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属性を定義するもの

音楽がうまいから
ミュージシャンなのではなく

写真がうまければ
写真家なのではありません。

デザインが出来るから
デザイナーなのでもないのです。



人を幸せにするために
何を使うかがその人の属性を決めるのです。


人を幸せにするために
楽器を使うのが音楽家で

デザインを使って人を幸せにするのが
デザイナーです。


お金をもらっているプロであるかどうか
なんかの以前に、

人と何を通して、幸せを交換出来るかこそ
あなたが何かを定義するものです。
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誇りは、買えない

誇りは、買えない。

借りてきた誇りになど、なんの価値もない。


誇りは、山野にふらりと咲く野菊ではない。


長く辛抱強く耕された

土の上になる華だ。


自分の心を耕して、

時の太陽を浴びてきらめく

そういう大輪なのだから。
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人間よ、 すまない

人間よ

すまない。


君等は一人でなかったのだ。

我々こそが同罪なのだ。


人間よ 謝らんでくれ。

わし等も等しく謝りたいのだ。


君等は思っているだろう。
種として進化した自らが
もうすぐ星を壊すのだ。

それを嘆きにきたのだろう。

それこそが奢りだ。

きみらは、種として進化したのではない。
我々が、我々の欲の中から

きみらにそれを押し付けたのだ。
言葉という名の欲望を。

我々にはそれは重すぎた。
しかし世界の種の長らが

やはり捨てるに忍びなく、

それを一つに塗り固め
君等をマウスとなしたのだ。


君等は我ら生命の、大きな実験だったのだ。

もともと我らは「一」なのだ。

一皮むけば同じなのだ。

知恵の実食ろうた馬鹿なるは、
本当は、一つの我なのだ。


だから人間よ すまない。
一人で母殺しの罪を背負わせはせぬ。

我らも共にゆくのだろう。
我らも共にゆくのだろう。




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たばこの煙

たばこの煙が服についてる。

知り合いでさえない人が
カラオケボックスに残した
そんな匂いがこびりついてる。


それなのに、それなのに。


あなたの匂いは、覚えていない。


掴めなかった手の向こう

聞こえなかった悲しい歌

交わされることのなかった約束


ずっとずっと見えないままだった
特別な笑顔


五感のどこを探しても、
あなたが残っていなかった。


それなのに、それなのに。

心の奥で、あなたが消えない。


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真心に未来を

心はどこにあるだろう。

一人では生まれないのが心だから、
きっと二人の間にあるだろう。

相手に心があるかに関わらず、
思いは何かに注がれて、
反射して還ってくるものだから、

きっとすべてに対して、心は間に生まれるだろう。

そうして互いの間にあって、
想いを一つ込めるたび、心は豊かになるだろう。

それは悲しみにも一色、喜びにも一色染まる
柔らかき豊かさなのだろう。

あなたが一つ傷つくたび、心は二つ傷つくだろう。


だから優しくなろうと思う。

心を傷つけることで、自分を傷つけないように、
心を傷つけることで、誰かを傷つけないように、



僕と、あなたと、八百万の存在を結ぶ
次元の果ての真心に


未来を。
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