松本市近郊のマイナー釣り場情報

長野県の松本市に住む一人の釣りびとが、渓流釣りをメインに各地を釣り歩いている姿をご紹介します。

薄川にて・5月3日早朝

2008年05月09日 06時26分24秒 | 渓流釣り
(連休前の話ですみません。)

今日から6日までは飯田に遊びに行くのですが、その前に早起きして薄川へ行きました。

どうやら舟付橋でヤマメの成魚放流があると上州屋さんのブログで知ってはいましたが、あえてそこへは行かずにさらに上流の薄川の支流との合流点に向かいました。5時に到着し、ようやく周りが明るくなってきた頃、手摺を利用して川へ降りました。



たまたま降りた場所のすぐ下流側がやや広いトロ瀬になっていたのでさっそくキャスト。なんといきなりヒット。突然のことで慌ててしまい、リールを巻き始めてすぐにバラシてしまいました。

驚きました。この反応の良さは何?最初からこんなに良い反応ならばこれから先も期待できるゾと、上流へ向かいました。



次のポイントは上の写真奥の岩が飛び出ている部分です。この位置から2・3投しましたが反応がないので、もう少し近づいて岩の下や左側の崖下を流しました。すると小さなアタリがあり、



これが釣れました。小さな小さなヤマメ。15㎝にも満たないくらいでしたが、針を外すまでにすぐに弱ってしまい、リリースしても足元の岩陰で体力が回復するのをジッと待っていました。もう少し大きくなってからまた遊んでちょうだいね。

この先にもトロ瀬がありアタリが何回かありましたが、さっきと同じような小さなヤマメのようです。フッキングしなかったので先へ進みました。すると面白い景色が目に飛び込んできました。



手前に小さな滝があり、川の上にアーチ状の橋が架かっています。なんだか綺麗な庭の玄関口を通り抜けていくような雰囲気のある場所です。この上には民家もあります。薄川にこんな狭いところがあるなんて知りませんでした。

滝の下やコンクリートブロックの下を流したけど反応がなかったので、橋の下をくぐって先に進みました。



やはり出てきました、魚止めの堰堤。魚の隠れ家になる良いポイントです。慎重に近づいて遠くからスプーンを投げ込みます。まずは左奥の深みからチェック。すぐにアタリがあり、合わせを入れましたが乗りませんでした。

1回バラすと痛いです。ヤマメは2度目は出てきてくれません。今度は真ん中の深み、次に右側と投げてみましたが反応なし。せっかくのポイントで1匹だけとは残念。期待したのになあ。



ちなみに水はこんなに綺麗。夏なら潜って水中メガネで川の中を覗いてみたいくらいです。堰堤は乗り越えられそうになかったのでここで終了です。

引き揚げてから薄川の支流を探検。なかなかいい雰囲気の支流でしたが、合流点に大きな落差のある堰堤があったのでこの川に魚がいるかどうかは分かりません。でも、最近はこのような狭い川をチェックするのが面白くなってきたので、いずれ釣り上がってみたいと思います。



朝7時過ぎ、舟付橋の近くを通りかかると車が何台も止まっていました。放流マニアがたくさんいるんだろうなと思い、川を見てみたら既に放流待ちの人だらけです。中には川の中でここぞというポイントに既に陣取っている人までいます。



ルアー釣りはダメで餌釣りの人だけOKとか。なぜルアー釣りはダメなの?よく分かりません。ここの皆さんは釣ったら全て持ち帰ってしまうんでしょうか。せめて家族の人数分だけにしてあとはリリースして欲しいものです。

漁協は人集めの放流ばかりしないでもっと他の支流にも放流して、川に生命観を与えて欲しいと個人的には思うのですが・・・。犀川水系の支流はあまり生命観を感じないので残念です。


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6 コメント

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Unknown (板)
2008-05-09 18:43:45
その日、実は薄川にいました。上流の発電所のした辺りでひとつバラシていたとこです(笑)
放流魚 数釣れば 楽しい? (じゅん)
2008-05-10 00:14:47
全くおっしゃるとおりですね。放流魚20も30も釣って楽しいとおっしゃる方の為だけでなく、犀川で急速に少なくなってきたヤマメを守り育てるような活動をして欲しいです。組合員じゃなきゃ意見出来ないんでしょうかね???
釣りの未来は明るいのかな? (kita)
2008-05-10 01:36:41
板さんもこの日、薄川にいらっしゃったんですね。
ところで、板さんのところのブログの5月4日の記事のコメントを見て考えさせられました。どなたかが「瀬付き」漁法をしているところで、漁協関係者らしき人と大喧嘩をしたとか。
「瀬付き」漁法は昨年私も現場を通過したことがあります。(2007年6月6日の私のブログを見てください)その区間の前後は立入禁止だとか。
なぜ?川はみんなのものですよ。誰が川を我が物顔に使っていいって言ったの?漁協関係者でもそれは許されるべきものではないと思います。

じゅんさんも私と同じ思いのようですね。
漁協はごく一部の機関にしか情報提供をせず、ごく限られた場所で人気集めだけの放流しか行っていないとしか思えません。
ホームページという良い伝達手段があるにもかかわらず、詳しい情報提供や発眼放流・稚魚放流等の努力をしているという姿勢を広く公開すべきではないでしょうか。
私は魚を育てて川をよみがえらせる努力をして欲しいと思い、毎年年券を買って漁協に協力したい気持ちでいるのです。
お願いしますよ。漁協関係者さん。
Unknown (ケンケン)
2008-05-10 12:05:32
全く同感です!
私も何か出来ればと思い漁協組合に入りましたが、現実は厳しい~と言うより虚しいです。
一人、二人で何か言ったところで何ともなりません…。
しかし、意見を言い続けることでいつか変わればと思っています。
kitaさんも頑張って訴え続けてください!!
はじめまして (いち)
2008-05-17 18:12:19
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいています。
この Blog に触発?されて、30年ぶりにルアー釣り復帰しました。
小5の息子と一緒に、今日まさにこのポイントへいってきました。
釣果は…あいにくボウズ。
ただ、ここでは20cm強のニジマス?かヤマメがHITしましたが、何しろ30年ぶり、「きらん」と光った瞬間、ばれてしまいました(涙)
ほかの場所でも、小ヤマメがHITしましたが…やはりばれてしまいました~~。
でも、30年ぶりの感触+ここのBlogに魅せられてしまい、しばらく薄川通いが続きそうです。
Unknown (kita)
2008-05-18 04:08:32
ケンケンさんは組合員でしたか。私も最近は組合員になったほうがいいかなと思うくらい釣り大好き人間ですが、好き勝手な意見を言うには嫌われ者でいたほうがいいようなので、このブログで犬の遠吠えをし続けます。(笑)

いちさん、コメントありがとうございます。私のブログを見て「釣り師復活」されるなんて大変光栄です。息子さんも将来必ずいい釣り師になられることと思います。
薄川通い、実は私も最近病みつきになりそうです。何せ地元の女鳥羽川は全然魚がいないもので・・・。どこかでお会いするかもしれませんね。