ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

いざ新緑の鎌倉へ!/由比ヶ浜~長谷

2008-05-04 15:33:30 | おでかけ

(鎌倉文学館)

*目指すは「鎌倉文学館」、由比ヶ浜大通りをゆく
半日鎌倉散策ツアーダイジェストその2(単独記事あり、過去記事で紹介済)。

和田塚~由比ヶ浜~長谷まで、江ノ電の線路と並行して続く「由比ヶ浜大通り」はレトロとモダンが混在する不思議な街並み。
「小町通り」が鎌倉の顔となって久しい昨今ですが、明治・大正時代には最も賑わいのあるスポットといえば由比ヶ浜でした。
周辺の別荘地と共に商店街として発展したこの通りには、当時の面影を偲ばせる風景がそこここに。

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■ギルド
エキゾチックな外観が目印のアクセサリーショップ。



お店で扱っているモノはすべて手作り。ペンダント、ブレスレット、リングなどのオリジナルアクセサリーや携帯ストラップ、ペットのネームプレートと、様々な小物が揃っています。購入時に無料でネームを入れてくれるというサービスあり。お土産にもオススメ。
私が中学生の時にはすでに存在していたわけで、こう見えても立派な老舗なのだ!

□10:00~18:00  
□不定休
□鎌倉市由比ガ浜3-9-34 
□0467-23-3726

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■寸松堂
建設は昭和11年。市内の大工親子-西井喜一、正二両氏が、鎌倉彫の彫師-佐藤宗岳氏の店舗併用住宅として建てたものだそうです。



寺院建築と城郭建築が合体したような外観は、建築当初から笹目町~長谷界隈のランドマーク的存在でした。
1階店舗部分のガラス戸、ショーウインドーなどには近代洋風建築技術が見られ、設計的にも非常に興味深い建物です。

□構造規模
・木造2階建、搭屋付、和小屋組
・延べ床面積/421.22m2
 屋根/銅板瓦棒葺き、一部亜鉛引鉄板葺き及び桟瓦葺き
 外壁/漆喰塗り大壁、一部押縁下見板張り
□店舗部分のみ見学可
□9:30~17:30 
□不定休
□鎌倉市笹目町5-1 
□0467-22-0708

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■鎌倉文学館
鎌倉文学館は江ノ電由比ヶ浜駅から徒歩7分ほど。
もとはNHK大河『利家とまつ』でもおなじみ“加賀百万石”前田家の系譜である旧前田公爵家の鎌倉別邸でした。


明治時代に建てられましたが、その後焼失、現在の建物は昭和11年に改築されたものです。1983(昭和58)年に鎌倉市に寄贈され、鎌倉文学館として生まれ変わりました。

堂々たる構えの正門が近づくにつれて、豊かな緑に包まれるその雰囲気を楽しむだけでも、おでかけ気分は十分に満たされます。

和風と洋風が混在する建築様式はまさに「クラシックモダン」

公爵の別邸だったというだけあって、閑静な住宅街の一等地に位置し、駅から辿る道筋の景観も素晴らしいものがあります。
お庭から外観を眺めるだけでウットリ。ただ薔薇の季節には早かったため、広いお庭が殺風景でチョト寂しかったかな。

内部の様子
※残念ながら館内は著作権の都合上撮影禁止です。
画像は“鎌倉・江の島の観光・生活情報ポータルサイト”鎌倉ツリープより拝借しました。
入口で靴を脱いで見学する館内は、豪奢なお邸の面影が残るゴージャスな空間でした。広い庭園を見渡せるバルコニーからは由比ヶ浜の海が見えますが、空気の澄んだ日なら遠く大島も望めるそう。



こんなお邸で隠居生活が送れたら、もういつ死んでもいいっ
いや、ストレスフリーで100まで生きられるかも!?

現在開催中の展覧会は詩人の田村隆一氏
プライベートなポートレートも多数展示。
正直なところ、翻訳者としてしか存じ上げない(詩は読んだことがない)のですが、ダンディなおじさまですね。この文学館には、鎌倉ゆかりの文学者の著書、原稿、愛用品などが展示されています。

鎌倉には、大佛次郎、川端康成をはじめとして「鎌倉文士」といわれる多くの文学者が住んでいましたが、あらためてその人数の多さにビックリ。
PCはもちろんワープロさえもない時代、びっしりと肉筆で綴られた原稿用紙からは文士たちの生きざまが垣間見えるようでした。
文才のある人が字もキレイとは限らないというか…(無論キレイな人もいますが)、すごい生々しさがありましたね。

鎌倉文学館
建築:1936(昭和11)年改築
設計:渡辺栄治 
施工:竹中工務店
□観覧料 一般300円~、小中学生100円~(企画展内容により変わります)
□3月~9月 9:00~17:00(入館は16:30まで)、10月~2月 9:00~16:30(入館は16:00まで)
□月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間は休館
□鎌倉市長谷1-5-3 
□0467-23-3911

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鎌倉文学館を後にして、そぼ降る雨の中(それでもかなり小降りになった)由比ヶ浜大通りへ戻ります。
ディナー合流の地元フレンドとの待ち合わせまで約40分ほどある。

THE BANK
というわけで、無理やりやって来ちゃった。

ヴーヴクリコ イエローラベル(1,200円)
唯一無二なる雰囲気を大いに楽しみつつもサクッと食前酒を。宵の口から「カウンターで立ち飲みでもいいですか?」という繁盛ぶり。バーテンダー氏は「たまたまですよ~」などと謙遜していたけど、絶対にたまたまじゃないぞ。

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■長谷駅



ほろ酔い気分で目指すは一水との合流地点、江ノ電 長谷駅改札前。この日はなんだかんだで長谷寺交差点(赤信号が長っ!)を4回も横断することになった。

Beau Temps
19:00からの Nadia でのディナーを目前に、やって来たのは同じ敷地内にあるワインBar。



オーナーの石井さんとは数年前に御成町のフレンチ 丸山亭 の忘年会で遭遇した後、何故か白金台のフレンチ ラシェット・ブランシュ で再会という妙な因縁が。
修行のため(だよね?)渡仏、Nadiaで接客を担当、と風の噂は何度か耳に届いていたけれど、なんとついに自身のお店をオープンとな!? というわけで、これは1度様子を見に行かねばと3人で押しかけた次第であります。

ディナーを控えていることもあり、とりあえずグラスシャンパンで乾杯!
あっという間に飲み干した私たちに、石井さんが「グラスで白ワインでもいかがですか?」と、ワインのボトルを4本テーブルに持って来た。1本ごとに丁寧な説明を聞いていたら「とても1つだけに決められない」状況に陥り、結局全種1杯ずつオーダーするハメに。

そうです、回し飲みしました、ハイ。

左から、
グロ・プラン ヴァン・ド・ターブル ナチューレ(ロワール)、シチリア カリカンテ ラ・カラブレッタ(シチリア)、ポワ・ルカ トゥーレーヌ ソーヴィニョンブラン(ロワール)

そしてゲオルグ・ブロイヤー エステート ラウエンタール リースリング(ラインガウ)。このワインがこの4本の中ではNo.1でした。「甘ったるすぎて、とても食事と一緒に飲めたものではない」という、私の中のドイツワイン概念をひっくり返した1本です。
と言ってはみても、4本とも甲乙つけがたいほど素晴らしい。

しかし知っていたワインは1つだけ(新井順子さんのボワ・ルカ)。まだまだ未知の美味しいワインはたくさんあるんだなぁ。

「利きワイン大会」の様相を呈してきた私たちのテーブルにはお水が(爆)!
此方でいただいた4種のワインについては、後の記事で詳しくご紹介させていただこうと思います。

この夜、お酒関係では完全に Nadia を喰ってしまったという恐るべきお店です。

ボータン
(ワインバー/長谷)
□18:00~0:00(土・日は12:00~15:00も営業)
□木曜定休
□鎌倉市長谷1-14-26 
□0467-40-6172

Nadia
怒涛の半日鎌倉散策ツアーのトリを飾るのは、鎌倉が誇るイタリアンの名店です。
6度目の挑戦でやっと予約が取れたという超人気レストラン。来てみて納得、ハコの割に座席はわずか16。期待にたがわぬ素晴らしいお料理とホスピタリティ、しかもCP抜群のありがたいお店でした。

この日のディナーの様子は後の記事でじっくりとご紹介します。

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鎌倉を散策してみたくなった方は こちら を参考にしてみるといいかも。

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