ライオンキング／110609

ライオンキング（18：30～）観劇に四季劇場へ―。


＊サークル・オブ・ライフ（生命の連環）

観劇レポート連投です。
今さらですが、6/9に劇団四季のロングラン・ミュージカル『ライオンキング』を初観劇してきました。
観劇歴は長いものの商業演劇に全く興味がない私が四季劇場に足を運んだ理由は、3月からヤングシンバ役で甥っ子がキャスティングされているからです。
奇しくも初出演日はあの3/11。
親戚縁者が一堂に会したこの日、しかもあと数分で出番が終了というまさにその時、未曾有の大災害が東北地方を襲いました。
勤務地で帰宅難民となった私は、会社から徒歩十数分の四季劇場の稽古場に、家族と共に泊まるという貴重な体験をしましたが、あれからもう3ヶ月近く経とうとしているのね。。。
劇団四季の関係者ならびにスタッフの方々、その節はホントにお世話になりました。

初演は1998年、
以降なんと13年に亘り現在も大ヒット上演中。

ストーリーは単純明快。
アフリカのサバンナを舞台に展開する、王位継承者である子ライオン シンバ の成長物語です。
王位を狙う叔父の計略で父を亡くし故郷を追われたシンバが、父の教え通りに逞しく成長し王位を奪還するというシンプルな内容ではありますが、根底には「サークル・オブ・ライフ（生命の連環）」という深遠なテーマが存在します。
サバンナの動物たちを通して、生命の営み、親子の絆、主人公の心の成長が、子供にもわかりやすく感動的に描かれています。

リアル「ムファサ&シンバ」w

もとがディズニーアニメのミュージカル映画で、登場するキャラクターが全て動物であることから、舞台化は不可能と思われていたようです。が、幕が上がると、舞台はすでにアフリカの草原でした。

竹を利用して作った2頭のキリン、客席から突然現れるサイとゾウ。人間がアフリカの動物を演じるという斬新な演出は、ジュリー・テイモアによるもの。役者たちが顔の上に動物の面をかぶっているだけではなく、動物と一体化したような動きを見せるのにはびっくり！ まさに人間の身体的限界を超えて動物をリアルに再現しています。

躍動感あふれる演出や、観客の想像力を刺激する舞台美術も素晴らしい！ 客席に向かって駆け降りて来るようなヌーの大群の暴走、立体的な円型舞台、ハイエナの巣窟となっているゾウの墓場の荒涼とした雰囲気…。 休憩を含む3時間があっという間でした。

ライオンキングPV
ちなみに登場するヤングシンバは甥っ子じゃありません。

フィナーレ
画像は劇団四季のライオンキング公式HPからお借りしました。

ヤングシンバ役の甥っ子は前半のみの出演。
子役は夜の公演では出番が終わったら帰らなくてはならないので、休憩時間に母親である妹が迎えに来ていました。
今までは子役劇団のお遊戯発表会みたいな舞台しか観ていなかったので、別人ぶりにただただ驚かされました。

おおお～！ちゃんと腹式で声出してるじゃん。

踊ってるじゃん。

ソロで歌ってるじゃん。

てか、なんだか不思議な感じでしたね。
いっぱしの舞台子役していたので…。オーディションで合格が決まってから、延々と稽古でしごかれるだけのことはありますなぁ。さすが天下の劇団四季。

ヤングシンバぬいぐるみ
ディズニー公認、入手困難なレア商品らしい。
妹のブログにも 当日の記事 あり。よかったら見てやってください。