走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

シルバーヘア

2016年01月27日 | 仕事
ノルカン (麻薬の拮抗剤)やオーバードースのミニセッションをコミュニティーですることがある。

今日もそうだった。大きなファシリティーで色んな人が住んでいる。貧困層(賃貸料が格安)、老人、生活介助が必要な人などが住めるようになっている。全部で6棟もあるところだ。スタッフ以外でも興味のある人は誰でもきてくださいと伝えた。

今までは薬物依存が多い場所や、それに関するスタッフが多い場所とか、そういう所でセッションをしてきた。

いつもの調子で出向くと、驚きや驚き、続々と会場入りするシルバーヘアの方々。歩行器を押して、車椅子に乗って。結局50人ぐらいの参加者に半分はご高齢の方々でした。

AV機器も持ち込みで、プロジェクターを持参したが写す所がなく、ベージュの壁に映すからスライドは綺麗に見えないし、字が小さくて読めないと言われてしまった。
声は聞こえない!早口すぎるとまで言われ、、、ゆっくり話し出してもついついいつもの口調で早口になり、何度ブレーキをかけられたか、、、、。
その上コンピューターが途中でシャットダウンして再起動しなくなるし。今日は散々だった。

参加者の半分が高齢者とわかっていたら、字も大きくしたし、内容を半分ぐらいに減らしたし、、、、やっぱり視聴者が誰なのか事前に知ることって大切だなーと、ちょっと反省。

しかし、高齢者とて身近な問題なのか沢山質問が出た。痛み止めで麻薬を使っているからと。

ハイ、カナダは麻薬の処方量が世界一です。



西海岸の黄昏時。綺麗だったよなー


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