中丸美繪ブログ

「モーストリー・クラシック」で「鍵盤の血脈 井口基成」連載中。六年目。小澤征爾伝も脱稿間近。

小澤征爾を書く

2023年12月05日 08時27分03秒 | 日記
やっと涼しくなったかとおもったら、今度は急に寒くなりました。

すっかり更新しない間、なにをしていたの?というと、小澤征爾さんについての本を執筆していました。

先日、NHKEテレで、サイトウ・キネン・オーケストラを、スターウォーズやそのほかスピルバーグ監督の映画音楽の作曲で名高いジョン・ウィリアムズが指揮しました。
松本での音楽祭のことです。

91歳?となるジョン・ウィリアムズは前半を別の指揮者にゆずり、後半登場しましたが、驚いたのは、オーケストラの音色が変わったことことです。
指揮者って、すごい存在ですね。もともと彼は指揮者ではないですが、作曲者が立つということは、もの凄くテンションがあがることでしょう。
立つだけで、楽員は反応するというわけです。
その彼に、指揮がどういうものかをしめしてくれたのが、小澤さんだ、といったと、楽員の立上舞さん(新日本フィルのセカンドコンサート
マスター)から聞きました。
彼女には、小澤さんの取材もしております。

スターウォーズの最後のアンコールのときに、征爾さんが登場しました。
とはいっても、なぜなんだ!
車椅子、それもああ、すっかり変わり果てて、どうして出てくるの、小澤さん!ああ、なぜなぜ???・という気持ちに襲われました。
あんな元気だった小澤さんが、赤い布がまだ活気を呼び起こしてきますが、車椅子の上で、ジョンの演奏に拍手?をおくっているかのような動作。

小澤さんがありあまる元気を発揮していた時代をえがいていたわたしは、悲しい思いに包まれてしまったのでした。。。。。、




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