7月が終わる

とうとう終わる、7月が

今月は
言葉では到底表しきれない

もう本当に、本当に
何とも言えない、言い尽くせない
思いをした月だった

この人生の中で
数限られる悲しみのどん底に落ちた月だった

覚悟なんて出来てもいなかった
油断は出来ない状態でも
今までみたいに何だかんだで時ちゃんは復活すると
信じていた
信じていたかった


未だに私は往生際悪く
毎日、日にちの呪縛にとらわれ
この頃に戻りたいと呟き

毎日の様に
神様に時ちゃんを返して貰えないかと願っている

寿命を10年お返ししますから
時ちゃんを、と

それが足りないのならば
時ちゃんと福ちゃんをたっぷり愛して
何年後かに2人のお見送りが済んだら
その時点で
私の人生が終わってもいいから

どうか時ちゃんを、と

仕事の帰り道に毎日の様にお願いしている
その時の私の顔はきっと
見てられない程、情けないのだろうな


時ちゃんがもう苦しまなくて済む、と
安心してもいるのにこの体たらく
未練がましくてしょうがない

でも17年近く共に生きてきたんだから
たった3週間で
そばに居ない事に納得出来る訳がない


ももちゃんの時に散々落ちて落ちて落ちまくって
学んだつもりだったけどな
受け止められるつもりでいたのにな

やっぱり無理やねん
寂しすぎるねん

7月はあと
数時間で終わるけど

寂しさは終わらんのやろうな
ずっと愛しくて恋しいんやろうな

思えば

時次さん、つくづく私に甘い、優し過ぎた

介護まで覚悟していたのに
私に介護もさせず、苦労させることなく

そして最期も苦しむ姿は私に見せず旅立ち
私にはとことん甘くて優しい子やったなぁと

時ちゃんが人間なら結婚したかった笑

そういえば昔、私が悲しんでいる時
抱っこしてたら優しくちゅーもしてくれてたな

時ちゃんとマジ喧嘩もした事あるし笑
上手く伝えられへんなぁと悩んだ時もあったけど

なんだかんだで16年と9ヶ月
上手いことやってきた

まぁ、そこに14年半福ちゃんが加わってくれていたから
そのバランスも良かったのかもしれんが

絶妙な距離感と愛が
私たちにはあるのだ、きっと

それはこれからも変わらないと信じてる
福ちゃんと私の女同士で生きるこれからを
時ちゃんが上手いことフォローしてくれることを
私は期待しておく

だって
時ちゃんは私に優しく、甘いから
そうやんね、時ちゃん


今日も当たり前に寂しさはあったけど
写真を見て会いたさで喉の奥は苦しくなったけど
穏やかに過ごせた

きっとまたこの前みたいに
どうしても涙が止まらない時はあると思うけど
暫くは見逃してな、時ちゃん

気持ちを書くことで

少しずつでも昇華していくだろうか

ずっと一緒だったんだ

私の人生で一番長く一緒に居たのは妹
あけさん（母）と本当の父が幼少の頃に離婚して
暫く母と離れ離れになった時も妹とはずっと一緒だった
私が上京して1年後に妹が私の家に押しかけてきて
そこから私が引っ越すまでの3年程も一緒に暮らしていた

その次が、あけさん
小さな頃に数年離れ離れになって以降
私が上京する21歳手前まで
母子家庭で大変だった時も母娘3人（とじぃちゃんばぁちゃん）
で楽しく逞しく生きていた

そして
あけさんとほぼほぼ同じ年月
ずっと私と一緒に居たのが、時ちゃん

長さだけが大事じゃないけどね

でも、今の父とだって約10年
血は繋がっていないが仲良しの姉と同い年の弟
そして
一番下の弟ぴーとだって10年程しか一緒に居なかったんだよ

そんな中で時ちゃんはずっと私と一緒に居てくれた
約17年もの長い時間

別れた旦那と一緒に居た年月より
全然、時ちゃんとの年月の方が長いんだ
（そして、福ちゃんも）



そばに居てくれるのが当たり前すぎた
姿が見えない今が
触れられない今が
とてつもなく寂しくて、怖い

昨夜は突然寂しさに飲み込まれて
20分ほど涙が止まらなくて
もうどうしようもなくて
泣き疲れてへとへとになってグッタリして寝た


暫く平気やったのにな…
1度寂しさに堪らなくなって大暴れして涙を流して以来
少しべそかく時はあってもこんなにはならんかったのに


会社でも外でも家でも
過去の日にちが目に留まる度に

この頃に戻りたい って呟いてしまう


愛しい愛しい時ちゃん
大好きなかわいい時ちゃん

堪らんよ、恋しくて堪らん


時がこの寂しさも和らげてくれるのは
ももが天使になった時に経験しているから知っている

でも今はまだまだそこまで辿り着けない


時間は優しくて、むごい

だめだだめだ

こんなんじゃだめだ