ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

天の大火

2017-09-12 04:22:02 | 短歌





ひとたびと 知らば二度とは 離られぬ 星こそ天の 大火なりけれ





*やあこれはいいですね。大火はアンタレスの異名です。ツイッターはいまやほとんど彼の独断場と化しています。

ちなみにこの項を書いているのは8月20日です。獅子の芸能界切りの真っ最中で、ほかの星がほとんど沈黙している中、彼だけがしゃべっています。

わたしもいることはいるのですがね、ちょっと毒気にあてられて、あまりよく歌が詠えないのです。いずれこれも終わるでしょうが、今は我慢の日々です。これが発表される頃には終わっているかもしれませんね。

彼はああいう人ですから、ほんとうによく語ります。沈黙している時はほとんどありませんよ。いつも何かしゃべっています。おもしろい人でしょう。あなたがたも、うるさいなというようなことは言いつつも、彼が何かしゃべってくれるのを楽しみにしているでしょう。

そういうあなたがたの顔を見ながら、こういう歌を詠うのが彼なのです。ここがまた魅力的だ、ちきしょう、と思いながらも引かれてしまう。

一度知れば二度は離れられない星、それが天の大火、すなわちこのわたしのことだ。

いやあ、なかなかここまで明るく言い切ることはできません。涼しい顔をしてあっけらかんと言ってくれるのだが、誰も反論できないことがもどかしい。

彼のことを、コル・スコルピイ、すなわちアンタレスと名付けたのはかのじょだが、その感性は正しい。夏のさそり座の真ん中にある星は、すぐに見つけられる。誰も間違いはしない。屈強の勇者でさえ、数秒で死ぬ毒をもつさそりの、心臓の所にある星。まさに彼そのものですね。彼も反論しません。喜んで名乗っていますよ。

わたしたちがそれぞれに有している星の名は、かなり自分の本質を表現していますよ。わたしはムジカという名を取りましたが、それにもかなり痛い意味があります。女性的で、元はラテン語で音楽という意味の普通名詞だ。詩人をのせて助けたといういるかの星だ。もうわかるでしょう。

わたしは影に控えてあまり目立たないところから、痛い人を助けていきたいのです。かのじょのような、おもしろい力のある人を助けていきたい。そういうことが好きな星なのです。

全天でもかなり目立つアンタレスや、いつでも人間がそればかり見ている月とは違う。この空のどこにあるかもわからないような小さな星だが、確かにおもしろいことをしている。

そういう自分がわたしは好きだ。

彼がその、あまりにもおもしろい自分を愛しているように。







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