新しい技術に出会わなくても、
足下から未来は変えられるんではないだろうか。
新しい人に出会わなくても、
新しいあなたと出会う方法はいくらでもあるのではないだろうか。
僕たちはつい、
とおくのものへと思いを馳せてしまう。
手の届く範囲、知っている知人
いつもいつも考えている自分という像
それは本当だろうか?
僕たちは手の届く範囲のことを
いったいどれだけ、手を取って見ているだろうか
僕たちは知っている知人について
いったいどれだけ知っているだろうか
いつも僕が見ている僕は、
何か新しさがないとそんなにも不完全なのだろうか?
耳をもう一度すましてみたら、どうだろう?
目をもう一度こらしてみたら、どうだろう?
ことぼをもう一度、選び直してみたら、どうだろう?
こころを、あきらめてしまったこころを
もう一度、大切にしなおしてみてはどうだろう?
足下に広がる未来は、
そこに新しいものを見出しはしないだろうか。