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映画・パレードへようこそ

2015年05月02日 | 映画(海外)

 

原題 PRIDE
2014年 イギリス

 

 

実話に基づいています

 

1980年代イギリス
鉄の女と呼ばれたサッチャー政権下
20か所にも及ぶ炭坑閉鎖案に抗議するストライキが4か月めに入ろうとしていました
ロンドンに暮らすマーク(ベン・シュネッツァー)はその様子をテレビニュースで見て炭坑労働者と家族たちを支援するためにゲイの仲間たちと募金活動をしようと思いつきます
当時のイギリスは同性愛者たちを受容れるには程遠く、偏見に満ちた国でした
マークは炭坑労働者たちの敵はサッチャーと警官であり自分たちと同じだと語り、マイク(ジョセフ・ギルガン)、ゲシン(アンドリュー・スコット)、ジョナサン(ドミニク・ウェスト)、ステラ(フェイ・マーセイ)、ジョー(ジョージ・マッケイ)らを誘って“LGSM”(炭坑労働者支援レズビアン&ゲイ会)を立ち上げます
街角で集めた寄付金を炭鉱労働組合に送ろうと連絡するも組織の名前を聞いただけで電話を切られてしまう始末
唯一、L(レズビアン)をロンドンのLと勘違いしたウェールズの小さな炭坑町ディラスだけが快く受け入れてくれました
しかし、マーク達が町にやってくると聞いた町の人々の心は複雑
当初はぎくしゃくした雰囲気だったディラスの住民とマーク達でしたが、徐々に理解を深め、共感し、共闘して絆を深めていくのです

 

炭鉱町で頭が柔らかくて元気なのは女性たちです
年を重ねた男性たちは頑固でいけませんねぇ(可愛いところもありますが)

 

個性的で魅力的な俳優さんたちが自己主張し過ぎず見事に混じり合って魅せてくれています
特に炭坑町の書記官・クリフ(ビル・ナイ)
委員長のヘフィーナ(イメルダ・スタウトン)とサンドウィッチを作りながら、ある秘密を語るシーンは印象的でした
それとウェールズ出身のゲシンが同性愛者であるがゆえ母と決別していたのを町の女性たちに諭されて実家を訪ねるシーンも、映画のサイドストーリーとして大切なところだと思いました
アンドリュー・スコットの濡れたような黒い瞳が素敵でした♪

 

 

 

ラストは史実のとおり

Hand & Hand,Shoulder & Shoulder

ほっこり温かな気持ちになれた映画でした

ラストに至るまでの苦労たるや、事実は映画を遥かに越えたものだったのでしょうが…

 

 

 

 



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