加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

「こっちをみるな」って感じのジャケットについて

2010年06月27日 13時25分01秒 | 音楽・映画のこと
エクスプロレイションズ+2
ビル・エヴァンス,スコット・ラファロ,ポール・モチアン
ユニバーサル ミュージック クラシック


いま、BGMにビル・エヴァンストリオの「エクスプロレイションズ」をかけている。
じつは、LPの時代から、今かけている音楽のレコードジャケットを立てかけておく癖がある。それはジャズ喫茶やクラシック喫茶の「しきたり」をまねたものなんだが、デジタルの時代になって、CDですら音楽を聴かなくなった今も、CDジャケットの写真をデスクトップのウィンドウに小さく開いておく。

で、このアルバムの「ビューティフルラブ」という名曲にひたっているとき、揺れるカーテンの向こうからこっちを見ているビル・エヴァンスと目が合ったのだ。

破滅型の人生を送ったこの故人の天才ピアニストが、「こっちへくるかい?」と言っているような気がしたのである。

「こっち」とは、むろん「あっち」だ。薄いカーテンの向こう、である。「彼岸」と呼んでもいい。


ちょっとひやっとした。
興味のある方はウィキペディアのビル・エヴァンスの項目を読んでみてください。

などと馬鹿なことを考えつつ日曜の午後は過ぎ去っていく。

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