妙齢乙女の純情つれづれ

妙齢って本当は若いお嬢さん。身も心も乙女☆で純情一直線な…でも微妙なお年頃のアタクシが“恋愛・結婚”について思うコト。

2016-10-25 10:16:02 | 日記
髪を。
洗いたくない、って思う。

私の長い、黒髪。
彼が、長いね、って触ってくれる黒髪。
長い髪が似合うよ、って。
切らないでね、って。

髪を洗いたくない、こんな気持ち初めてだ。
彼が撫でてくれた髪だから。
彼の残り香が残る髪が愛おしくて。
彼の触感が残る髪を洗い流すのが切なくて。
彼に愛してもらうと、一番最後に余韻が残るのが髪だから。
この髪を洗うと、彼との余韻が全部洗い流されてしまう…

でも、洗わなくちゃ。
いつ、また彼に会えるのかしら。
もしかしたら今日かもしれないのだから、いつも綺麗な私でいたいから…

昨日、会ったのに今日も会いたい。
会えていると離れたくない、明日も…一緒にいたい。
こんな気持ちが初めてなのです。
終電が、会社が、私から彼を引き離すすべてが恨めしい…
こんな気持ちが初めてで。

そんな自分を微笑ましくも思いながら律する。
重くなってはいけない。
それが執着というのだ。
彼が、またいつ触れてくれるかわからないからこそ、髪をとっておきたくなる…その気持ちが執着。
彼を求めてはいけないのだ。
…辛い。

さあ…頑張って、髪を洗おう。