ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

東北関東大震災 美味しい食べ物届け隊 #3

2011-06-08 00:17:38 | 東北関東大震災 支援活動
◆温かいお食事が届いていない避難所はありませんか?被災者の方はもちろん、知人、親戚が避難所で生活している方の直接情報をお待ちしています。場所、規模は問いません。リクエストにもお答えします◆



*全ては被災者のために

第3回目となる美味しい食べ物届け隊の被災地炊き出しは、15名車両4台の布陣です。
今回は豚肉のトマト煮込み、コールスロー、そら豆、洋菓子など約800食分を積み込み、6/5の早朝に宮城県石巻市の避難所、石巻中学校、門脇中学校へと出発。
活動の様子はTwitter上で逐一報告されましたが、あっという間に流れてしまうので、記録としてなんとか残せないものかと、ツイートをもとにブログで記事を作成することにしました。


藤巻一臣さんのTwitterからの編集です。

----------------------------------------------------

なぜ炊き出しに行くのか?
俺もよく自分に聞くんだ。今はまだよくわからない。
でもはっきりしていることは、何の罪もない沢山の人が震災によってとんでもなく不便な生活をしている。
放っておくのか?見えないふりをするのか?
ただそれだけなんだ。
被災地では全てを失った避難所の人達と自宅避難者の間に埋められない溝が出来ているようだ。
みんな穏やかに平和に暮らしていたはずなのに。
明日はなんとかお祭り騒ぎにしてみんなに笑顔になってもらおう。
腹いっぱい美味いものを食べてもらおう。
全力で働きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2011/6/5

・出発前
テアトリーノのエントランスにて玉ねぎを剥いてます。
地下空間に玉ねぎ成分充満し、近くにいなくても目がしみます。

01:20
それでは出発します。

03:24
上河内なう。自衛隊が多いな。

04:28

・霧の那須高原

05:43
宮城県に入った。

07:00
菅生出発

07:59
石巻に入ります。

08:45

・用意始まりました

・カネナの早摘みオリーブオイル
スペイン産早摘みオリーブオイルは様々な料理に使わせて頂きました。
オリーブプラン様有難うございました!

・お菓子達
石巻のために洋菓子を800個もご提供してくれた今回のパティスリー軍団は浦和のアカシエさん、川口のシャンドワゾーさん、都立大学ドゥーパティスリーカフェさん、代沢プレジールさんです。
そしてこの4店舗にお声かけ下さったのが平岩りおさん。ありがとうございました!

・菊池シェフ謹製ドレッシング

11:21

・準備万端
ウインナーは@gakudaiamiciのマキシンの手配。

野菜をご提供いただいた国立ファーム様、TMTフーズ様、@ecofarmasanoの浅野さん。今村君(野菜の提供から現地まで来て下さり)ありがとうございました。
キャベツスライサーは「串揚げ酒場 仲丸」様、バンジュウは「ビゴの店」様。
ありがとうございました。

今回の食材では@mareluna2004に御紹介いただいた青森の長谷川自然牧場の豚1頭!約100キロ分!ご提供有難うございました!とろっとろに煮込まれました!
@pachionsoさんには大量のホールトマトとパスタ。お野菜はエコファーム浅野さんの島人参。
上にはトロリとチーズヴィレッジさん提供のスカモルツァアフミカータ。

14:49

・任務完了!

16:04
これから次の避難所に向かいます。

16:36

・大海渡中学校なう

現地とのちょっとした行き違いで3分の1以上が残りそうになった。
それが石巻出身のメンバーの機転でもう一つ避難所を廻って届けることが出来た。
涙を浮かべて喜ばれ、自衛隊に敬礼されて石巻を後にすることが出来た。本当に良かった。

・これで本当に任務完了
東京に戻ります。
今回も沢山の気持ちを残らず石巻に届けてきました。

ご協力、ご支援、応援下さった皆さんありがとうございます!
@pizza_sisiliya 番長から紹介された匿名有志の方よりお水500mlが10ケース。
寸胴の無償貸与は@asamin2011さんと@LaScoglieraさん。
なお匿名有志の方からは保冷車の貸し出し。今後とも宜しくお願い致します。
仕込み部隊は@dontaira 隊長を頭に、アクアパッツア卒業生の皆さん。
モンドの宮木シェフ、田村ソムリエ、イルバンビナッチョの佐堀マネージャー。お疲れさまでした!
レフェルヴェソンスの生江シェフも飛び入りありがとうございました!

今回の炊き出しに参加してくれた皆さん。
仕込みを手伝ってくれた同業者の皆さん。
支援、応援してくれた皆さん。
食材、機材を提供してくれた皆さん。
「美味しいもの届け隊」に関わってくれた全ての皆さんに感謝します。
ありがとうございました!また今後とも宜しくお願い申し上げます!


「美味しいお料理届け隊」 Facebook 立ち上げました。
(管理者は@mikitooooo)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何が今俺を突き動かしているのか。
今でもわからない。
でもやらなくちゃいけない。やりたい。続けたい。
俺はツイッターを通してみんなに感情を吐露している。
自分ひとりでは抱えきれないからだ。
俺ですらこうなのに被災者は。想像を絶する。

昨日ガスと燃焼器を設置に来てくれたイワタニ東北の所長が「私は娘の小学校のPTA会長をしています。海から100メートルの場所です。小学校も避難所になっています。是非頑張ってください。燃焼器も新品を用意しました。」と言っていた。
帰りの車で一人泣いてしまった。



その足で爆心地が見渡せる日和山公園へ行った。
みんな無言で全てが流された海岸地区を眺めていた。
俺は涙が止まらなかった。どれだけの人の悲しみが東北にあるのだろう。



そのあと門脇地区を車で通った。
荒涼とした被災地に自衛隊車両が走り回っている。一般車はいない。
そこに「がんばろう石巻」の看板。
ひとりさまよい歩く人が何人もいる。
何かを探しているのだろうか。家族が見つからないのだろうか。

次に向かった避難所には、自衛隊の車両がお風呂の準備中。
石巻中で残った物をパッキングしてのアポなし訪問。
「盆と正月が一緒に来たみたいだ。」と嬉しそうに涙を浮かべていた。
きっと炊き出しなど来ないのだろう。
お湯を沸かしている自衛隊員に「お疲れさまです。」というと敬礼してもらった。

再訪を約束して車に乗り込む。
被災者と自衛隊員、鎌倉市と藤沢市の職員が見送ってくれた。
自衛隊の責任者は最後まで敬礼で見送ってくれた。
被災地で活動されている自治体、警察、消防、医療チーム、ボランティア。全ての人達に敬意を表します。

俺たちは「ずっと続ける」絶対に「ずっと続ける」。

炊き出しはボランティアでもない。
施しでもない。
ましてやイベントでもないし、もちろん偽善でもない。
絶対に遂行する任務だと思っている。

もう美味しいもの届け隊は参加者を募りません。
そのかわり志願者は心から歓迎します。
必要とあらば何処にでも話を伺いに参ります。
どんな情報もコネクションも提供します。
全ては被災者のために。


----------------------------------------------------


ご協力ありがとうございました!
今後も美味しい食べ物届け隊の活動は逐一ブログでご報告します。
※6/5の届け隊に協賛いただいた皆様を こちら で紹介させていただいています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★ブログ更新なう/110402 | トップ | 11/06/07のダイアリー *SOWA »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東北関東大震災 支援活動」カテゴリの最新記事