「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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ガレキ問題の反対のために全国各地のみなさんが連携を深めるべきで、資料を提供します。

2012-03-29 09:55:16 | 福島第一原発と放射能

ガレキの広域拡散問題のために全国で動きが立ち上がっています。

各地の人々が「絆」という単語を振りかざす政治家や行政側の戦いに追われています。

放射性物質は基本的に移動、拡散させてはなりません。

この当たり前のことをベースに戦わなければなりません。

島田市の試験焼却結果から僕らの静岡グループの技術者が二つの流れで検証していきましたが、とにかくセシウム137は6割しかバグフィルターではとれていない。四割は外に放出されたとしか考えられないという結果を出しています。僕達のグループの当初推定では、九割程度はとれるが、一割程度はとれない、それでも大量に放出されるので問題だという認識だったのですが、それよりも大気中に放出される割合はずっとおおきく、事実上駄々漏れに近いこともはっきりしてきました。

この資料は必要な人々(ガレキ反対運動を全国で具体的におこなっているグループの方)に提供できますので、僕のところに「ガレキ検証資料希望」というタイトルでメール下さい。こうした流れで、全国の人々が連携して立ち上がるべきと思います。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

これは具体的に活動していて、行政当局などと対応のために必要な方への提供です。お一人でなく、複数の方との現実の反対活動をしていることを明記してください。グループ名、団体名、代表者名、連絡先も明記してください。

きのうの愛媛講演会の終了後に南相馬の病院のプロジェクト関わっている方が話しかけてきました。

最初のうちは南相馬での取り組みの話をしきりに伝えようとしている様子だったので、それは、普通に聞いていました。性能が良いWBCの話などまでは、普通に聞いていました。

しかし、途中からペクチンの話になり、その排出効果の確認もおこなっている話をし始めたときから、僕は許せなくなりました。いまだに怒り続けています。

その話を聞いていると、バンダジェフスキー博士がベラルドに怒ったことと全く同じことなのですが、今そこに生きている子供たちがある種の研究材料として扱われていて、しかもベラルドの研究をもとにペクチンの投与で効果があるかどうかを確認する作業に意味を持たせようとする見解を言い出したのです。

それは、博士が「ペクチンへの過剰な幻想を持たせて、汚染地にいさせようとする動きがある。これは本当に」ということを何回もおっしゃっていましたが、これについて、彼が懸念したこととまるで同じですが、その人間も、結局南相馬に、ペクチンを飲むことでいられる話を、無自覚に、僕に話かけていることになります。

根本問題として一見良心的に南相馬の病院で振舞っている人々の行動は、「そこに多くの人々がいるから、できるかぎり良心的に対応している。必要だ。」という行動原理に基づいています。大きな間違いです。「そこから多くの人々をそこから出すことが先であって、その努力せずに何かをしているごまかしをしています。「その地に人がいるから対応している」と話すことは、その地より人を出す努力をした上で、それでも残される人々への対応をしている場合には、理解できる行為です。そうしたことをせずに、その地に人を留める作業に無自覚に加担している自分を許している言説を僕に直接投げかけてくる感覚。その問題をこの人は全く認識していませんでした。

南相馬市のやり方が根幹から間違っているのは、この危険に関して、市長や市の当局に、他の自治体より認識があるのにもかかわらず、除染に期待をかけたり、こうした作業を通して「南相馬に人を留める」事が最重要テーマとなっていることです。それを支える人々がまわりを取り囲む構図になります。このことで、結局早期に出れば、健康被害を防げたかもしれない人達が、追い込まれる未来では、市の当局や周りの人々に対して、「僕達は一生懸命対応したので、致し方なかった」という言い訳も用意された中での構図になります。

貴女にも再度伝えますが「人の為と書いて偽り」と書きますから。

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

 

 

 

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木下黄太講演会 in 四国(3/28愛媛・3/30香川・3/31高知・4/1徳島)


愛媛は定員を超える百五十人ほどの皆さんがおいでになりました。

香川県の高松で明日講演会をおこないます。会場が多少狭くなります。こちらも予約が百人を超えているようなので、本日ご予約を頂くか、当日はお早めにおいで下さい。

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<香川>
日 時:3月30日(金)18:30~20:30
場 所:アイパル香川3F大会議室 http://www.i-pal.or.jp/what/
定 員:130名
参加費:800円 高校生以下無料 メール予約 ttsanuki2012@gmail.com
    託児予約:1人200円、2人以上で300円 申込締切3月27日
問い合わせ・予約 090-6884-6894(松下) 託児申込 080-5544-2369(井上)
主催:トランジションタウンさぬき

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<高知>
日 時:3月31日(土) 14:00~16:00(講演の前後に「チェルノブイリハート」上映)
場 所:高知大学朝倉キャンパス 共通教育2号館222教室
    http://www.kochi-u.ac.jp/JA/m/c-asakura.html
参加費:前売り1000円(当日1300円)学生500円、中学生以下無料
    チケット販売:高新プレイガイド、県立美術館、高知大学生協
    チケット予約:http://kokucheese.com/event/index/27895/ 
託児予約:満1歳以上/子ども1人につき300円/人数制限あり(予約締切3月26日)
*お子様の人数、年齢(月齢)、ご連絡先をご記入のうえお申し込みください。
チケット・託児予約:rainbowtosa@gmail.com
主催:3.11をうけて高知へ避難・移住してきた母の会「虹色くじら」~save kids kochi~

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<徳島>
日 時:4月1日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
場 所:あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室 http://www.kyoubun.or.jp/
参加費:前売り500円(当日600円)大学生以下無料(学生証提示必要)
前売りチケット取扱店:平惣全店、小山助学館徳島駅前店、オーバッシュクラスト、可否庵
メール予約⇒ info@panda.eek.jp 電話予約:070-6434-6318

    (代表者のお名前と大人○人、子供○人とお伝え下さい)
託 児:受付終了
主 催:ミツバチぶんぶん実行委員会 (問い合わせ) info@panda.eek.jp