平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

いい居酒屋

2020年12月06日 | 今日の酒
昨日の新聞に居酒屋探訪家・太田和彦さんのインタビュー記事が大きく掲載されていたので、とても興味深く読んだ。
そのなかで、「良い居酒屋とは」という質問に「良い酒、良い人、良い肴がバランス良くそろっている店です」と答えている。

つれ日としては、「居心地の良い店」がいい店である。
温泉や風呂と同じで、心地よく身体が温まって出たくなくなるようところがいい。
居すぎると、のぼせたり酔っ払ったりするところも似ている。

酒は何もいい酒でなくていい。
肴も高級なものや珍味でなくていい。
酒も肴も、産地やブランドにこだわることも特にない。
いや、ビールだけはちょっとあるかも。
太田さんの三拍子は揃わなくていいが、人に関しては居心地に入るだろうか。

いい居酒屋の定義は被らなかったが、家呑みを余儀なくされている現状で、太田さんがやっているという「お盆に酒と杯とつまみと箸」は真似している。
これはたいそう気に入っている。

太田さんと違ってテレビはつけて、録画しておいた「呑み鉄本線・日本旅」「町中華で飲ろうぜ」「酒場放浪記」「新・居酒屋百選」「夕焼け酒場」や「ナイトスナッカーズ」などを観ている。
リモート飲み会はしたくない。家呑みは、このほうが脱力して呑めるから酒が楽しい。

今日の酒。
金麦〈深煎りのコク)

12月3日(木)新型コロナ流行下の家呑み~飲み比べ

2020年12月03日 | 今日の酒
新型コロナの感染がまた勢いを増してきた。
第三波ということらしい。
第三のビールの税率を上げた罰が当たったと思っている。(嘘)

冗談はさておき、コロナ蔓延下ではほぼほぼほとんど家呑みということになる。
酒や酒場関係のテレビ番組を観ていると、色々と家呑みの楽しみ方を知ることができるが、そうした番組で一番気になったのが「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」だった。

最新の「秋・関東鉄道・真岡鐵道」では、訪れた日本最古の造り酒屋で、酒器を換えて飲むと同じ酒でも味わいが異なるということを教えてくれた。
早速、これを試してみたが、なかなか面白いことが分かった。

用意したのは陶器の猪口と小さめのワイングラス、それとビール用のゴブレット。
ゴブレットは脚が短く寸胴のもので、3種とも口の広さはほぼ同じ。
口元は、猪口はやや厚く、ガラスのワイングラスとゴブレットは薄い。ワイングラスは外に向って若干カーブしている。

某日本酒を飲み比べたところ気に入ったのは何とゴブレットで、特に極端な違いがあったわけではないが、口当たりが一番良く、甘みを感じ、キックバックの鋭さが和らいだ。
酒を注ぐ量は猪口に合わせたので、ほぼ同量だったから、口(舌)に到達する距離と時間、言ってみればストロークの長さが関係したのではないかと思う。

「呑み鉄―」では舌に落ちる場所の違いと言っていて、「チコちゃんに叱られる!」の「猫舌の人がいるのはなぜ?」では舌への落とし処で熱さを感じていると説明していたから、同じようなことなのだろう。

現状では国も自治体もコロナ対策では、暴走する高齢者ドライバーの如くアクセルとブレーキを踏み間違えているように思うので、しばらくは新型コロナが収束向うことはなさそうだから、静かに家呑みを続けるつもりだが、酒の飲み比べというか、酒器比べという楽しみを見つけたので束の間、不自由な生活のストレスを忘れることができるのではないかな?