「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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沖縄の放射能ガレキ受け入れ問題について。札幌講演会は開催施設を変更しました。

2012-03-01 06:16:07 | 福島第一原発と放射能

 沖縄の放射能ガレキ受け入れ問題の背景に、日本における米軍基地のあり方の変化がある。何かの代償に、放射能ガレキの焼却を沖縄が受け入れていくとするならば、この問題のあり方は、根が深くなる。しかし、安易な取引をすることは、沖縄県民をさらに魔宮に引きずり込む事になる。いずれにしても、おかしな動きだとおもいます。

 しかし、避難者だけがガレキ受け入れ反対の主張して、県民が理解しなければ、事は逆の方向に行きます。それは、避難者の生活だけでなく、県民の生活にも脅威となることなのですが、それを理解してもらわないとなりません。放射能は本当に危険です。しかし、県民が理解しなければ、避難者が孤立するだけとなります。しかもそれを仕掛ける側もあきらかにいます。この流れでは、メディアがそれぞれどの立場にあるのか、本当に要注意です。放射能の危険を伝えることと県民との協調は同じことなのですが。

 とにかく、相手側に変に足をとられないために、極端に過剰に、放射能の危険を言う事は避けたほうがよいと思います。ものすごい微細のことをいいつのることは、木を見て森を見ずになるからです。大枠で危険が高い事象から、放射能の危険を県民に伝える作業が大切です。まず、ガレキ焼却は圧倒的に危険な話なのです。ほかの事とは重大性が違います。間違えてはなりません。

 沖縄でガレキを焼却すれば、避難者は居場所がなくなるでしょう。沖縄避難者が社会的・政治的に沖縄県内の立場として、きちんと県民と協調しながら、沖縄の論理の中で、適切に話をして、沖縄でガレキ焼却をすすめないことで、沖縄の子供たちの健康を守り、自然を守ることが大切だという考えをしめすことが大切と考えます。

沖縄県民も、ガレキを燃やすことが安易に支援につながると考えないことが大切なのです。

 

 これは、避難者にとっても試しに他なりません。あなた達はただ避難だけして、危険を言い募るだけの人なのか?沖縄県民とともに、沖縄のあり方をきちんと考えて、社会的かつ政治的なことも踏まえて、現実に活動できる人々なのかどうか。シビアな「試し」ではあるけれども、この「試し」を県民とともに避難者はクリアすべきだと僕は思います。

 沖縄でガレキ焼却はするべきではないのは、第一命題なんです。これは、みなに対しての。避難民も試される。そして、沖縄県民も試される。本当に、助けることはガレキの受け入れでなく、人そのもの。その本質がわかるかどうかだと思います。

 バンダジェフスキー博士の全国講演の皮切りが、311沖縄からなのは、さらに政治的にも社会的にも大きな意味合いがでてきました。ガレキ焼却問題で、被曝をほとんどしていない沖縄の地においては、県民も避難者もはじめて放射能の危険と直面することになります。そこに、放射能被害を最も理解する博士が講演することは、大きな衝撃となります。沖縄県民も避難者も那覇に結集してください。

沖縄・那覇講演会は引き続き販売中です。

 http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002072444P0050001P006001P0030001 

 

 仙台講演会は募集定員の四百二十人を超えました。そこで、当初は予定していなかった、開催施設の二階席を開放することにいたしました。このため五百三十人まで収容可能になります。定員を百人増やしましたが、申込が続いているため、お早めに申込をお願いします。    sendai311pj@yahoo.co.jp

 

札幌講演会は、申込が三百人を超えたため、開催場所が変更になりました。受付時間なども変更されています。確認してください。開演時間は同じです。本日までに、キャンセル待ちの方には、座席は確保されました。

会場:共済ホール(定員650人)

札幌市中央区北4条西1丁目1番地 共済ビル6階

地下鉄南北線・東豊線さっぽろ駅21番出口より徒歩3分
JR札幌駅より徒歩10分

 3/17(土)受付開始 午前九時

講演開演 午前十時  終了予定十二時となります。

メール予約で満席になった場合、当日予約のない方は、入れませんのでご了解下さい。
メール件名に「参加希望」と明記の上、本文に①お名前②お電話番号③連絡先④チケット必要枚数(※)  ⑤チケットを持たず同伴される未就学児の有無を明記して、メールしてください。

折り返し、こちらから順番にメールにて返信いたしますのでお待ちください

※お子様は小学生以上は、座席チケットの購入が必要です。
小学生より下でも、座席が必要な場合は、チケットの購入が必要です。
座席チケットのないお子さんの場合、必ずお膝の上でおねがいします。
託児はありません。当日小さなお子様をお連れの場合は、皆様が気持ちよく講演を聞ける様に十分ご配慮御願いいたします。

 

 

   メール予約制:sapporo311pj@yahoo.co.jp

 

 

 

 

全ての講演会、セミナーの申込詳細は下記リンクを参照してください。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/69fb130ad04bc2e2d3c36fcbe4d90bf8