「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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放射能問題を認識したがらない首都東京のマスコミ人が、事態をさらに悪化させます。愚かです。

2012-03-30 08:14:44 | 福島第一原発と放射能

 本日は高松講演会になります。申込が多くなっていて、もしかしたら立ち見の方もいるかもしれませんが、お早めに、直接おいで下さい。あすの高知も二百人程度の申込があると聞いています。

<香川>
日 時:3月30日(金)18:30~20:30
場 所:アイパル香川3F大会議室 http://www.i-pal.or.jp/what/
定 員:130名
参加費:800円 高校生以下無料 メール予約 ttsanuki2012@gmail.com
    託児予約:1人200円、2人以上で300円 申込締切3月27日
問い合わせ・予約 090-6884-6894(松下) 託児申込 080-5544-2369(井上)
主催:トランジションタウンさぬき

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<高知>
日 時:3月31日(土) 14:00~16:00(講演の前後に「チェルノブイリハート」上映)
場 所:高知大学朝倉キャンパス 共通教育2号館222教室
    http://www.kochi-u.ac.jp/JA/m/c-asakura.html
参加費:前売り1000円(当日1300円)学生500円、中学生以下無料
    チケット販売:高新プレイガイド、県立美術館、高知大学生協
    チケット予約:http://kokucheese.com/event/index/27895/ 
託児予約:満1歳以上/子ども1人につき300円/人数制限あり(予約締切3月26日)
*お子様の人数、年齢(月齢)、ご連絡先をご記入のうえお申し込みください。
チケット・託児予約:rainbowtosa@gmail.com
主催:3.11をうけて高知へ避難・移住してきた母の会「虹色くじら」~save kids kochi~

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<徳島>
日 時:4月1日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
場 所:あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室 http://www.kyoubun.or.jp/
参加費:前売り500円(当日600円)大学生以下無料(学生証提示必要)
前売りチケット取扱店:平惣全店、小山助学館徳島駅前店、オーバッシュクラスト、可否庵
メール予約⇒ info@panda.eek.jp 電話予約:070-6434-6318

    (代表者のお名前と大人○人、子供○人とお伝え下さい)
託 児:受付終了
主 催:ミツバチぶんぶん実行委員会 (問い合わせ) info@panda.eek.jp

 

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 松山の講演会の中で、少し面白かったのは、白ロシア(現在はベラルーシ)出身の男性がいて、質問や終了後にも話ができたことです。僕の方から彼に聞いたことは端的にひとつなのですが、「バンダジェフスキー博士が話しているような状況は、現実に白ロシアであったのか、いまもあるのか。」ということだけです。彼の答えはシンプルでした。「まったくそのとおりです。博士の言っているとおり。昔からこの状況は続いています。」と。ベラルーシの国の中で、シンプルにしゃべることは難しくても、既に国外に出て、四国で家族とともに生活をしている状態のベラルーシ人は、ふつうに僕に答えてくれました。博士の伝えていることはシンプルに正しいと。研究業績の評価の観点ではなく、おきていることそのものの伝達に誤りはないということだと。

 こういう確認が、四国の松山でなされることから考えても、今の日本の状態を客観視すればするほど、事態は深刻に転換していく可能性が強まっていると判断していくしかありません。 こうしたことを、日本の中心である東京の人々はどのように受け止めていくべきなのでしょうか。

 僕は本当に何回も何回も書いていて、不審に思うのですが、首都東京の人々が、この事態をいまだに受け止めようとしないことです。安全安心を、いろんな事象で、あれだけ声高に以前は口にしていた人が、ゆっくりとしかし確実に、襲ってくる危険の状況について、いつまでもいつまでも対応しようとしていないこと。対応しているという人が、安全な食料の調達に専念していて、その環境からの離脱、移住も含めた、人生の再構築といった作業にいつまでたっても取り組もうとしないことです。これは、まことに不思議な話で、日本人の所得、預貯金の金額から考えると、都内在住の七割から八割以上の層の人々は、人生の決断を、自分の心の中でおこなえば、本当はいつでも(数週間から二、三ヶ月の準備期間は必要でしょうが)、移住可能と僕は思います。しかし、結局心の決断がいつまでもできない。このできなさの正体が僕には本当に不思議です。

 その病が最も深いのは、マスコミ人と思います。本来、多少の危険でも、フレームアップして伝えていた、新聞、テレビ、雑誌が、この話を語りたがらない構図にあるのは、自分達の存在基盤が危うくなっているからに過ぎません。今まで、安全地帯にいることでマスコミ人たちは、声高に話せた流れがありました。今回の事態は、彼らの「楽しい生活」を奪うという本質があるため、目を背けます。彼らが目を背けるために、情報が伝わらず、関東や南東北の人々は、実際はさらに追い込まれます。マスコミは、殺人機関の補助に近い状態にあります。命の尊さを尊重する姿勢を見せ続けた、テレビ局や新聞社や出版社は、これまで自分達がおこなっていたことが、全てうそだったのだとみなすしかない状態にあります。というか、こんなことをしても関東や南東北の数千万人の人々が追詰められるだけで、百害あって一利なしです。わけがわかりません。自分達が目を瞑ることが、自分の首を絞めることにつながる事くらい、いい加減に理解すべきと思います。  そして、世田谷で住み続ける貴女も、何を言っても、その構造の中にいる限り、結局は、同じことです。他の「人の為」は「偽り」でしかありません。貴女が東京から出る決断をするべきと僕は何回も伝えておきます。

 東京都内の土壌が、23区で1000Bq/kgの汚染が平均してある可能性が大きい以上、自分や身内や大切な人のどこかに、おそらく数年も立たないうちに災厄が訪れる可能性があること。そのロシアンルーレットを意味なく引き続けていること。しかも、その待機時間にルーレットにあたりが出ていなくても、全員が、ゆっくりゆっくりと確実に体は被曝し蝕まれていく環境にあること。こうした環境下に人間が居続けた場合、おそらくはまともなレベルでの対応が、どんどんできなくなります。ベルリン程度の被曝ならまだしのげると思います。ベルリン並みの防御をすれば。しかし、東京23区の汚染はキエフ以上です。事態は深刻だということをもう一度確認しておきたいと思います。

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

「ガレキ問題など、具体的に全国で行動する方が繋がっていくほうが良いと思います。島田の試験焼却での資料は必要な人々(ガレキ反対運動を全国で具体的におこなっているグループの方)に提供できますので、僕のところに「ガレキ検証資料希望」というタイトルでメール下さい。こうした流れで、全国の人々が連携して立ち上がるべきと思います。nagaikenji20070927@yahoo.co.jpこれは具体的に活動していて、行政当局などと対応のために必要な方への提供です。一人でなく、複数の方との現実の反対活動をしていることを明記してください。グループ名、団体名、代表者名、連絡先も明記してください。」

「講演会やいろんな形でのご依頼は、まず僕にメールを下さい。」

 

 注意:携帯アドレスなので返信が届かない人が一定数います。自分携帯メールの受信設定くらい確認してから、メールしてください。また、添付ファイルは、送信できない携帯アドレスもありますから、その辺も確認してください。常識です。