の続きです。
★くんはまだ全くしゃべることができません。
それなのに文字を教えるのはどうか、と思うかもしれませんね。
わたしが遊びや学習のサポートをしている自閉症の子のひとりに、小学校にあがるまで言葉がしゃべれなかったのに
文字を覚えたことでしゃべることができはじめたという子がいます。
★くんは目で物を見比べる力はしっかりしているので、
なおのこと先に文字を教えてみては……と思ったのです。
また耳で聞き取ることもそれほど困難はないようです。
言葉が話せない原因は、機能的なハンディーキャップゆえに
声となるさまざまな音を発することができないことにあるそうです。
正確には、現在はそのハンディー自体は軽減しているそうなのですが、
生まれた当初から長く続いた機能の問題のせいで、
問題が改善してきた今も言葉を発しようしないのだとか。
文字を覚えるには目で見て判断する力と耳で聞き取る力が
大事です。★くんはそのどちらもかなりの能力がありそうです。
自分の要求を相手に伝えようとする意欲や、強い好奇心を利用すれば、
少しずつ言葉を教えていくことは
できるように思いました。
具体的には、こうした方法が合っているかもしれません。
★くんが欲しがるものを手の届かない場所に置いたり、
箱の中に入れてしまうなどして、
文字で選ばせるようにします。
文字カードを取りにいってタッチするゲームをします。
正解すると本人が喜ぶ「高い高い」をしたり、ごほうびを渡したりします。
動く仕組みが好きなので、
文字カードを入れると、その物が出てくる仕掛けの
段ボール製のおもちゃを作る。
外に出かける時に看板などの文字を読む遊びをする。
文字の形を見ながら、身体を使って表現して遊ぶ。
「ん~」と言いながらこぶしを作ってふんばる振りをしたり、
くねくねした部分を手で空に描く振りをするなど。
先日はコメントを取り上げて頂きありがとうございました。
ほんとうに不思議です。
この春から息子はまずレゴのクリエイターという説明の絵を見ながら作っていくブロックに夢中になり、その後はあるきっかけから人工衛星や宇宙にはまりました。
そしてそれと並行してボードゲームやカードゲーム大好きな子になり。
別に親が強制してそう仕向けたわけではありません。
そしてその頃から、遅くて周りに迷惑をかけていた行動が徐々に早くなり、勉強面も、特に算数が得意とはいえないけど安定してしっかりしてきて。
いろんな面で成長しています。
ずっと先生のブログを読んできて「何かに夢中になって取り組むことで子どもは成長する」ということを実感しています。
正直、ほんとにそんなことあるのかな?そんな子、ごくごく一部なんじゃないか?奈緒美先生のもとにいるからこそ、
そういう成長を遂げるんじゃないの?
なんて思っていたことも事実です。(ごめんなさい)
でも今は、そうじゃないんだなと実感しています。
もちろんまだまだ課題の多い息子ではあります。
でも、先生のブログを読んで、先生ほどはとてもできないにしても、自分たち親として試行錯誤しながらも、出来る事をしてきてよかったと心から思う、今日この頃です。
本当に有難うございます。