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グアムと米本土の核戦略爆撃機編隊や日本の本州や沖縄のステルス戦闘機を、朝鮮半島とその周辺に大々的に投入

2017-02-21 | アメリカの常識は世界の非常識

3月の合同軍事演習、最大規模で実施

朝鮮や周辺国は反発

米国と南朝鮮が3月に「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習を史上最大規模で強行すると喧伝している。「朝鮮の挑発」を口実に、グアムと米本土の核戦略爆撃機編隊や日本の本州や沖縄に展開されているステルス戦闘機を、朝鮮半島とその周辺に大々的に投入しようと画策している。

最新鋭兵器引き入れ

米南当局は2月初めに行われた国防長官会談で、3月に予定されている「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習を例年より強化して実施することで一致した。

今回の「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習には、米空軍の3大核心戦略兵器とされる戦略爆撃機B1BやB52、ステルス爆撃機B2とステルス戦闘機F22など膨大な兵器が展開されるもようだ。原子力潜水艦、イージス駆逐艦と共に、現在アジア・太平洋海域で任務遂行中の米原子力空母カール・ビンソンの投入も予想される。

米太平洋空軍司令部は1日、米本土にあるF16戦闘機12機と約200人の兵力を2月中に南朝鮮の烏山空軍基地に展開する計画を明らかにした。太平洋空軍司令部は2004年からF16などを定期的に南朝鮮に配備してきた。トランプ政権発足後、本土戦力の南朝鮮への循環配備を明らかにしたのは初めて。

米南はすでに昨年12月に行われた外交・国防(2+2)拡大抑止戦略協議体(EDSCG)第1回会議で、米戦略資産の定例的配備を強化することで合意している。定例的配備とは、米空母戦団、核潜水艦、ステルス爆撃機B2、戦略爆撃機B52など戦略資産を朝鮮半島に定期的に循環配備させるもの。今回の米南国防長官会談が行われる直前には、李淳鎮合同参謀議長がジョセフ・ダンフォード米合同参謀本部議長と電話会談を行い、米戦略資産を朝鮮半島に循環配備するという公約を再確認した。

最近では、米国が南朝鮮に対して最新鋭のズムウォルト級ステルス駆逐艦を配備することを提案していたことも明らかになった。

今年の「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習は、参加する兵力も増強される。昨年の「キー・リゾルブ」には南朝鮮軍31万人と米軍1万7千人が参加し歴代最大規模となったが、今年はとりわけ米軍の兵力をさらに拡大する方針だという。

また、朝鮮の核・ミサイル施設への先制攻撃を含む「4D作戦」に基づいた演習も拡大される見込みだ。4Dは朝鮮の核・ミサイルの「探知」(detect)、「防衛」(defence)、「かく乱」(disrupt)、「破壊」(destroy)することを意味し、2015年の米南国防当局者による定例安保協議(SCM)で作戦が承認された。これにより、昨年の「キー・リゾルブ」で4D作戦が初めて実行されたが、今年はさらに具体化するとされている。

“米国の侵略脅威、現実に”

一方、米国は最新鋭地上配備型迎撃システム「THAAD(高高度防衛ミサイル)」の南朝鮮配備も年内に完了させようとしている。マティス米国防長官は南朝鮮訪問時、朝鮮の「核の脅威」に対処すべくTHAADを配備することについて言及した。今回の米南合同軍事演習では、THAADを南朝鮮南部・慶尚北道星州郡に配備したと仮定し、指揮所演習(CPX)を行うシナリオが展開される可能性もある。

最新鋭戦略資産に加え、THAADの配備などに向けた動きについて、朝鮮は「われわれの自主権と生存権を抹殺しようとする米国の侵略脅威が目の前の現実となっていることを示している」(13日発朝鮮中央通信論評)として強く抗議した。

アジア・太平洋地域情勢をめぐる緊張を高める動きについては、中国も激しく反発している。共産党機関紙である人民日報(5日付)は「THAAD配備は朝鮮の核兵器と弾道ミサイルの脅威を抑止することにはならず、中国を含む内陸地域の戦略的な安全と利益を害し、地域の戦略的な平和を破壊するもの」だと強調した。さらに中国国防部は米本土に届く最新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射に成功したことを公開するなど、米国を強くけん制した。

(金里映)



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