりとか大型の電動のドリルとか金属用のやすりで

切断することばかり考えていて、

近所のホームセンターに購入しにいこうにも、店員さんに相談すれば

それは不可能ですよ、とアドバイスされるものと思いこんでいたのです。

でもペンチなら電子工作用に家に置いていますし、

「どれくらい不可能なのか」試すくらいやってみて

損はない……という気持ちになりました。

 

そしてさっそく鍵の縁と衝突する部分の金属にしるしをつけて、

ベンチで挟んでみました。

すると、いい手ごたえがありました。

力を込めれば、切れることは切れるのです。

少しずつ横にずらして切り込みを入れ続けると、

ひねって切りとることが可能になりました。

 

すっかり錠の取り換えは手慣れたものとなった息子に

新しい錠をつけかえてもらうと、ちゃんと鍵を閉めることができました。

 

ペンチで切断した金属部分は、子どもが触って怪我をしたら大変なので、

爪切りのやすり部分で磨くと、ちゃんとなめらかになっていきました。

これで怪我はなさそうです。

もっともこれは応急処置で、ちゃんとした金属のやすりと、白い金属用のペンキを買ってきて、

後から見栄えよく仕上げる予定です。

それにしても、もともと、古い家なので、素人考えのこんな無茶な家のいじり方をしても、

(周囲のボロサに隠れて)あまり目立つこともなく……

取りあえず、20~30万円を浮かせることに成功しました。

めでたし、めでたし。

 

「鍵をかけると、鍵が抜ける」という

そんな当たり前のことにいちいち感激。

息子いわく、「これ、パパのよく事情がわかってないのに適当なことばかり言う癖と

お母さんが普段から変な工作よくやってて、あれこれやってみるのに

慣れていたから上手くいったんじゃない?」とのこと。

 

そういえば、数ヶ月前にも廃水口のトラブル時にこんなことが……。

思いこみを捨ててチャレンジしてよかった~♪

 

この時と同じ反省をつぶやかせていただくと……

 

子どもたちには、「よく観察すること」「失敗を恐れず、とにかく手と頭を使ってやってみること」を教えている

のに、自分は思い込みにとらわれて、

安易に自分に限界を設けてしまってました。今度から気をつけなくては‥‥‥。

 


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