ぼちぼち。

愛するわんこ達と過ごす笑ったり泣いたり怒ったりの日々を
私らしく『ぼちぼち。』と綴っていきたいと思っています。

みかんちゃん。

2007-07-20 23:59:10 | 日々のこと。
みわんこ。の部署の現場の方にUさんという人がいる。

ちょっと変わり者で話もくどい・・・
というか本人は必死で伝えたいだけなのだろうが、周りの人には余り理解されにくいようだ。

ま、現場の人はたいがい【職人さん】っつーか【技術屋さん】だから
ヒトクセもフタクセも有るような人が多いのだけど。

で、そのUさんが先日仕事帰りの家への帰路の途中で、ネコちゃんを拾った。
っつーか、車の前にネコちゃんが飛び出してきたそうだ。

寸でのところで轢かずに急停車したUさんが車から降りて見てみると
とても小さな子猫ちゃんがいたそうだ。
車にビビってなのか、どうなのかは分からないけれど
動けずにブルブル震えてたらしい。

放っておく訳にはいかないので家に連れて帰り、翌日奥様が病院に連れて行くと
どうやらねこ風邪らしいとの事。
その場で白血病、猫エイズ、虫などの検査をし、支払額にビックリしつつ連れて帰って来たそうだ。
でも、Uさんチは団地で猫を飼ってはいけないみたい。
(黙って飼っている人は居るようだけど)
しかもUさんはアレルギー体質で花粉の時期などは本当に酷く、辛そうにしているのを毎年みわんこ。は見ている。
貰ってくれる人を探さなくっちゃ、とUさんは言っていた。

で。
ここまでの話をみわんこ。が聞いたのが3日ほど前。

今日、たまたまUさんと話す機会があったのでその後のねこちゃんの様子を聞いた。

みわんこ。が
『Uさん、そういえば先日のねこちゃんはどうなったんですか?』と聞くと
『ああ、カミサンが絶対に手放したくないって言うからうちで育てる事にしたんだ。』との事!
しかも『名前はみかんって付けたんだよ。みかんって呼ぶと、短く【ナッ】って鳴くんだよ。』って。

そして本当は飼ってはいけない団地だけど、迷惑を絶対にかけないように育てるとまで言っていた。
ヤンチャをしてUさんが注意するとササッと逃げて、ほとぼりが冷めた頃に
寝転んでいるUさんの胸の上に載って来て顔をじっと見つめるんだって。

Uさん、まんざらでもなさそうだ♪

この数日でUさんご夫婦とみかんちゃんは完全に家族となったんだなぁ。
みかんちゃんも既に自分の名前が【みかん】という事を理解しているみたいだし。
よかったね、みかんちゃん。

ただ、Uさんが心配していた事が、みかんちゃんの左目が見えていなさそうという事。
目やにが酷く、膜がはっている様で左側におもちゃを持っていっても無反応なのだそうだ。
手を近づけるとビックリしたり嫌がるそうだからやっぱり見えない、もしくは見えにくいのかも。

Uさんは
『ま、家でずっと育てるから半分見づらくても家の中に慣れてくれれば
奴らは逞しいから問題は無くなると思うんだけどね。。。』と言っていた。

この調子だとみかんちゃんは大切に逞しく育てられるみたいね(笑)
なんだかとっても嬉しい。

時々、Uさんにみかんちゃんの近況を聞く事にしよう。
そしてみわんこ。の分かる範囲でアドバイス出来る事があったら協力しようとも思った。

みかんちゃんはきっとUさんに出逢う為に生まれてきて
あの日、あの場所に居たんだ。
きっと。

みかんちゃん、しあわせになぁれ。
そしてUさん家族をしあわせにしてあげてね。