天然不純物の泉

自遊に生きる。
時悠に歌う。
地結に踊る。

水鏡不比人が思うこと

負け戦とぼくと

2014年07月21日 13時35分47秒 | Weblog
「あーあ、また今日も負け戦だ。」

いつ頃からだろうな、こんなことを考えるようになったのは。

最初は、ただ今日1日分の稼ぎとかパフォーマンスというものと

自分が一日必要なお金、使ったお金との差額の話だったのだけど

近頃はめっきり、

世界が悪くなっていくスピード対

自分がそれをどう止めれるようになったか

みたいな対決になってしまって、

おかげさまで、毎日負け戦で、もう何百連敗みたい気分だ。

そんなこと考えずに、ちゃんとてめー一人分のおまんまと

家族をさっさと養う為の地に足着いたことすればいいのにと

もう一人の僕がつぶやきまくってくるけれど

結局、この負け戦のしわ寄せが

子どもにくるんだと思うと、

やっぱり戦いたくなってしまうのだ。

兵隊アリみたいなものでいい。

自分の子どものためにでなくて、もう全然いいから

ああ、ちゃんと未来の役に立ちたい。


汝、心をこそ。

2014年07月20日 04時32分42秒 | Weblog
自分ではどうにもで出来ない問題に触れたとき

私たちの足は立ち止まってしまう。

誰かがその問題を解決してくれるまで

その問題からは
無関心になりたくなる。

関心をもてば、無力な自分がその鏡には映るだろう。

だけど、どうかそれでもその鏡を見つめてほしい。

ちゃんと、目を逸らさずに。

その眼の奥に、一番大切なものが映っているだろう。

人は、その光のことを勇気と呼ぶ。

鏡の中に力を見出すよりも、もっと大切なものを見出そうではないか。

人を大切にしたいと願う、自分自身の心を。

左右の扉

2014年07月15日 23時41分57秒 | Weblog
僕の右目には、東京のビルとカフェが
 夜中にも関わらず灯りをこうこうと照らしているのが映ってる

僕の左目には、島で祭りを終えたあとの
 懐かしい人たちの呑んだくれた姿が
 パソコン越しに映ってる

それぞれの眼の奥には、
 40階立てのビルの一部屋、
 ビジネスの成功者や政治のお偉いさん方が、
 ずいぶん高そうなワインを集めて
 今日も金儲けの話か、国家の話を
 億単位の数字の世界で話している。

 左目の奥では、見た事もない途上国での
 紛争の様子、きっとそれは隣りの国との
 憎しみ合いでうまれたものだとしても
 結局は僕らと繋がっていて、
 だからこその貧困と
 子どもの遺体の裏で
 軍事産業で潤っている世界が広がっている

僕の頭のなかは、
 左と右とが、現実に
 島と都市とで、行き来して、
 その奥の想像の世界で、
 ハイリッチな世界と、
 貧困とが、まだ見た事の無いのに、繋がっている。

そうして、隣の普通の家から聞こえる
「どうして分かってくれないの!
 それは答えになってない!」
という悲鳴で

右目と左目が完全にリンクしていく


もしも一日置きに、途上国の僕Aと、
高層ビルの僕Bとが、

入れ替わり続けて生活をしたら、
僕はどうなってしまうのだろう。

いつか、この2人の僕を

僕は握手させることが出来るだろうか。

僕自身のそれぞれの行動によって。




わたしのままで、傷つくということ

2014年07月11日 20時08分31秒 | Weblog
わたしのままで生きるということは、

きっと

わたしのままで傷つくということだ。

生きていくという事は
傷や痛みの連綿と続く世界だと思う。


それを自分は傷つかまいとして、
たくさんの鎧を羽織り、

自分ではないもので生きていくことを
選んでいく人もいるだろう。

お金によって人を動かす場合は、
お金が足りないから人が動かないと思える。

理論によって人を動かす場合は
理論武装のほころびに、責めを背負わす事が出来る。

でも、自分によって、人と共に生きようとするとき
その願いが叶わなければ、
相手の心を責めてしまうか、
私自身を傷つけてしまう。

だからもし、あなたが、あなた自身の大切なものを
使って生きている時間に、

あなたがとても傷ついたなら、
どうかその傷を、祝福してあげてほしい。

あなた自身に傷がついたということは、
あなたがあなたであったことの何よりの証明なのだから。


わたしのままで傷つくということを、
わたしのままで労りて、
わたしこそがほめていく。