12月に読んだ本 「幻の村－哀史･満蒙開拓」 手塚孝典 早稲田新書

「幻の村－哀史･満蒙開拓」 手塚孝典 早稲田新書

　 今年は満州事変から90年の年だという。著者は略歴によると長野県松本市出身で、９７年信越放送に入社。満蒙開拓を取り上げた番組「刻印～不都合な真実を語り継ぐ」（２０１４年｝が日本民間放送連盟賞最優秀賞に輝いた（以下略）。

　長野県からも多くの開拓団を送出した。旧大日向村からは村の3分の一の世帯を満州に送り出したが、約650人の開拓団員のうち、敗戦後に引き上げたのは３７０人余り。半数近くが命を落とした（９５頁）。

　 同じく河野村が開拓団を送り出したのは、戦況が一気に悪化した１９４４年。総勢９５人は、敗戦後に集団自決に追い込まれ７３人が命を落とす。その殆どが女性と幼い子どもだった。翌年には送出を決断した村長の胡桃沢盛が４２歳の若さで自殺した（１４６頁）。

著者はあとがきで、日本の戦争責任を曖昧にした。－中略－満蒙開拓とは何か。その問いは歴史の検証にとどまらない。現代を生きる私たち自身のあり方を問うことでもあると思う。と言っている、心しなければ。

年末の一時、月と庭のめじろを撮って遊んだ

メジロは庭にみかんをさして置いたら間もなくやってきた。部屋の窓ガラス越しに撮ったもの
月は夜半、防寒着を身につけて撮ってみた

　　　　 　　

昨日、妻と武蔵丘陵森林公園を６㎞程散策した

中央口から南口を往復した。
昼間はとても暖かく冬とも思えない陽気、久し振りに展望台からの眺めを楽しんだ。
年末のせいか行き交う人もまばらで、１０人程だった。花は臘梅のほか水芭蕉が芽を出していた。
　　　　　

１１月のまとめ

　２，０６８人 ご来訪 　２，３２２頁 　ご覧戴きました、ありがとうございました

１　読書　「豊年蟲」 志賀直哉
２　北陸旅行　１１月１１日～１７日(自家用車で６泊７日)

　　★ 北陸旅行ドライブ（走行距離 １，１００ｋｍ）
　１１日 自宅－懐古園経由 戸倉上山田温泉「笹屋ホテル 豊年蟲」泊－「千里浜国民休暇村」羽咋市 泊－「国民宿舎 小牧台」七尾市 泊－新穂高温泉「ペンション ちろり庵」 ２泊－翌日６日に新穂高温泉ロープウェイで眺望を楽しむ－山梨市川浦温泉「山県館」泊－１７日に帰宅

　【印象に残ったこと】
１　観劇　仲代達矢 役者七十周年記念作品　松本清張原作　「左の腕」－能登演劇堂（石川県七尾市）」－１１月２８日（https://blog.goo.ne.jp/mitumine2/e/60ddf907667bf7b85667b159fa0fc28d）掲載

２　戸倉上山田温泉「笹屋ホテル 豊年蟲」－１１月３０日（https://blog.goo.ne.jp/mitumine2/e/c3833ac9be78ab77d92779f01a949712）掲載

３　新穂高温泉「ペンション ちろり庵」－ここは２回目、家族的で料理も美味しく３つの露天風呂、庭から槍のピークが眺められ、また泊まりたいところ。
　ロープウェイで登っての眺望が素晴らしい。
　ロープウェイ駅で往復乗車券（１人３，０００円）を買い求めたら、何と同額の買い物券がついてきた。期間限定でこのロープウエイ駅で使えるとのこと、ラッキー(^_^)/~

上左から、ちろり庵、２階部屋からの眺め（中程右は温泉源の湯煙）、庭からの槍の穂先、ロープウェイと笠岳（雲に隠れている）、左奥に槍ヶ岳右に西岳､展望台にあるポストと西岳

４　山梨市川浦温泉「山県館」－旧秩父往還（今は雁坂道の出入り口付近）にあり、５階の角部屋に泊まり部屋の温泉から眺めを楽しんだ。彼の信玄公の家臣【山縣三郎右兵衛尉昌景（やまがたさぶろう　うびょうえのじょう まさかげ）】が先祖で（https://yamagatakan.com/history.htmlから引用）伝統ある旅館、素晴らしい温泉と料理を堪能した、ここも２回目の宿泊だった。
　
上左から、玄関脇の露天風呂入り口付近の紅葉、５階角部屋から見下ろす露天風呂、部屋の温泉、ロビーの掲示

　★その他　LUMIX DC-LX100M2(コンパクトデジカメ)中古に買い換えた（下取り－ミラーレス ２）
　

　　★　コロナ　
　　　東京新聞1１月２７日朝刊から転載