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映画・ストックホルムでワルツを

2015年01月10日 | 映画(海外)

 

原題 Monica Z
2013年 スウェーデン

 

 

スウェーデンが生んだ世界的なジャズシンガー、モニカ・ゼダールンドが歌手として頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を当てたサクセス・ストーリー

 

首都ストックホルムから300km離れた田舎町、ハーグフォッシュで電話交換手として働くモニカ(エッダ・マグナソン)
離婚後、幼い娘、エヴァ=レナを連れ両親の暮らす実家に戻ってきていたのです
時折、長距離バスに乗ってストックホルムまで出かけジャズ歌手としてステージに立っていたモニカに思いがけないチャンスがめぐってきます
モニカの歌を聞いた有名なジャズ評論家から「ニューヨークで歌わないか」と誘われたのです
クリスマスにエヴァ=レナと一緒にいられないことを父のベント(シェル・ベリィクヴィスト)から厳しく非難されますが歌手としての成功を夢見る気持ちを抑えられないモニカはニューヨークに向かいます
憧れのクラブでマイクの前に立つものの、何故か客は席を立ち店を出て行ってしまうし、途中でステージから降ろされてしまう始末
彼女のルックスが黒人ミュージシャンたちとの共演に相応しくないというのがその理由でした
理不尽な扱いを受けたうえ、酒場で偶然一緒になった大物歌手には「誰かのマネだけではダメ」と厳しい言葉を浴びせられます

挫折の苦い思い出だけを胸に帰国したモニカ

一旦は歌うことを止めようとしますが、仲間たちに誘われて参加した巡業で出会ったベーシスト、ストゥーレ(スベリル・グドナソン)にスウェーデン語でジャズを歌いたいと話したことから、ベッペという詩人を紹介され、彼の書いた歌詞でスタンダードナンバーを歌い始め、スターへの階段を上り始めるのでした

 

大金を手にしたモニカは娘を両親のところから引取り恋人と豪華な家で暮らし始めます
しかし、レコード会社との方針の違い、恋人との破局、自分を認めようとしない父との確執などで酒に溺れるようになったモニカは舞台に穴を空けるようになってしまいます
娘を父親に連れ去られ、孤独の中ついに自殺を図るモニカでしたが、一命を取り留めます
健康を取り戻した彼女はポップスを歌ったりコメディアンヌとして舞台に立つことは止め、もう一度ジャズ歌手の原点に戻ろうと決意、ジャズ・ピアノの巨匠ビル・エヴァンスに手作りのデモテープを送って共演を申し込みます
そしてある日、アメリカから国際電話がかかってきます…

 

 

音楽映画はあまり観ないのですが、本作はジャズということで興味がありました
歌はともかく、モニカ・Z役のエッダ・マグナソンの美しいことといったらありません
後で検索しましたらモニカ・Zご本人も美しい方だったのですね~

 

スターダムにのし上がってからのモニカにはエディット・ピアフが重なりました
ピアフに比較すれば娘もいるし、最後には和解できる父親もいるし、幸せだったのかな

いつも母親の傍にいてくれる娘、モニカを認めようとしなかった父がくれた感謝の言葉

ラストのウェディングドレス姿のモニカはジャズシンガーではなく1人の女性として光り輝いていました

 

20世紀半ばの北欧のファッションや家具も見逃せませんヨ

 

 

映画の中で歌われる「ワルツ・フォー・デビィ」のピアノバージョンを収録したビル・エヴァンスによるアルバム『ワルツ・フォー・デビィ+4』をAmazonに発注しました
早く届かないかなぁ^^




 

 

 



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