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小川洋子「完璧な病室」

2011年08月07日 | あ行の作家

 

中公文庫
2004年11月 初版発行
2009年8月 6刷発行
244頁


初期の作品が4編
「完璧な病室」
「揚羽蝶が壊れる時」
「冷めない紅茶」
「ダイヴィング・プール」

どの作品も肩に力が入っています
医大秘書室に勤務されていた頃の経験が色濃く反映されており
完璧、完全、不完全、有機物、無機物、清潔、内臓といった単語が繰り返し出てきます

初期の作品を読むと、小説家としての成長がよくわかります
作品としてはもうひとつかもしれませんが、読んでみても損は無いと思います

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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これら、好きです^^ (latifa)
2011-08-09 10:46:01
こにさん、こんにちは!
う~~~急にまた暑くなってきちゃいました・・・。
35度越えは、体にキツイです。

ところで、小川さんの本は、ひんやりしていて真夏に読むと少しクールダウン出来る感じです。

これら初期の作品、私は好きです。特に「ダイヴィング・プール」が印象に残っています。
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latifaさん (こに)
2011-08-09 15:21:14
暑いですね!
酷暑です!

そんな時に小川さんはピッタリですね
この中では私は「冷めない紅茶」が一番だったかな
時空のねじれに迷い込む、というところが好みでした
「ダイヴィング・プール」
独りよがりの女の子は小川さんお得意ですよね
いつもながら自分を顧みてドキドキします
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