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「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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首都圏でもプルトニウム・ストロンチウムの大気収集検査を主張するECRRクリス・バズビー博士

2011-07-24 12:00:00 | 福島第一原発と放射能

アナログテレビが終わりましたね。

ECRR クリス・バズビー博士来日講演です。Facebookの「福島第一原発を考えます」のグループに投稿され、翻訳家の竹野内真理さんの訳とまとめた内容です。基本認識として、参考になるためまとめてお読み下さい。

(2011年7月22日  竹野内 真理訳・要旨作成 竹野内さんが翻訳した「人間と環境への低レベル放射能の脅威」は低線量被曝のペトカウ効果について必読の文献です。 http://www.akebi.co.jp/

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私は日本は、特別な使命を背負っていると思う。日本は、広島と長崎で原爆を経験し、多くのヒバクシャが出た。そして今福島原発事故が起き、さらなる核による被害が拡大しようとしている。私には、日本こそが世界を変える力があるのではないかと考えてやまない。私が今日、ここで講演するのもそのような理由からである。

 

欧州放射線リスク委員会(ECRR) はICRPとは異なる、放射線リスクに対する新たなモデルを構築した。というのも、ICRPのモデルは内部放射線に対する考慮が欠落しているからである。ご存知のように放射線というものは、がん、白血病、先天性異常のように、突然変異を引き起こすものである。

 

そしてこの放射線というものは、吸収線量(ラド、グレイ)という、エネルギーの単位で表すことができるが、この単位では、放射線の生体内における密度を示すことができない。というのも、体全体に当たる放射線量、つまり平均化した値しか考慮せず、局所的な影響を考慮に入れていないからである。これはあたかも、暖炉の前で暖まることと、その暖炉の中にある炭火を口の中に入れるのとでは、体に対する影響がまったく異なることと同じ原理である。

 

広島長崎のヒバクシャの線量は、吸収線量だけが考慮された。つまり、核爆発によるたった一回放射されたガンマ線による放射線、すなわち、体全体で平均化されたエネルギー密度のみが考慮されたことになる。

 

これは、体内被曝の観点からすると、有効な考え方ではない。大事なのはDNAに対してどのような密度で放射線が作用したかという点であり、この密度は体のどの部位に放射性物質が入ったかによっても異なる。ここが一番大事な点だ。平均化してしまっては、生体への真の影響は測れない。 

 

ECRRは、外部被曝のみでなく、内部被爆の影響にも対処するため、独自のモデルを構築した。このモデルは次のサイトにおいて無料で参照することができる。英語http://www.euradcom.org/2011/ecrr2010.pdf 日本語訳http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_dl.htm

 

モデルを構築するために、我々は実際に放射線に被曝した人々を対象に調査を始めた。ホットパーティクルがどこにあるかという問題だけでなく、ストロンチウムやプルトニウムといった物質は、ひとたびDNAに結合してしまうと、放射能の崩壊途中で多大な影響を生体組織にもたらす。

 

実は、核による被曝の問題は、欧米でも既に50年代、60年代から、米、ソ、英、仏による核実験により発生していた。

 

英国には大変優れたガン登録制度がある。しかもウェールズは降雨が多く、そのためより多くのストロンチウム90に被曝することとなった。そして降雨の後、ウェールズにおけるガンの発生率は30%も増加したのである。しかも、この時の線量はわずか、1ミリシーベルトであった。これは環境放射線よりも低い値である。

 

この実地調査を考慮すると、 ICRPによるモデルは、350倍も過小評価ということになる。

 

ECRR は2003年に報告書を出した。あくる年の 2004年、スウェーデンのトンデル博士が新たなモデルを発表した。チェルノブイリにより、スウェーデン北部の町で1キロ平方メートルあたりのセシウムのベクレル数が百キロベクレルの場所で、11%のガンの増加があったというのである。

 

この数値を見ると、ICRPは600倍もの過小評価を行っていたことがわかる。この数値とほぼ同等のものが、前年に出されたECRRの2003年報告によっても言明されていたのである。   

 

欧州では小児白血病も観察されている。そのデータからも、ICRPはリスクを500-2000倍も過小評価しているのがわかる。   

 

内部被曝に関しては、我々は個々の放射線核種に対する「荷重係数」を設けている。(訳者注:ICRPはアルファ線と中性子線では20、ベータ線とガンマ線は1という荷重係数は設けているが、核種ごとには設けていない)ECRRのモデルを適用すると、だいたい正しい答えが導かれるのである。

 

ICRPとECRRのモデルの主要な違いは、ECRRは体内に入った核種による線量およびDNAに対する線量をずっと高く設定していることである。テクニカルなことに関しては、ECRR報告書のほうを見ていただきたい。   

 

チェルノブイリ事故後の最新の疫学調査のいくつかは、ECRRモデルが正しいことを示している。

 

しかしICRPの最新のモデルを示した報告書には、チェルノブイリに関しての言及がない。ICRPの報告書には、自らのモデルが間違っていることを示すことは何も書かれていない。

 

Jack Valentin博士はICRPの科学部編集局長(Scientific Secretary)を20年務めた人物である。私は博士に博士が辞職した直後の2009年4月に会った。この会見は、ビデオテープに記録され、以下のサイトで閲覧できる。 http://vimeo.com/15398081

 

博士はICRPモデルを原発事故に使用することはもはやできないと告白した。理由は、内部被曝による被曝は900倍も過小評価されている可能性があるためと語った。博士はまた、体制側にある放射線防護機関は、チェルノブイリのリスクモデルを見ていおらず、誤った評価をしていると言明している。

 

ここで考えて欲しい。ICRPモデルが間違っているという証拠は多数存在する。ICRPモデルが間違っていることは、理論的にも疫学的にも示すことができる。

 

そして、今やICRPの元科学部編集局長自身が、間違っていることを認めているのである。

 

しかし、日本政府はICRPモデルを使用していればよいと思っている。

 

ECRRの特徴は、ロシアの科学者を含む、高い地位にある各国の科学者の皆さんが参加していることである。彼らはすでに数百もの科学論文を発表している。日本からは沢田昭二先生がおられる。

 

こちらのグラフは、核実験により世界中に降ったストロンチウム90とガンの相関図である。ストロンチウム90の蓄積線量は2mSVであったことをかんがみると、ICRPのガン発生モデルは350倍過小評価であったことがわかる。 

 

こちらのグラフは、チェルノブイリ事故のとき母親の胎内にいたスコットランドとウェールズの乳児(0-1歳)における小児ガンの発生数である。通常は3から6であるのに、チェルノブイリのあった年だけは14に突然増加している。ちなみにこの時の線量は0.8mSVであった。このデータでもICRPモデルが400倍過小評価していることがわかるのである。

 

ECRRではアイルランド政府に委託されて研究を行っている。というのも英国の再処理工場からのプルトニウム、ストロンチウム、セシウムなどの放射性放出物のため、アイルランド海は世界一放射能に汚染された海だからだ。この地図にある赤丸はガンの発生を示す。汚染のある海底汚泥のある場所の近くでより多くのガンが発生しているのがわかる。汚染のある海岸から1km圏内で、ガンの発生が急速に高まったのである。

 

英国の東海岸の原発のある海岸近くでも、ガンの高い発生率が見受けられている。 

 

また、核実験が英国とウェールズにおける乳児死亡率を増加させたという研究は、British Medical Journal誌にも発表された。(訳注:R.K.Whyteによる研究で50-80年の間に32万人もの乳児の過剰死亡があったという。-『人間と環境への低レベル放射能の脅威』から引用)   

 

ECRRは世界中のデータを集めて、リスク係数をはじき出しているが、特にチェルノブイリの後、多くの研究を行った。チェルノブイリからは事故後北東の風が吹いたため、バルト海は50000Bq/m2という、非常に高濃度に汚染された。

 

ただし、旧ソ連では多くの隠蔽があった。 

しかしスウェーデンやフィンランドでのデータは正確であったので、我々は内部被曝の研究を行うことができたのだ。 

 

先ほどのトンデル博士はスウェーデン北東部の小さな町で、1988-2004年におけるセシウム137とガン発生率との相関関係の研究をし、ICRPが600倍もの過小評価をしていたことを見出していたのである。

 

そしてこれはECRR2003年報告で予測されていたことであった。我々は自分たちの研究に確証を得たのである。

 

ちなみにその後トンデル博士は、ヨーロッパ中の放射線防護リスク当局に非難され、上司からは解雇されてしまった。そしてスウェーデンでは、保健当局の医学局に、元ICRP議長のLars-Erik Holmが就任してしまった。   

 

しかし覚えていて欲しい。ICRPによる500から1000倍もの過小評価が 既に見出されているのである。

 

さて、福島の話をしよう。

政府が単に毎時何ミリシーベルトという外部放射線だけを測定し、それを健康へのリスク評価としているのは危険なことである。

 

私は長年、放射能測定にカーフィルターを使用している。車は人と同じく、空気を取り入れる。我々は人の肺を開いて除くことはできないが、車ならできる。

 

福島から100kmの地点で測定したところ、0.1 マイクロSv /毎時だった。ガイガーカウンターだけであればこの値は安全な値だ。しかし我々は、ガンマ線に何が含まれているかを測定する巣ペクト路メーターを持っていて、セシウム134と137のピークを見ることができた。また、この車の走行距離から、空気中のベクレル数は2700ミリBq/m3(立方メートル)であることがわかった。世界中の核実験でピークの値は 1963年に観測された、2.5 ミリBq/m3であったから、この値は1000倍も高いことになる。

先ほど言ったことを思い出して欲しい。60年代、ウェールズでは 30%ものガンの死亡率が増加したのである。

 

東京圏、千葉におけるセシウム137の値は、核実験のピークのときよりも300倍高い値であった。 

 

注目すべきは、放射線の濃厚な地域は、点在しており、原発からの距離に依拠しない点である。これはまったく同じことがチェルノブイリでも起こっている。   

 

我々は機器を使用し、以下の核種を見出している。   

 

 セシウム134,137, ヨウ素131,ラジウム226, カリウム40、ロディウム102、銀110、テルル129、ニオビウム95、鉛210と214、トリウム234、ビスマス214、ウラン235  

 

アルファ線の飛跡を示す特殊なプラスチック材も使用された。飛距離は0.8mmでそれぞれが 500mSvに相当する。プラスチックの部分によっては、たくさんの秘跡がみられる場所もある。カリフォルニアにある大学で、同じようなものをチェルノブイリの後に見出している。

 

もしも上記のものが外部被曝であったら、毎時たったの0.2マイクログレイ である。

 

人の呼吸量は一日当たり、24立方メートルである。   

ICRPによる線量でさえ、セシウムのみで 0.3-0.5mSV に達する。大気中にはプルトニウムもストロンチウムもあったので、これらをすべて足すと20-30 mSVに達する。 

 

我々はECRRのモデルを福島に置き換えてみた。立方メートルあたりのセシウムの濃度と11% 1立方キロメートル当たり100キロベクレルで11%のガンの増加というトンデル博士の数値を主に考慮した。

 

すると、結果は以下のようになった。

ICRP によれば、今後50年間で100km圏内で2838人のガンの過剰発生がある。

トンデル博士は100km圏内で10年以内に 10万3329人のガンの発生となる

ECRR  では、100km圏内で50年で19万1936人のガンの発生となる。

ガンだけでなく、風邪やインフルエンザ、発疹、下痢や9倍に増えた先天性異常が核実験場で働いていた兵士に見られている。(2007年) 

 

人々は毎時1マイクロシーベルトの場所から避難しなければならない。 

水や食料は他の地域から購入するべきである。

この地域にとどまっている人々には、財政的な補償がなされねばならない。

 

最も重要なのは、今後訪れるであろう裁判の時のために、第三者機関により、サンプルを収集するべきである。 サンプルがあれば、政府や核産業を告訴することができる。 福島から400km圏内を20km毎にサンプル収集する必要がある。それも2週間ごとに、フィルターを通してウラン、プルトニウム、セシウム、ストロンチウムなどを見るべきだ。

 

同時に福島からの放出物を抑えねばならない。

 

事故を過小評価する科学者なども告訴すべきである。

政府は当てにならないので、自分の身は自分で守らねばならない。

科学というものは真実のためのものであり、核産業のためにお金をもうけるためのものではない。市民こそが自らの手に科学を取り戻し、身の安全を確保すべきである。

 

このことを言うために私は来日したのである。 

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 火曜日横浜で講演会をおこないます

 

地元のお母さんたちの強いご要望に答えます。

僕自身左足を骨折中なので見苦しい姿で伺いますのでご了解下さい。

骨折のため首都圏の開催は一ヶ月ぶりになります。

日時: 7月26日 (火) 12:30 開場 / 13:00~講演開始
今回は主催者のご尽力で無料です。         

開催場所: 瀬谷公会堂
住所: 神奈川県横浜市瀬谷区二つ橋町190
交通アクセス:
   
http://www.seyakokaido.hall-info.jp/access/index.html

定員:492名 ※申し込み不要です。
開場時間に直接お越しください。

コメントでお問い合わせがありましたが、できるかぎり時間をかけて応対いたしますので、遅れてもおいで下さい。

 

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ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に退避すべきだと僕は思います。優先順位は「避難する」ことです。僕はそれしか言う事ありません。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く退避することをすすめます。 

 

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加工食品の原材料がどこのもので、さらにいつごろのものなのかで、内部被曝する可能性の有無を確認できる可能性があります。http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/b8c8f85c5ce80be6f2fafabcf0c8f66eこの記事のコメント欄で、それに特化した形でコメントをしてください。ネットからの二次情報でなく、ご自身が直接調べた情報をコメントしてください。この際、注意していただきたいのは、個別企業の批判的なコメントは一切書かずに、客観的に事実情報をまとめる形で作りたいです。下記のスタイルで書き込みを。

①企業名

②商品名

③製造場所(この記号はどこの工場までわかれば)

④主要な原材料

⑤原材料の産地

⑥賞味期限などから製造年月日がいつで、原材料の調達がいつか。

⑦放射能対応の有無、具体的な対応

 ====================================================================

様々な問い合わせはまず、メールでお願いします。具体的なご相談は、コメント欄でなく、直接メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

なお、連絡事項ですが、膝を骨折し、ギブスのため、三週間は身動きがとれません。このため、七月下旬まで、できることがかなり限定していますので、ご了解下さい。なお、完治までは三ヶ月ですし、特にリハビリで八月中も身動きはかなりしづらいです。講演会、ミーティングなどは、交通手段について打ち合わせが必要になります。よろしくお願いします。


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27 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (sarabande)
2011-07-24 13:02:51
沢田昭二『放射線による内部被曝』-福島原発事故に関連して-

http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_20.html


ECRRに所属する日本人科学者の沢田昭二先生の論文が掲載されていた。広島原爆の被爆者で、名古屋大学名誉教授ということである。肥田舜太郎先生と同じく、体験された方でないとできない、真摯な姿勢がある。このサイトには、他にも科学論文等をまとめて載せているので、主張するための論拠が整理できそうである。
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かきおこし (pengmei)
2011-07-24 13:25:41
クリス・バズビー博士来日講演をのせていただきありがとうございます。映像をみていました。もう一度読めてよかったです。
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Unknown (まぐのりあ)
2011-07-24 14:59:35
大阪の水道水からセシウムが検出されました。
やっぱり…という感じです。
大阪の水道水は淀川から取水しており、淀川の水源は琵琶湖です。
琵琶湖の水に放射性物質が含まれていることは、降雨や台風の影響を琵琶湖の傍で毎日見ていれば容易に想像できますが、1つ疑問に思うのは、このセシウムは果たして福島由来のものなのか?ということです。周知のように琵琶湖を擁する滋賀県と原発銀座福井県は隣接しており、福井県の原発では事故が絶えません。今回大阪で検出されたセシウムが福井県から出たものでないとは云いきれないと思います。
もし大阪のセシウムが福井県から来たものだとすれば、私達は311以前から長期にわたって放射性物質にさらされてきた可能性もあります。

それにしても歯がゆいのは、どのメディアもヨウ素とセシウムしか取り上げないことです。木下さんやこのブログの賢明な読者諸氏は既に気づいておられるでしょう。私達が欲しいのは、より厄介なストロンチウムやプルトニウム、その他の未知の核種(重粒子を含む)についての情報です。今回のバズビー氏の提言が生かされる方向に進むことを願います。
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Unknown (愛知県 主婦)
2011-07-24 15:13:36
毎日、家族の健康を守る為に何ができるかを考えています。
テレビの報道を見るたびに、怒りを感じ、絶望的な気持ちになりながらも、絶対に家族を、子供達を守るんだと強く思っています。
市役所に電話をし、市会議員、県会議員に働きかけても、安全、安心と、何もかわりません。
でも、今、動かなければ、何もかわらない。

原発や放射性物質を忘れて生活できたら、どんなに幸せ
か。でも、それはできない。

最悪の事態を想定し、最善をつくす。
子供達、自分が普段出さない鼻血をだしました。
それが、放射性物質と関係ないことを祈りながら、できることをやっていきます。



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Unknown (kon_beef)
2011-07-24 17:08:52
ECRRにすっかりダマされる見本みたいな例ですね。ICRPが臓器別の被曝量Sv値の評価のために放射性物質の経口摂取や吸入摂取から何パーセントがどういう割合でどの臓器をとどまり排出されるかなど学者間でコンセンサスを得られる範囲で調べられる限り調べて臓器別の内部被曝係数を保守的に決めて提唱してるのに対して、ECRRはホットパーティクルだ低線量のほうが応答が高いだ一見もっともらしい理屈つけて並べてはいるもののデータを一切出さないか学者間で信頼性に欠くと指摘されてる2、3の論文を使い回しアジるばかり。スウェーデンでのトンデル氏の疫学調査から最も都合のいい11%増加という数字だけ引っ張ってきてますが、そもそも交絡因子の補正が難しくてトンデル氏本人がこれが放射性物質が由来かとても断言はできないけど参考に、っていうデータですよ。それがバズビー氏にかかると今回の事故でウン十万人の死亡者(これも前提条件がサッパリわからない)という"警告"に都合よく変わってしまうわけですからこの人が活動家でなくて一体なんなのでしょう?実際にECRRという自称科学者集団は欧州で政治的に反原発で票を稼ぐ政党に支援されてるそうです。極端な事を言う動機付けとしては十分だと思います。どれだけ極端で科学的ではない言説なのか、一旦引いて見てみる慎重さが必要だと思います。
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プルトニウム排出剤の販売 (志舫)
2011-07-24 17:52:28
日本メジフィジックス(住友化学とジェネラル・エレクトリック社の合弁会社)が、プルトニウムなどを体外に排出する薬を輸入販売するそうです。昨年、この会社はセシウムの除去薬の販売認可も得ているとのことです。(本日の日経新聞7面より)

個人購入不可です。全身の被曝量をはかり、緊急被曝と認定された場合のみ処方されます。尿として排出されたプルトニウムは厳重に保管されるとのことです。

気になるのは、セシウム除去薬の販売認可が「昨年」だったというところ。その頃は、原発安全神話が幅をきかせていたのでは?それとも、原発作業での危険をかんがみての認可でしょうか?

その薬は、ドイツで開発された二種類です。ジェネラル・エレクトリック社ってたしか、福一原発製造元の原発メーカーだったはず…。
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何のために生きるのか (Porter)
2011-07-24 19:20:15
今回の原発事故で私自身は開きなおりつつあります。
一時は海外退避も考えたものの、失うものが余りにも多過ぎます。

ただ、私の場合はネットのみならず、多くの書籍、そして遺伝子や原子力に詳しい知人から様々な情報を得た上での判断です。

しかるに親戚や会社の同僚達の多くは、テレビ=本当の事を言っていると考えています。

木下さんの様な方に対する評価は、2chでデマを煽っている程度だと考えている人が、この期に及んでも多いというのが現実です。

一部のテレビや大衆向け週刊誌を除けば、原発事故に関して楽観的な記事を流していることが、そうした間違った認識をさせている原因です。

人によって価値観は異なりますので、ガンになるリスクをとっても東北や関東に留まるという選択肢もあるでしょうし、何よりも命が大事だ、特に赤ん坊、子供のためになら全てをなくしても良いという選択肢もあるでしょう。

しかし、その判断が大本営発表の情報にのみ立脚しているということはあってはなりません。

木下さんのブログに心ない礼儀知らずのコメントをする方もいらっしゃいますが、そうしたコメントに惑わされることなく、堂々とご発言されれば良いと思いますし、私個人としては、明らかに原発関係者のプロパガンダと思われるコメントでなければ承認されるべきだと思いますが、如何でしょうか。

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お父さん家族で関西旅行はどうですか? (平凡・下流サラリーマン(ナガイ))
2011-07-24 20:02:57
(2回目の書き込みです。1回目は「柏市の道路脇土壌で、チェルノブイリ第1区分...」で「平凡・下流サラリーマン(ナガイ)」と書き込みしました。妻、子供2名を出張に引き連れているものです。)


どなたかの判断材料になればと思い、自分の考えを書きます。


今は、子供達は夏休み。

お父さん!せっかくだから。今年の夏は、土日まはた、1週間ほどの休暇をとって、家族と「青春18キップ」、「長距離バス」、「自家用車」とかで、関西にでも家族旅行はどうでしょうか!

こんな時でもないと、なかなか家族旅行も思いきっていけないですしね?家族の良い思いでにもなりますし…。子供は夏休みの宿題で、「絵日記」なども書かないといけないので…。

旅行ついでに、京都、大阪、神戸、奈良などのアパート物件、賃貸料なども(来た)ついでに見ておくと、何かの時に役立つかもしれませんね。さがすと、結構安いところも沢山ありますし…。

そして、何かあったら、いやな予感がしたら、自分のカンを信じて、お父さん、ご家族(奥さん、子供達)を西日本か北海道に逃がしてあげてください。

家族とは、遠くにいても、電話やスカイプで週末とか話しもできるじゃないですか。

東京、関東圏、東北は何事も無く、平穏無事な感じですよね。放射能は見えないし、匂いもしないから…。

自分の個人的な考えですが、日本及び世界は、今年は、どうも厄年なのかなって思っています(自分自身も42歳で厄年ですが…)。

そんなこともあり、今年の12月末まで、又は来年の3月末までは、家族の安全第一と考えています。

(自分の勝手な空想ですが、今は小康状態ではないかと思っています(つまり、重病人が死ぬ前に、少し元気になって親類・家族とお別れする時と似ているのではと思っています)。つまり経済も、地震も、津波も、原発も。)

「次は関東大震災ではないか」とテレビでも「備えよう」等とニュースなどでもやっていると思います。

「備えあれば憂いなし。」とも言います。

一度、関西の観光地とか、アパート物件とか、住環境(近所のスーパー)とかを家族みんなで見ておけば、何かあった時の判断材料になると思います。

善(よいこと)は急げです。夏休みの思い出に、おにぎり持って、カメラ持って、家族みなで楽しく出かけてみましょう。きっと奥さん、子供さんもみなよろこびますよ。

お父さん!大丈夫ですよ。なんとかなります。
(男ならいさぎよく!)
返信する
Porter氏へ (とるるん)
2011-07-24 20:58:15
「木下さんの様な方に対する評価は、2chでデマを煽っている程度だと考えている人」と、書かれていますが、普通、そんなふうに考えるほど危なくないという人は、身の回りで情報収集はしていませんよ。そんなこと何も知りませんよ。なにか、木下氏=デマという概念を刷り込みたい感じがしますよ。原発プロパガンダ以外は承認をというのを書くのも、本音が透けてみえますよ。ご自身は他も情報収集したが、失うものがおおきいから開き直ったと言っていますが、開き直るほど、結局、危険が有るということでしょう。話が繋がっていないですね。
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セシウム除去剤について (志舫)
2011-07-24 22:29:27
数時間前にさせていただいた拙文コメントについて補足ありました。セシウム除去剤がなぜ販売認可が「昨年」だったか、をあるブログによって謎解きが得られました。おそらく正解と思います。
「放射性セシウムの体外排泄を促進する、現時点では唯一の放射性セシウム体外除去剤、「ラディオガルダーゼ」日本での発売は昨年の12月です。
この薬は一種の吸着剤で、大量の被爆を受けた際に、身体に吸収され、腸肝循環に入って体内を循環しているセシウムを、身体の外に排泄し易くする効果を持つ薬剤です。
その歴史は古く、1960年代にはその使用が始まり、ドイツでは35年以上前から販売されています。
米ソの核戦争が身近な危機であった時代に、ヨーロッパで開発された薬です。

1999年の日本の臨界事故を契機に、議論が積み重ねられ、その結果としてようやく2010年10月に製造販売承認が取得され、2010年12月に発売となったのです。(以下略)」
rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-04-05 より引用などさせていただきました。
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