わたしのかたに、また今日も
穏やかがふりつもる。
チラチラと、しんしんと。
命はただ、ゆっくりと
雪を溶かすだけにつかわれて
身の回りを少し照らすだけ。
降り積もった穏やかは、
もう僕の身長を通り越してあたり一面、
白い壁、かべ、カベ。
まるでかまくらのように、僕の周りは風も吹かなくなって
世界はぼうっとしてきてしまう。
きっと世界から僕も見えなくなって
僕はただ無音の世界に暮らす。
ほんとうは、すぐ隣に、ありとあらゆる世界は
広がっているのだろうけど、
そんなたくさんのものよりも、
たった一つの心が欲しくて、
僕はそれを
忘れたいとも忘れたくないとも願うことで
必死にその心にしがみついている。
純度100%のあの日
未来には存在しないいのち。
穏やかがふりつもる。
チラチラと、しんしんと。
命はただ、ゆっくりと
雪を溶かすだけにつかわれて
身の回りを少し照らすだけ。
降り積もった穏やかは、
もう僕の身長を通り越してあたり一面、
白い壁、かべ、カベ。
まるでかまくらのように、僕の周りは風も吹かなくなって
世界はぼうっとしてきてしまう。
きっと世界から僕も見えなくなって
僕はただ無音の世界に暮らす。
ほんとうは、すぐ隣に、ありとあらゆる世界は
広がっているのだろうけど、
そんなたくさんのものよりも、
たった一つの心が欲しくて、
僕はそれを
忘れたいとも忘れたくないとも願うことで
必死にその心にしがみついている。
純度100%のあの日
未来には存在しないいのち。