ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

ぶらっと愛宕山/愛宕神社

2008-03-07 23:09:25 | おでかけ

日曜日の浜松町へふたたび

*昨年11月に敢行した半日お江戸散策ツアーの第2弾!

2/17に橙さんと愛宕山で遊んできました。昨年11月の半日お江戸散策ツアーの際、時間の都合から泣く泣く素通りした愛宕山界隈で遊ぼうというプランです。
PCの調子が悪かったため、当日ケータイからライブで簡単に記事を投稿してありますが、めでたくVistaくんがやって来たので改めて“完全版”をお届けします。
T-20で撮りまくった写真も全てUPするよ(小さい画像はクリックで拡大します)!

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今回は、愛宕神社にお参り→境内で食事→頂上の望楼(愛宕ヒルズ)で摩尼車の写真を撮る―というのがメイン。前回同様、橙さんと都営三田線-御成門駅で待合わせ。しかし、当日は東京マラソンの開催日と重なったため凄まじい人出。日比谷通りが横断出来ません! あ゛~~、先が思いやられるぜ!!
気を取り直し(日比谷通り横断は歩道橋利用でクリア)、マラソンのギャラリーに背を向けて徒歩で愛宕山を目指します。

再開発で「愛宕グリーンヒルズ」が誕生し、高層ツインタワーが目を引くこのエリアもかつては江戸っ子自慢の絶景スポットでした。オフィスビルに囲まれた現在の景観から「山」と言われてもピンとこないけれど、標高26mは東京23区内でもっとも高い地点なのです。江戸時代の愛宕山といえば漱石をはじめ藤村、鴎外、荷風など文豪の小説にもしばしば登場した景勝地。
山頂に立つとすぐ下が芝の海岸で、あたりに遮るものがなかったため房総半島まで望めたといいます。

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■愛宕神社
愛宕神社が作られたのは1603(慶長8)年。
徳川家康の命により江戸の「火除けの神様」として祀られたのが始まりです。

出世の石段キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
見てこの壁とみまごうばかりの急勾配!

三代将軍・家光が増上寺参拝の帰りにここで山頂の梅を見かけ、「誰か馬にて手折ってまいれ」と命じたそうです。
誰もがひるみ尻込みする中、この無謀なリクエストに応えたのが四国丸亀藩の家臣・曲垣平九郎(まがきへいくろう)。
見事馬で階段を上り下りし、梅を将軍さまに献上した曲垣は「日本一の馬術の名人」として称えられ、その名は全国に轟いたと伝えられています。

下から見ても(((((゜д゜;)))))

上から見ても(((((゜д゜;)))))

少し先に(愛宕トンネル脇)エレベーターもあるのですが、この故事にちなめば上るしかないでしょう。
ゼーハーしながら徒歩で上りきりましたとも(決して途中で後ろを振り返ってはなりません)!
ちなみにこの石段(=男坂)の右手に迂回して石段を登る「女坂」もありますが、こちらも決して緩やかとはいえないらすぃ。

鳥居をくぐり、少し行くと手水舎があります。
ここで手と口を清めましょう。

まず右手で柄杓を持ち、水を汲み、左手にそそいで清めます。 ついで、柄杓を左手に持ち換え、同じように右手を清めます。そして最後に、また柄杓を右手に持ち換え、水を汲み、その水を左の掌に受け、口をすすぎます。柄杓に直接口をつけてはいけません。

丹塗りの門(神門)
正しい参拝の仕方は「二礼二拍手一礼」(二度おじぎ、二回柏手を打ち、もう一度おじぎ)。
参拝のあとは神門まで後ろ向きに下がり、神様にお尻を向けないようにします。


招き石         弁天様

手折りの梅
曲垣平九郎が家光公に献上するため枝を折ったといわれる梅の木が残っていました。

ちなみに、江戸時代以降にも男坂を馬で登り降りすることにトライして成功している人が3人ほどいるようです(驚)! 神社では、男坂を馬で上下するのに成功された方の絵や写真が見られます。「こんな石段を馬で上り下り出来るわけないじゃん!」と、平九郎の武勇伝はウソに決まっていると思っていた私はビックリ仰天!
・石川清馬(いしかわせいま)/ 明治15年
・岩木利夫(いわきとしお)/大正14年
参謀本部馬丁。廃馬になる愛馬のために最後の花道を作った。
・渡辺隆馬(わたなべたかま)/昭和57年
スタントマン。「史実に挑戦」というテレビの特番で。

小舟が浮かぶお池

江戸庶民の憩いの場として賑わっていたこの神社、実は武士のみしか参拝を許されなかった時期もあったそうです。町人は、参拝はもちろんのこと、愛宕山に登ることすら許されませんでした。
愛宕山は江戸城に近く、主要街道の中心に位置することから、「隠し砦」のような役割を担っていたのかも知れません。
そもそも「なぜここだけがポッコリ山になっているのか?」は昔から議論の的だったらしく、有力な説が「江戸城築城の際にお堀の土を盛って作った」というもの。しかし、近年の地質調査で関東ローム層のしっかりした土壌である(=お堀の土ではない)ことが判明し、なぜここに急に山があるかは依然ナゾのままです。


かわいいぬこたんも

愛宕神社
□港区愛宕1-5-3  
□03-3431-0327
※ヴァーチャル参拝が出来る(おみくじも引けます!)HPは こちら

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