witch's knitting room

編み物とか、編み物とか、編み物(^m^)

古い編み込み模様プロジェクトを振り返る

2017-03-31 22:44:21 | Stranded 編み込みもの
矢印カーデを編むにあたり、編み込みもの、久々の往復編みでの編み込み、今まではどうやって編んできたのか振り返ってみたくなりました。
前にも昔編んだ編み込みもの発掘してみよ、思った事はあるのですが、前は札幌に住んでたので、思いたった時には実家には帰れないし(^^;)
先日お彼岸参りがてら、発掘して撮ってきました。
つーても、撮影環境とか時間とか色々あるので写真には期待しないで下さいよ…
 
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初めて編んだ編み込み模様のセーターです。高校生の時に編みました。
高校は私服だったので、編んだセーターを楽しく着て通学していました。編む友達はそう見つけられませんでしたが、同じ部活(茶道部^^;)で一人居て、友達の編んだの見てなにそれかわいいーっておそろのセーターを編んだ事も。
前の前の前の記事に書きましたが、糸は柏サンキで買っていたので、多分この編み込みもそうです。で、グレーのところの糸は、前の前の記事にあげたベビーのベスト、白くるくるの縁取りガーターに使いました。
何か本を見て編んだのですが…母の本かなぁ〜自分の気に入った本は古いのも実家から引き揚げてきてあるので、けど覚えが無いのでそうツボな本じゃなかったのかと(^^;)
裏はどうなっているか、ここ興味がありますよね(^^;)

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おお!渡り糸は編みくるまれていません!!ですよね…
いちお、「地糸を下、配色糸を上」になるように、規則正しくは編んであるようです。
前記事に書いたように、裏編みの編み方は違っていたので、裏も左手に2本かけて編んでいたはず…
一目ゴム編みの作り目&ゴム編み止め、ちゃんとやってありますね(^.^)
 
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友達とおそろのセーターも編み込み模様ではあったのですが、チェッカーいうか市松模様でそう面白くは無いので発掘しませんでした。
↑これは…目コピで編んだものです(^^;)
今も大人気のブランド、トxモローラXド Xカフxー で販売されていた品物、欲しかったけど到底学生が買える価格では無かったので(定価22000円とか?)マネして編んだのです。いつ編んだのか記憶が定かでないのですが、あまり良い糸を使った覚えが無いので(けどウール100%しか買ってなかったと思う、姉の影響で化繊は敵視していた)高校生かもなぁと思うし。この商品は当時私が毎月楽しみに買っていたmc Sisterという雑誌にも確か掲載されて、雑誌の写真をガン観、けど実店舗でもガン観してコピったように思います。どこの実店舗か?そこが高校生の時か大学生の時かの分かれ目になると思うのですが、この辺微妙。トxモローラXドについては、中学生の頃から姉に横浜のチャーミングセールに連れて行ってもらって好きなブランドでした。実物は元町で見たのか??柏で見た覚えはありません…柏にお店が入ったのは大学生になってからだし…まぁ高校生の時も姉にくっついて時々渋谷や原宿にも行っていたので、それでかもしれません。
縄編み、フェアアイル模様、時々裏目も入って結構凝ったデザインです。

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これも裏返してみました。
びっくり。糸始末してないし(^^;)
しかもこの時から「糸切りたくない病」であったことが一目でわかりますね(^^;)かなり根が深い病ですよ。教室に通っていたらこういうことにはならないでしょうね…
雪柄のところ、真面目にインターシャの編み込みをしていますね。当時インターシャという言葉は知らなくて、縦に糸を渡す編み込み模様、という認識でした。
糸切りたくない病だから、ボビンに糸を巻いて分割する、とかはやらずに(ボビンも知らなかったであろう^^;)、何玉かぶら下げて(コレだと3玉?)、若しくは糸の外側と内側から取って(絡まるだろ…)編んでいたと思います。

うーん、いつ着てたのかが思い出せればいいのですが、全く思い出せない(^^;)けど大学生の時に着てなかった気がするので、高校生かも…ちょっとオーバーサイズな感じなんでしょうね。今回着てみませんし…もうちょっと細い糸で編めればよかったのだけど、ワゴンに乗ってる手頃なウール100%てことで種類は選べなかったのでは?と思います。

次は↓の本の表紙です。
フェア・アイルセーター (海の男たちのセーターを編む)
クリエーター情報なし
日本ヴォーグ社


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表紙なのだけど、これも目コピで編みました(^^;)
本は1988年発行で、定価1200円。高校生の小遣いで買えなかったのか?他のデザインがそうツボでなかったのか。けど柄が気になって本屋でガン観しては家に帰ってメモを取るを繰り返していました。

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ちょうど図書館にあったので、この機会に取り寄せてみたのですが(右2冊は手持ち)、表紙のはメンズのセーターで、同じ柄の色違いのレディースも掲載されています。けど、メンズの色柄、サイズ感がよかったのでしょうね?レディースは着丈短めのウエストリブが長めでした…想像できます??(^^;)
糸は、ホビーラホビーレのカシミヤフィールというのを使いました。この糸はpair of kouyouイカタコミトンを編む時にも使って、私にとっては割と記憶に新しいんです。ホビーラと言ってもホビーラ店舗で買った糸ではなく、むかし柏駅の西口(高島屋)にも東口(そごう)にも「サナダ」という店があって、そこでお安くなったのを買いました。たまたま緑と、それに合わせる黄色やオレンジ、ベージュがあったから、表紙の目コピっておいたの編もう!と思ったのかもしれないし、その辺は定かではありません…
結果、元々メンズのデザインだし、ゲージも真面目にやっていなかったいうことで大きく出来てしまい(本の身幅も55cm)、暫く父に着てもらっていました。編んだのは…大学生の後半か?社会人になってからは編み込みという面倒そうなものを編もうと思うような余裕は無かった気がします…編み続けてはいたんですがね。
父もそんなには着ていないので綺麗な状態で残っていて、カシミヤ混の糸いうことでリサイクル対象なってくるかもですが、今は緑がそうツボでないのでほどくほどの事も無いかな?いう感じです…さすがにそこそこは糸も切っているだろうから、細切れ大会ですよね…
 
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あれ?裏??多分編みくるんであったと思うのですが、撮ってこなかったようです(^^;)特におもろい事は無かったのかも…てことで、後身頃の模様ですね。
↑その買えなかった本なのですが、他にも色柄の組み合わせとか興味部深く見ているところです。日本のメーカーの糸を使っているのも面白いし、ゲージ22目ぐらいで本格的フェアアイルほど細かくないですよね。その時の色や柄の表現はどうか?と見るのに役立つ感じです。
で、基礎ページが全く無い(^^;)作り目から増減目も、編み込みの糸の渡し方とか編みくるみとかも全く無いです。上級者コレクター向けの本だったのでしょうね。

大切に着たいニット―イギリスの伝統模様 (小瀬千枝の手編み)
クリエーター情報なし
文化出版局

手元に残っていないのですが、同じく大学生の時に小瀬先生の本↑からフェアアイル柄のショールカラーのショートジャケットを編みました。バイト先の奥様にね。

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糸はクイーンアニーが指定ですが、私はそのクラフト1でお安くなっていた「エロイカダブルニッティング」てのを使いました。名前からしてブリティッシュエロイカの前の品物っぽいですよね(^^)ラベルがそのうちまたどこかから出てくるかな…
編みくるみの事は残念ながら載ってなさそうで、けど5目飛ぶ模様はあるけど6目飛んでるのはこの本に無いのかもしれません。
見直すとやはり好みのデザインが多く、これ買っちゃうと↑そっちのフェアアイルはそう編みたいのがない、いうところだったのでしょう。

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ちなみに、モデルには大沢たかおが居ます(^^)
前のマークネタと同じ頃の本(1989)ですが、私は 田辺君>マーク>阿部ちゃん>大沢君 の優先順位でした。人気が出てくると冷める人なので(福山とかも^^;)今となってはどなたさまにもあまり興味はございません…見直して見つけてウケちゃった…確か田辺君の載ってる本も持ってる(^^;)当時は大好きだった(^^;)けどコレクターではないので集めてはいませんよ…
このアラン系↑もサイズ感はいまどきじゃないけど、柄の組み合わせとかが良くて、見返すと編んでみたいなと思わせる作品です…当時は小瀬先生が一番好きなデザイナーでしたね。

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本の間からパピーオリジナルげな編み図が出てきました。指定糸ブリティッシュエロイカ、どんなのなんだかちょっと編んでみたくなりますよね(^^;)クラフト1で頂いたのだろうけど、覚えは無い(^^;)

いつから渡り糸を編みくるんでいたのか…先日のテーラードを裏返したら、興味深い状態になっていました。
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ちょっとわかりづらいかもしれませんが、水色の糸が飛んでいるところに白の斜め線がありますね。くるんではいないのだけど、これで押さえているようです。つまり、地糸と配色糸を一回クロスしていますね。なんでこうなってるのか不明(^^;)

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↑上の写真中央のフェアアイルの本ですが、地糸と配色糸が並行になっていません…1989年発行になっているので、隣の小瀬先生の赤い本と同じなんですけど…こっちも小瀬先生の本なのに…
ヴォーグと文化で発行元は違いますけどね…むむむ。
はじめて編むふたりのフェアアイル (手あみ入門)
小瀬 千枝
日本ヴォーグ社


他にも持ってるフェアアイル本をぱらぱらとめくり返していますが、
黒ゆきこのフェアアイル・テキスト
黒 ゆきこ
日本ヴォーグ社
「地糸が上、配色糸が下」については、なんと!黒先生のフェアアイル本↑にはそのように記載がありました!!持ってるだけで編んでないから細かい内容見てないよ私(^^;)糸の結び方についても「動く結び方」みたいな事が書いてあって、ほっほう、この本でマスターすればマスターになれるのか??思ってしまいました(^^;)活用しないとですね(^^;)

復刻版 フェアアイル・ニッティング―シェットランドに出会って
佐藤 ちひろ
日本ヴォーグ社
佐藤ちひろ先生の本では、フェアアイルの編み方(スティーク作るとか手順)はあるのに、糸の渡し方の記載が無いです(^^;)糸の持ち方は書いてありましたが(右手に持つ→アメリカ式て事ですよね?)見落としたかな??糸の持ち方の記述からは、地糸が下のように思えますが、図が無い(^^;)地糸はしっかりで配色糸はゆるめと書いてあります。そうなの??今も??
追記;ちひろファン(かどうか不確定^^;)なt様が「地糸が上、配色糸が下」を初期からはやっておられなかったので、多分この本では地糸下いうことでしょうね??キットとかでも編まれていたと思うし。

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編みものワードローブ [ 三國万里子 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2017/3/31時点)

三國先生の本も、地糸が下、配色糸が上、で書いてありました(「編みものワードローブ p.34」)他の全部の本は見直してないですけどね…

話を戻すと、実家で写真を撮ってきたものあたりは、ゲージを真面目に編んでいないと思います。緑のヤツでは編んだかも?ですが、スチームあてたりとかしてなかったし。そもそもゲージをメモしたかどうか怪しいし。
リンクの本たちを見直してみると、ゲージは「正方形に近い=目数と段数の差が少ない」ものが多かったです。編み込みものを真剣に編んでいなかったので、嶋様本↓を見て「なにこの目数段数が同じヤツ、私には絶対無理」と思っていましたが、他の本もそういう傾向でしたね(^^;)
嶋田俊之のセーターブック ニット・コンチェルト―伝統を奏でるニット24作品
嶋田 俊之
日本ヴォーグ社


ただ、風工房先生の本の一部の作品ではちょっと違っていました。編み込みが部分使いになっている丸ヨークの作品なんかでは、編み込み部分の針サイズを1つ上げて、メリヤスと編み込みの目数ゲージが同じになるようにデザインされているようです。段数ゲージは、メリヤスの方が多い感じですね。↓↓新しい本と前の本と見比べてみたのですが、同じ傾向ありでした。
風工房のフェアアイルニット
風工房 服田洋子
日本ヴォーグ社

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こういう辺り、デザイナーさんのノウハウなのかな?と思います。改めて本の通りのサイズに編むにはゲージを合わせる事が大切だな、と思いますね…

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アイスランドロピセーター価格:1944円(税込、送料無料) (2017/3/31時点)

丸ヨークの編み込みといっても、↑ロピーセーターでは、メリヤス編み、編み込み模様とも同じゲージで編まれています。この本は色々なデザイナーさんがロピーを編んでいるわけですが、デザイナーごとにゲージが変わると読者混乱?てのもあって、統一しているのか??

↑本家ロピーの翻訳本の方でも、メリヤスと編み込みは同じゲージでデザインされているようです。こういう糸はこのゲージで編む、いう伝統もあるのかもしれませんね。で、日本の本もそのスタイルに合わせているとか。

また他の本も見て気付いた事があったらこういうのやってみようと思います。
発掘したやつらはそのまま実家の引き出しやら衣装ケースに戻したのですが、うーん、最初のは汚れが目立ったので処分だろうな〜写真も撮ったからいいだろ…トゥの目コピはおもろ過ぎて処分出来ないかも(^^;)サンプラーとして時々思い出したいような。緑のは父の思い出ちょっとと、カシミヤ混が決断を阻みます。
編み込みもの以外でも実家に埋まっているものもあるので、機会があればまた(^^;)
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4 Comments

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こんにちは (おとやん)
2017-04-01 16:54:15
naganasuさんの記事、どれもおもしろくて勉強になりますが、今回のはまた特におもしろかったです!
高校生の頃から編み込み、それも目コピでって、驚きです。最初のモノトーンのは80年代っぽくて・・・こういうの着たかったな。
「大切に着たいニット」の説明のくだりでのモデルさんの優先順位のところには大笑いしてしまいました!表紙の女の子はボーイッシュな髪型が素敵なモデルさんで懐かしいです。
フェアアイルのところでは、naganasuさん、評論家になれそう・・と思いました!
返信する
おとさま♪ (naganasu)
2017-04-01 23:12:15
ウケて頂いてありがとうございます〜〜本当に着る物にしか興味が無くて(^^;)普通は帽子とかあむのでしょうけど、小物に行けなかったんですよね。ま、可愛い小物の本って昔あんまりなかったし…
そうそう、表紙のモデルさんはどの雑誌か思い出せなかったのですが、おとさまの指摘で思い出しました!so-enのトップモデルでしたよね(^m^)私も好きでした。so-enも企画が変わるまで(製図載らなくなるまで)は買っていたし、いつか作ろうと楽しみにしていたのですが、縫い物は全く進歩がありませぬ(^^;)おとさまもso-en行かれてました??
男性モデルは画伯にglobeにテルマエにと大活躍ですよね(^^)
編み込みは時間がかかって在庫が減らないと敬遠しがちですが、インスタでishi様の見ちゃうと(^^;)少しずつ追っかけていきたいです…
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お返事ありがとうございます。 (おとやん)
2017-04-02 00:56:54
so-en行ってました〜。
最初、so-enとドレメを行ったり来たりしていましたが、そのうちso-enに浸かりました。でも、あんなにたくさんの製図、冬には編み図が載っていたにもかかわらず、ほぼ妄想本で、見て楽しむだけでした。手作りの世界・・というのに憧れていたのかな〜。私が読んでいたのは鷲尾いさ子ちゃんが専属モデルの頃でしたよ。
次回の記事も楽しみにしてます!
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いさ子ちゃん♪ (naganasu)
2017-04-02 09:56:45
いさ子ちゃん知ってますよ〜〜そちらのがトップですね(^m^)人気がありすぎて途中から少なくなった気がしますが忘れてるだけかも??姉もいさ子ちゃんが好きでした。
編み図のヤツ、私手元に置いていますよ。イギリスの薔薇のヤツ、昔っぽく重厚長大な(^m^)当時ちょっと大人っぽいなと思ってたのも編んでみたくて…
おとさまのミシンもの凄くツボだったから、私も楽しみです。過去ネタとかでもお写真待っています(^m^)
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