平成徒然草~つれづれなるままに日暮里~

酒とギャンブルとストレスの日々

3月2日(金)クラシックの蹄音

2018年03月02日 | ギャンブル
平昌五輪が終わり余韻も薄らいできたところで、今週は競馬のクラシックレースのトライアルが始まる。

このオリンピックで日本は多くのメダルを取り、金メダルも4種目で獲得したが、その中で面白かったのは注目度やメディアの報道量とは違ってスピードスケート女子のチームパシュートと新種目のマススタートだった。
どっちも金メダルを取ったから言うわけではなく、ギャンブルをやっていると見ていて面白いね。予選の戦い方も含めて。

チームパシュートは、隊列を作る速さと美しさ、トップ引きの交代を勝因に挙げるけれども、決勝戦のラップタイムを見ると戦略的にも巧かった。
1周400mごとのラップを見ると、(スタンディングからスタートする最初の1周を除くと)オランダは一貫してタイムが落ちている。
速い選手を3人揃えて力押ししたが、通用しなかったわけだ。

日本は、高木菜那が引っ張ったあたりの1周が一番遅く、ここで息が入った高木美帆が息を吹き返してタイムを上げている。
入れ替わった後の5周目後半200mのラップ14秒22は、終盤のタイムとしては出色だ。
レースの見た目は逆転だが、先行して一旦引きつけ、二の脚を使って振り切っている。

マススタートは、高木菜那が予選でインを掬って様子を伺いながらカマして早々とポイントを取ると後は楽をしていた。
日本選手一人になった決勝は迷うことなく絶好の位置を取ったのが大きかったんじゃないかな?
最後のイン差しも見事だったけど、マークする選手を間違えなかったね。

チューリップ賞と弥生賞はともに10頭立てと近年では最少の頭数になってしまった。
弥生賞にはこれがデビュー戦となる1頭が減量騎手で出走する。
これからこの2レースは毎年この程度の頭数になるのかな?