状況を解説して、本人の判断にゆだねただけで、
騒ぐのをやめて、自分の頭を使って問題を解決しようとしはじめる☆くんの姿は、
2歳児さんに共通して見られるものではありません。
子どもによっては
キーキー言って、
自分のなかに溜まったイライラした気分を発散させたくて騒いでいるだけで、
キーキーの原因となった問題を解決することに興味がない子もいます。
そうした子には、
揉めだしたら、氷や水に触れる遊びをさせて気分を切り替えさせたり、
定期的に駆けまわったり暴れたりできるよう配慮してあげるといいですよね。
キーキー泣きだしたら、泣きたいだけ存分に泣かせてあげることも大事かもしれません。
でも☆くんの泣き方は、そうした幼い子の気分を発散させるための泣き方とは
ちょっとちがうようです。
自分から相手のおもちゃを取りあげようとする時でさえ、
わがままに振舞っているというより、
SOS信号を発しているような雰囲気があります。
それは☆くんが秩序感やルールを大事にする
感覚が優れているタイプの子だからかな、とも思われます。
それは前回のレッスンで、「工作をするから椅子を持ってきてちょうだいね」と
子どもたちに呼びかけたときに強く感じました。
☆くんは自分の座る椅子を準備したり、使う道具や材料を必要なだけそろえることに
とても熱心で、お友だちにもここは自分の座る場所で、この椅子は自分ので、その位置に自分の道具を置いているから
触っちゃダメなんだということを、繰り返し主張していました。
几帳面で神経質なこのタイプの子は、
物がいつも通り決まった順序やルールで配置されているのを好みます。
また静かに自分のイメージに沿って、遊びたがります。
お友だちを自分のコントロール下におくことなんてできませんから、
いっしょにいる同年代の子らを自分の世界を壊したり、意地悪したり迫害したりする存在と
思いこんでしまうこともあります。
☆くんのお母さんには☆くんの気質や物の捉え方を理解した上で接するという
思いはないようで、
「かわいい弟くん」「かわいい赤ちゃん」として
軽く対応しがちでした。
そのためもともと内向的で揉めごとを好まない☆くんが
自衛手段として(自分を守るために)キーキーわめいていたのが、
すっかり癖になって、思いを通そうとするときは、
いつでもこの手段に訴えるようになっていました。
子どもによっては、体力がありあまっていて力を誇示するためにキーキーわめく子もいれば、
神経過敏で不安が強くて、自分を防衛するためにキーキーわめく子もいます。
それぞれの子への対応は全く異なるものに
なってくる、と思っています。
次回に続きます。
次回の記事が楽しみです。
うちのムスメ。1歳半になりましたが、最近、キーキーで。
2歳になったら、イヤイヤ期といいますよね。
先生のブログで、もろもろ勉強していますが、
今から2歳がキョーフです~^^
自分の子どもの不満とか不安とかがわかるように
おだやかな自分でいたいと思いますが。なかなか。
最近は、一緒になって、キレてしまい罪悪感いっぱいに。
そんなときは、いつも先生のブログを読んで気分を切り替えてます。