天然不純物の泉

自遊に生きる。
時悠に歌う。
地結に踊る。

水鏡不比人が思うこと

ことばを丁寧にすると

2017年04月06日 16時15分50秒 | Weblog
ことばを1つ1つ丁寧にしていくと、

それだけで、なぜだか立派な人間になれたような気になる。

美しいことば、
それは形式としてのきれいさではなくて、
その人の飾らなさが、すっと香るくらいのことば

そういう言葉で接してくれる人といると、

その人の穏やかさにあてられて、
こっちまで言葉が整ってくる。


ちょっとした選択の気遣い、

大きくも小さくもなく、ちゃんとその人が伝えたいことに
ぴったりと収まった表現。

まるで全部が計算されているかのような、その人だけの 間。

息を吸って、吐きながら、言葉は紡がれるのだからか

そういう人と話していると、

自分の呼吸まで 整ってくる。

呼吸が整うと、自分の内側が全部、
きっと内臓まで含めて、背筋がのびてくる。


まるで生まれ変わったかのような気分になれる。

日が落ちて、家に帰り、脱衣所で服をぬいで、
鏡に映る たるんだお腹を見るまでの
束の間の楽しみ。


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