かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

椎の実拾い

2017-10-12 08:44:34 | わがうちなるつれづれの記

 

近ごろ、関心がないわけではないが、テレビのニュースなど

辟易している。

 

散歩していたら、わがアズワンマンションの南にある川俣公園

に椎の実がいっぱい落ちている。

子どものころから、普通のドングリよりは、黒光りした椎の実を

みつけると、ワクワクした。食べられるから。

妻と椎の実拾いをした。

 

椎の実はざっと見ていると目に付かない。

じっと、目を凝らしてみると、あるある。

拾っていると、つい目先にある実に目線がいく。焦っている。

ふと、足元に目をやると、あるは、あるは。

なかなか、止められない。

近所の人に「いっぱい、落ちてますね」と声かけたら、「そうね、

昔は食べたりしてたね」

 

”実”は土に入れて、冬を越すと、春に芽を出す。

それを、ポットに移して、手入れすると、見事な苗木になり、

大地に植えてやると、10年ぐらいのうちに、いっちょ前の木の姿

になる。

成長はゆっくりだけど、確実に育つ。

 

公園の椎の木は、道路に枝張り出すとか、落ち葉の掃除が大変と

いうので、太い枝をばっさりされたりする。

それでも、このいっぱいの実、生命力を感じる。

 

わが家では、フライパンで炒って、熱いうち、コーヒーのおつまみで

食べた。

口に入れて、はじめは味が感じない。食べ終わるころに、ほあっと

仄かな実のコクが口のなかに漂う。

いまでは、こんな味は見向きもされないかなあ。