mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

ライトアップ・布引ダムと布引の滝

2009年06月10日 | まち歩き

 神戸市中央区葺合町の山中にある布引五本松堰堤、通称布引ダム。

 19正規最後の年、1900年(明治33年)に完成したこのダムは、水道の水源確保のみに限った目的で造られ、その威容は近代化を押し進める明治の時代そのものといった印象です。水道の水・・・つまり神戸ウォーターですね。

 この堰堤(ダム)を含め、取水口など関連施設が人々の暮らしにとても重要な「水源」としての設備として、三年前に近代化遺産として重要文化財に指定されました。

 そしてこの五本松堰堤(布引ダム)は何年か前からライトアップをやっていると聞きまして、既に二ヶ月前ですが行ってきました。ライトアップされたダムを見に。

 ちょっと写りは悪いですが、ダムの正面から。

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 さらに進み、堰堤の上部に上る階段から。昼間もそうですが、こうしてライトアップされた表面は、明治の頃の造形美を感じさせます。

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 ダムの上へ上がってしまえば、ただの夜の山中。ダム湖は満々と水を湛えていましたが、そう写真になるものではなく・・・正直なところピンボケでした・・・、しばし空気の流れる音を聞きながら家路に着きました。

 しかし帰り道、布引の滝もライトアップをしているのを見、時間が無いにもかかわらず雄滝(おんだき)に寄ってみました。布引の滝は、弊ブログ2009年1月11日「冬の布引の滝」に書いておりますので、宜しければご覧下さい。

 布引の滝は、生田川にある滝の下から順に、雌滝、鼓ヶ滝、夫婦滝、雄滝、の総称で、ライトアップされているのは勇壮な雄滝です。

 布引展望公園から雄滝へ降りる途中で撮影。

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 滝見台からです。風向きによっては飛沫が飛んで来ます。

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 この画像の右下、二筋で流れ落ちていますがこれが夫婦滝で、下へ落ちるところは一つになっており、そこから夫婦滝と呼ばれています。雄滝のライトアップの光で一応見られますが、さすがに滝つぼは暗かったです。

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 ここの山道はちゃんと街路灯が設備され、懐中電灯無くとも行けます。しかし所々光が届きにくいところもあり、第一所詮は夜ですので、いつもの調子の歩行は絶対に無理です。

 ちなみに、布引きダムへの道も街路灯が整備され、ほぼ安心して行けるんです。暗い道でそれなりの装備が必要と思っていて、こんなんだったらもっと早く行っておくべきでした。

 これらライトアップは、3月20日前後から11月30日までです。
 撮影:2009年4月10日


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