住宅環境と健康の関連性を確認・・・・その2

2017年02月10日 | 住まいづくり
昨日の続きです。

 国土交通省の住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証する調査の中間報告です。

 「ナイスビジネスレポートからの引用です。

 室温と入浴時の湯温との関係について。

 居間または脱衣所の平均室温が18度C未満の住宅では、入浴時のヒートショツクのリスクが高まるとされる42度C以上の熱めの湯温で、かつ長時間の入浴をする人が多いことが分かりました。

 室温が18度C以上の住宅では、42度C以上の湯温で15分以上入浴する人の割合が9.2パーセントだったのに対し、18度C未満の住宅では16.3パーセントに上がりました。

 さらに、この内4.1パーセントは入浴時間が40分以上となっています。

 消費者庁によると、家庭の浴槽での激溺死数は10年間で約7割増加し、2014年には交通事故死者数の4.113人を上回る4.866人となっています。

 また高齢者の割合はこの内約9割に上がります。

 このことから、同庁では安全な入浴方法の目安として、「湯温41度C以下で10分未満に浴槽から上がる」ことを推奨しています。

 日本における高断熱住宅の普及率は、北海道をはじめとする寒冷な地域程高く、太平洋沿岸部といった温暖な地域程低くなっています。

 一方、冬季の死亡増加率を見ると、温暖な地域ほど高くなる傾向がみられます。

 これらのことから、住宅の断熱化と冬季の死亡増加率との関連性がうかがえます。

 以上引用終わりです。

 佐久は寒いところです。毎年浴室で亡くなる方の話は身近です。

 41度C以下で10分未満で温まれるには、室温が高くなければできません。我が家は高気密住宅ではありません。その昔一番寒い時期に入浴する時、この家で老後を過ごせるかと悩んだものでした。

 その後浴室をリフォームしたり、窓に内窓をつけるリフォームをしました。そしてようやく老後なんとか我慢できるだろうというレベルにしましたが、高気密住宅のレベルにはなりません。

 暖かい住宅がどれほど健康にいいのかとあらためて思うのです。

 暖かい家はヤワになるなんて方におあいしたことがないわけではありません・・・・世の中には不思議な抵抗を示す方もおられます。

 でも大丈夫です。温暖化とはいえ外は十分すぎるほど寒いのですから、いくらでも体感できますもの。

 みなさん暖かくて住み心地のいい家の造り手に出会ってください!!

  依田 美恵子
  軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



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