ウクライナやベラルーシで患者を見ている人からよく聞く話ですが、「俺も被曝したから、あんたも被曝しろ」という文言を良く吐くそうです。その言葉に何か深い意味があったり、論理的な構造があったりもしないそうです。なんとなく、自分が被曝したのだから、他の人間にも被曝させたいという構図です。こうした、心理構造に被曝した人々はおちいりやすいようです。放射性物質が脳に影響を与えているためなのか、被曝という目に見えないけれども、気持ちの悪い体験をして、今後に不安を抱えている場合、そうした経験を他の人に共有させることで、自分の心理安定をもくろんでいるのでしょうか、よくわかりません。ただし省庁の担当者達は数百Bq/kgレベルを安全と判断している言説を平気で言うことなど、放射性物質の本質的な危険を、認識しないようにあえてする心理抑制が働いている感じがしています。そうした中で進められる広域のガレキ拡散は、論理的な必要性はほとんどありません。大半のガレキは処理可能で、20パーセント程度のガレキを全国各地で広域処理させることに拘っていて(現実の必要性はおそらくないです)、拘れば拘るほど、放射性物質が間違いなく拡散するという基本的な現実さえも認めることができない泥沼に、この国の政治家、官僚、マスコミは陥っています。
もちろん、事は産業廃棄物の世界の出来事ですから、「利権」というえさが必ずぶら下がってきます。心理的におかしな構造にある中で、利権という動機のある人々はかまわずに動き始めます。
マスコミの動機はもっとはっきりいえます。「偽善」です。まず放射性物質の危険を認めると、やはりこれまでの自分達の報道とつじつまが合わなくなるため、放射性物質の危険を言いたくないという構図にあります。もちろん、東京の大新聞やキイ局の人間達は、「他人事」で報じていた内容が、実は自分達自身にも被害が被る構図を踏まえています。放射性物質の危険を考えない場合、「ガレキで東北の人が困っている」→「東北の人を救うためにガレキを全国処理」という主張をすることで、一見善人面を装うことができます。元々、放射性物質の危険を隠蔽している感覚の中で、この主張によりそうことは、さも自分が正しいことをしているような錯覚にはまります。この錯覚は、マスコミ人にとって心地よいものです。良いことをした気になって、満足しているのです。「偽善」です。これが広域拡散によって、放射性物質の被害が全国に拡大する場合のきっかけをマスコミが作ることとなります。偽善が死を招きます。
日本は戦前もこんな風だったんだろうなと僕は思っています。軍部のせいにしていましたが、実際はそれのみならず、政治も行政も、さらにマスコミが悪乗りして共謀共同正犯的な構図、しかも「偽善者」としての振る舞いを続けることで、祖国を滅亡の間際まで追い込みました。
今回の状況も同じです。愚かな田舎の自治体が、金と評判に目がくらんで、だまされていきます。結果は悲惨です。
このままだと日本は本質的に「終了」します。
貴女は「偽善者」になりますか?日本を終了させる側に組しますか?
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四国にはガレキを止めるために話をしにいきます。ほとんどの目的は、それです。
木下黄太講演会 in 四国(3/28愛媛・3/30香川・3/31高知・4/1徳島)
<愛媛>
日 時:2012年3月28日(水) 18:30~20:30
定 員:140名
場 所:コムズ松山 5F大会議室 http://www.coms.or.jp/access/index.htm
参加費:前売り予約 800円、当日1,000円 (高校生以下無料)
託 児:有、予約制、定員有 一人200円
主 催:木下黄太講演会実行委員会
共 催:子どもたちの未来を放射能から守る愛媛の会・ごみを考えるネットワークえひめ
原発さよなら四国ネットワーク・シングルマザー交流会
申込&問い合わせ 090-3788-4467/okierakanon@ybb.ne.jp(野中)
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<香川>
日 時:3月30日(金)18:30~20:30
場 所:アイパル香川3F大会議室 http://www.i-pal.or.jp/what/
定 員:130名
参加費:800円 高校生以下無料 メール予約 ttsanuki2012@gmail.com
託児予約:1人200円、2人以上で300円 申込締切3月27日
問い合わせ・予約 090-6884-6894(松下) 託児申込 080-5544-2369(井上)
主催:トランジションタウンさぬき
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<高知>
日 時:3月31日(土) 14:00~16:00(講演の前後に「チェルノブイリハート」上映)
場 所:高知大学朝倉キャンパス 共通教育2号館222教室
http://www.kochi-u.ac.jp/JA/m/c-asakura.html
定 員:290名
参加費:前売り1000円(当日1300円)学生500円、中学生以下無料
チケット販売:高新プレイガイド、県立美術館、高知大学生協
チケット予約:http://kokucheese.com/event/index/27895/
託児予約:満1歳以上/子ども1人につき300円/人数制限あり(予約締切3月26日)
*お子様の人数、年齢(月齢)、ご連絡先をご記入のうえお申し込みください。
チケット・託児予約:rainbowtosa@gmail.com
主催:3.11をうけて高知へ避難・移住してきた母の会「虹色くじら」~save kids kochi~
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<徳島>
日 時:4月1日(日) 13:30~16:00
場 所:あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室 http://www.kyoubun.or.jp/
参加費:前売り500円(当日600円)大学生以下無料(学生証提示必要)
前売りチケット取扱店:平惣全店、小山助学館徳島駅前店、O-ba'sh crust、可否庵
メール受付(当日料金)・問い合わせ⇒ info@panda.eek.jp
託 児:要予約、2歳以上1人300円先着15人(申込締切3月25日)
またマスメディアは、広告代理店を通じて、大きな金が流れているから。
それだけだと私は思っています。
特に電波系は、更新型のお上による認可事業(木下さんは本職だったのでご存知ですね)なので、腰抜け上層部ゆえに逆らえないんでしょう。
周囲の日本人の無関心ぶりに、さすがに嫌気がさして来ました。一部の人たちが頑張っています。その割合、人数が増えるといいんだけど。
あんたやあんたの子供達の問題なんだよと。他人任せにするなよと。
神戸大学大学院・山内知也教授
①放射能を拡散・移動させない
放射能の管理については拡散させないこと、飛散させないことが基本的に重要である。 したがって、現在瓦礫のある地域から他の地域に放射能で汚染された瓦礫を移動させるべきではない。
②復旧・復興のための予算は被災地が使う。
瓦礫を処理する仮定で被災した地元に雇用と街づくりを進める必要がある。大阪や他の被災地でない地域で瓦礫を処理するにしても予算が必要となる。復旧・復興のための予算は地元で使うべきであり、瓦礫を処理するバグ・フィルターのみならず、ヘパ・フィルター等のセシウム遮断性に優れた機能をもった施設を地元に建設することが望ましい。その建設において、また運用において雇用 を確保する手段とするべきである。焼却施設に発電設備を備えると、瓦礫の処理が終わっても、東 北の豊かな森林の間伐材などを利用した、バイオタイプの発電所が造れることになる。復旧・復興 を焦る必要はない、時間をかけて、美しい東北を確実に取り戻すことが重要である。
③放射能が焼却施設に濃縮し、外部にも飛散する。
焼却施設からのセシウムの放出に関して計測時間や試料の採取時間が短すぎる結果、検出限界以下 という報告が出ているが、ここには大きな問題がある。ゴミ焼却施設からの排は時間当たりにして 数万立方メートルから数十万立方メートルにもなる。放射能管理区域からの排気中にはセシウム 137 だと立方メートル当たり 30Bq という基準があるが、この基準を守っても総量で非常に大きな量のセ シウムが外部に放出されることになる。検出限界が立方メートル当たり 0.1Bq だとしても、排気量 が大きいので相当量のセシウムが外部に出る。燃焼させるとセシウムは飛灰とともに飛び出し、施 設の低温部に集まる。施設内のセシウム濃度が高くなり、長時間の後には、管理区域として扱わなければならないようなレベルに到達すると見込まれる(関東地方の多くの焼却施設がこのような状 態になっている)。 バグフィルターがあっても内部の濃度がどんどん高くなるので外部に出る量も増 えることになる。これは短時間の燃焼の調査では評価できない。
④放出放射能量について
フィルターが 99.9%の除去能力があると仮定する。瓦礫を 100 トン処理するとし、瓦礫に 100Bq/kgのセシウムが含まれているとする。100 トンの瓦礫に含まれるセシウムは 10,000,000Bq である。99.9%除去できるとすれば、外部に出る量は 100,000Bq になるように思えるが、フィルターの通過前 面と通過後面のセシウム濃度の比率が 99.9 対 0.1 になっているのだとすれば、前面のセシウム濃度 がどんどん高くなっていく場合には話は単純ではなくなる。さらに多くのセシウムが放出されることになる。
⑤施設の汚染
放射能を利用する仕様になっていないゴミ焼却施設が汚染し、解体時に除染する必要性が出てくる が、それにどの程度の労力と予算が必要になるかについて考えられていない。
⑥低線量内部被曝の危険性は高い
低線量の内部被曝の危険性は、広島・長崎の調査にもとずいた国際放射線防護委員会のモデルでは 正しく理解できない。このことは旧ソ連諸国において確認されており、ベラルーシでは事故前の水準から40%増加している。スウェーデンで取り組まれた百万人を対象にした疫学調査では、セシウム 137 について平方メートル当たり 100kBq というレベルの地域で生活するとガンの発症率が 10%高くなることが示されている。これはセシウム 137 からの年間の外部被曝が 3.4mSv 程度であるような 汚染地帯であり、福島各地よりも低レベルである。このような最近の疫学調査はチェルノブイリの被害を受けた欧州各国では受け入れられているが、日本の放射線影響の専門家は非科学的だと決めつけるのみで事実を見ようとしていない。幸いにして汚染レベルが低かった関西地方を放射能から守ることは日本全体にとって重要である。
わたしは感染したから周りも感染すればいい。わたしは被爆したから周りも被爆すればいい。まるでそれと似ているなあと思いました。
悲しいですが感染や被爆後の行動様式がほぼ同じということはどちらも病気の傾向が似ているのかもしれません。
田中康夫・新党日本代表が「震災瓦礫利権」を一刀両断
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/2e4ccfd432caed4ecaedc4917297368e
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1088.html
昨年12月に瓦礫拡散についての見解を田中さんに求めてきましたが、2月末のラジオ番組で沈黙を破り瓦礫拡散を批判し、次にツイッター、ついで、日刊ゲンダイの3月8、15、22日の記事、そして17日夜BS11の番組では田中さんが30分もテレビで瓦礫拡散の不自然さ、「瓦礫利権」について語っています。今このテーマに熱くなっておられるようです。
新党日本のHPで見られます。
http://www.nippon-dream.com/
田中康夫議員は少数政党の悲哀か、発言の機会が制限されてしまうのが残念ですが、国民の立場にたち、正論を主張できる数少ない議員のひとりです。大勢の国民が支援することによって、田中議員への妨害を少しは防ぐことができるでしょう。応援してあげて下さい。
名港南5区がれき処理、知事が正式発表
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012032490195858.html
「一日も早くがれき処理をやりたい。県が最終処分を受けてくれるのなら、がれき焼却に協力してもいいという市町村もある」というのですが、前向きな市町村はごく一部で、まともな慎重姿勢のところが多数派です。
問題は、はっきりと反対と言えない雰囲気があることです。その代わりに、難しい、白紙、その他受け入れ条件を挙げる等消極的な反対表明しかできないのが異常です。
最近は知事に対して距離を置いている様に見える、河村名古屋市長の反応に期待したいともいます。
木下さんの言う通り戦時中とやってることは変わらないですね。
憲兵がいないのに、声を挙げないお母さんたち。
価値観はそれぞれで、現実を直視したくないのは分かったけど、一体何にしがみついているんだろう。
子供の命や健康がかかってるのに弁当持たせるの面倒臭いってどういうことなんだろう。
主人の実家は被災地です。
きれいさっぱり瓦礫は片付いて(集積所に集められて)津波の被害を受けた地域は見渡す限り空き地です。
復興が進まないのは行政がはっきりと住宅再建をイエスともノーとも言わないから。
イエスと言ってくれたら、戻りたい人は戻ってとっくに家を建てて元の生活を1からやり直すことができるのです。
少なくともその覚悟や決断をして、前向きな生活を始めることができるはず。
主人の実家近くの被災者は「行政の無策のせい」で今もまだ宙ぶらりんの生活です。
国は復興出来ない理由を、「行政の手落ち」や「放射能」ではなくて「瓦礫」のせいに摺り替えて、多額の税金を瓦礫広域処理の広報にまで使っています。
自分の住んでいる地域が被災したとして、ちょっと行ったグラウンドや空き地に瓦礫が集積していても、復興の妨げなんかにならないのは、少し想像すれば分かることです。
被災者のため・・・とか、絆とか、言うけれど、
被災者の瓦礫広域処理の意見なんて実際には全く報道されない。おかしいでしょ。
我が家は疎開してます。
瓦礫広域処理のせいで、放射能がどこまでも追いかけてくる。恐怖です。
そして子供の肩には、ろくでもない広域処理や除染のせいで多額の債務がのしかかるんだ。
主人を犠牲にして仕事も辞めて生活捨ててきたんだ。
いい加減にしてほしい。
広島の友達のお母さんは40代で子宮のがんで亡くなっています。今思えば原爆の影響のようにも思えるのですが、友達は絶対被ばくのことは認めないでしょう。
正にその通りですね。「震災瓦礫焼却受け入れ」に容認の意思を表明した自治体周辺に住む方々は、その危険性と、矛盾性、欺瞞性に目を覚まして、行政の人達に反対の意思を強く伝えねば結局、災いは自分達に降りかかってくる訳ですから。・・・・・
私の地元市も、「受け入れ不可」との事で、取り合えず「一安心」ですが、道知事自らが南方方面の地域を中心に「受け入れ要請行脚」に乗り出す様で。・・・(さすが、元官僚の人間です)
廃棄物処理からの「再生コンクリート」を生産できる施設を持つ「北斗市」に狙いを定めている様です。
明日にでも、北斗市市会議員の方にも、嘆願メールを送ってみます。
報道の在り方、政治家の在り方、市民の在り方、
人間としての在り方。
強いリーダーシップで
走り続ける木下さんの後姿をみて 今日まできました
この大切な命が有る限り
負けないで、屈しないで、いきたいと思います。
マスコミにも思いを伝えようと思います。