中丸美繪ブログ

「モーストリー・クラシック」で「鍵盤の血脈 井口基成」連載中。六年目。小澤征爾伝も脱稿間近。

G20の宴に出演した文化代表

2019年07月10日 20時11分20秒 | 日記
韓国との間が、なんだか険悪になってきて、ほんとうに悲しい。
かつて日本と韓国はサッカー日韓ワールドカップを共同開催した。
それに向けて両国が友好を深め、そうそう、安倍総理の奥さんも、ぺ・ヨンジュンのファンとかで、韓国にいったときには、キムチの漬け方なんて習っていたような記憶がある。

わたしはといえば、朝比奈隆の評伝「オーケストラ、それは我なり」の執筆中だった。朝比奈は戦争中に上海や満州のオーケストラをいわば日本代表として指揮していた。しかし、敗戦。関東軍はさっさと引き上げ、朝比奈はソ連の侵攻のときは、韓国人の弟子、のちに韓国の「オーケストラの父」といわれるようになる林元植氏の手引きで、彼の家で奥さん、子供らと隠遁生活をさせてもらっていたのだ。
二人の関係は生涯つづき、わたしはどうしても林さんに会わねばならず、ソウルを訪ねたというわけだった。
その時代、ほんとうに日本と韓国の関係は良かったなあ。

今回G20。
大阪城特設会場では、狂言の野村萬斎と、ピアノの辻伸行、ソプラノの中丸三千繪。
you tubeで見た。
狂言は狂言だが、辻さんのときは、後ろに映像が・・・津波の映像である。
中丸さんのときは、彼女の活躍した世界の劇場やそのオペラの舞台が映った。ドミンゴ・・・などなど。

いったい、これから世界はどうなっていくのだろう。
安倍さんにとっても、急展開というか。
中国についても、また急展開で、これからは友好的になっていくのだろうか????

政治というものは、わからない。