ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

つはもの

2017-09-13 04:21:01 | 短歌





やへがきを つくるかひなは おとろへて をみなばかりを みるつはものよ





*これはツイッターの名では葡萄式部の歌です。きついですね。まあ、瑠璃の籠の詩やツイッターの歌などから、彼の個性はなんとなくわかると思います。

ツイッターで、個性が強くわかる歌を詠っている者は、この時代で、とても重要な役割をしています。存分に痛いことを教えてくれますよ。

なにせここにはたくさんいますから、全部が全部、痛いことを言っては読者が混乱する恐れがある。だから、重要なメンバー以外は、あまり自分を主張しないように気をつけています。

シジフォスの荒野について、よく詠うのは彼ですね。とても痛いことをしているからです。人間は、人間を馬鹿にしすぎると、人間世界にいられなくなり、シジフォスの荒野、あるいはシジフォシアと名付けた、何もない黄昏の荒野に向かわなければならないのです。それは地獄よりもつらいところだ。

何もないからです。

そしてこの究極の時代、このシジフォシアに赴かねばならない人間が、たくさん出たのです。人間は悪を優位と信じて、あまりにも愚かなことをしすぎた。そして、馬鹿が賢いのだと信じて、何もやらなかった。

「八重垣」は、須佐之男命の有名な歌から来ていますね。知っていると思いますからここではあげませんが、要するに、愛する妻を守るために幾重にも作る垣のことです。

八重垣を作る腕も衰えて、女ばかり見ているつわものよ。お前は何をしているのか。今この時代、八重垣以上のものをこの世界に建てねばならないというのに。

女にばかりかまけて、男らしいことはほとんど何もやらない、ふやけた男を嘆いて詠った歌です。きついですけれどね、この究極の時代を突き抜けて、根性で人類を救ったのは男ではない。一人の弱い女性でした。誰もこの事実を曲げることはできません。

この真実を無理に曲げようとして、大勢の馬鹿な男があらゆることをしたが、それは今見事に全部ひっくり返っている。真実というものの根はあまりに深いのだ。ごまかし切れるわけがないのに、馬鹿男は自分の浅はかなメンツが壊れるのが嫌なばかりに、恐ろしく下手なことをする。

何もわかっていないからです。

この馬鹿が栄えに栄えた時代、人類の果たすべき課題を何もやらずに、女性の天使を馬鹿にしまくった男の中には、永遠に人間世界に帰って来れなくなったものが相当にいますよ。人類の救済を邪魔して、人類のすべてに嫌われたからです。

いい女とセックスをすることのためにだけ生きて、人類の救いをだいなしにして、何も責任は取らずに逃げたからです。






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