○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

ローマの旅2

2011-06-06 19:58:59 | ロンドン生活~旅行~
トスカの舞台めぐりを終えた私達が向かったのは、
すぐ近くの狭い路地先にある小さな劇場。


その晩、そこで行われる演目は、もちろんトスカ!

ただし、今回は『PICCOLA LIRICA(小さなオペラ)』です。


小さな映画館のような劇場に入ると、オーケストラピットには4台のシンセサイザー。
ふむふむ、これでオーケストラの音を再現するわけね。

プログラムを見てみると、上演時間は休憩を除いて75分。
登場人物も限られ、実際よりもかなり短め。


意外なことに、学生の団体からお年寄りまで座席はみるみる内にうまり始め、
シンセサイザー奏者達や指揮者が登場し、いよいよ開演です。


劇場内は撮影禁止だったので、
ロビーに掲示されていた写真を撮ってみました。


二人を引き裂くスカルピア(揉み上げはメイク)


捕えられたカヴァラドッシ


写真を見て不思議に思われたかもしれませんが、
この劇場の一番面白かったことといえば、なんといっても背景!

プロジェクターを駆使し、物語の舞台となった現場(サンタンジェロ城など)の
実際の写真や映像をバックに彼らの演技を見ることができます。

彼らが本当にそこにいるかのように錯覚させられるわけです。

まさに先ほど見てきたばかりの風景に私達も大興奮


ところで、肝心の歌ですが、
「小さなオペラ」といっても、聴いていて全く違和感のないプロの歌手達でした。


実は今週末、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスへトスカを見に行くので、
私達にとって最高の予習となった初体験PICCOLA LIRICA、
終演後の第一声は二人そろって、「楽しかったねー!!!!」でした。

ローマの旅

2011-06-03 18:40:45 | ロンドン生活~旅行~
先月になりますが、夫が少し早目の夏休みをとったので、
1週間のベルリン&ローマ旅行に行ってきました。

ベルリンでは念願のベルリン・フィルを堪能し、
歴史好きの夫の提案でポツダムへも足をのばしました。

駅からは自転車に乗り、フリードリヒ大王の宮殿や、
ポツダム会談の舞台となったツェツィーリエンホーフ宮殿へ。

日本人としては、複雑な気持ち・・・


その後、飛行機に乗りローマへ


今回の旅は時間に余裕があったので、
贅沢(?)かつマニアックなスケジュールを組んでみました。

通常の観光スポットはもちろんのこと、
たとえば、ヴァティカン博物館に開館から閉館時間まで入り浸ったり(約9時間!)、
カラバッジョの絵画やベルニーニの彫刻を見に教会や美術館を訪れたりしました。


中でも私達が最も楽しんだのは、

トスカの舞台巡り

『トスカ』とはローマを舞台にしたプッチーニのオペラ。
歌姫トスカとその恋人である画家カヴァラドッシの悲劇の物語。


私達がまず向かったのは、物語のクライマックス!

サンタンジェロ城

映画『天使と悪魔』でも有名ですが、
簡単に説明してしまえば、二人が命を落とす場所です。


フィクションなので、あくまでも私達の想像ですが・・・・


カヴァラドッシが捕えられていた牢屋


カヴァラドッシが射殺された広場


トスカが走った通路


トスカが身を投げる前に見た風景


そして二人でしばらくトスカごっこ



お次は、物語の冒頭、カヴァラドッシがマリア像を描いているという教会へ。

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会

フィクションにも関わらず、こんな看板↓がありました。

『トスカ』という文字が見えます。
もうお決まりの観光名所となっているのですね


そして、トスカを狙う警視総監スカルピアの仕事場

ファルネーゼ宮(現・フランス大使館)

こちらは、残念ながら内部へ入るには予約が必要だそうです。


実はこれら3ヶ所を巡ったのにはわけがありました。

ローマの旅2へとつづく・・・

NYハイライト1

2011-04-28 11:34:05 | ロンドン生活~旅行~
ロンドンに来て1年。
その日は4日間の連休を利用して初めてのNYに


初日早朝、真冬のような寒さに、コートを持ってこなかったことを大後悔
長蛇の列に並び、寒さと冷たい風に耐え、やっとこ船に乗って向かった先は・・・



優先乗船と頭部の展望台に上るには、数か月前から予約が必要とのこと。
アメリカ合衆国の自由と民主主義を象徴する自由の女神像
思っていたほど大きくはありませんでしたが、実物を下から見上げるだけでも大感動。


次に船で向かったのは、エリス島移民博物館


1800年代後半から1900年代初頭にかけて、
ここで登録を済ませた移民の歴史をたどります。

数々の展示やパネルの中には、
病気のために故郷の国へ送り返された人達、日本人の移民も紹介されていました。
日本人やユダヤ人に対する差別があったことを初めて知り、
途中、胸が苦しくなるところもありました。


じっくり博物館を見学した後は、ウォール・ストリート探索、
そしてお待ちかねのタイムズ・スクエアへ



今回の滞在ではミュージカル3本!
その中でも一番楽しみにしていたのは・・・



ハリー・ポッターでお馴染み、ダニエル・ラドクリフ君主演
How to Succeed~努力しないで出世する方法~』!!!

このミュージカルは、夫が学生時代にラドクリフ君と同じ役を演じたこともあって、
数あるミュージカルの中でもmust-see作品でした。

皆が気になる彼の歌声ですが、想像していたよりもずっと音感も良く、心地よいもので、
さらにはダンスあり、笑いあり、彼のプロフェッショナル魂がバシバシ伝わってきました。

終演後には、チャリティの一環で、ラドクリフ君がその日つけていた青色の蝶ネクタイが、
彼の進行で即席オークションにかけられました。

最終的には、なんと・・・

130万円ほどに

「さすが、ハリー・ポッター」の一言。


NYハイライト2につづく・・・


やっぱり電車の話

2010-10-12 15:32:49 | ロンドン生活~旅行~
先月の夏休み旅行は、ドイツ・オーストリア・チェコの3ヵ国をまたいでの
列車移動の旅でもありました

新旧様々な列車を乗り継いで、各地を移動したわけですが、
合計乗車時間は、1週間でざっと14時間くらい。

そのほとんどがローカル線で、乗り換え回数は数えきれないほど
電車に乗ることは学生時代から大好きなので、それはそれで楽しめたのですが・・・


とりわけ、ドイツからチェコ(プラハ)へ向かうローカル線では、

途中の駅で突然降ろされ、代替バスへ誘導
乗客全員、素直に従います。

そして、チェコの全くどこだかわからない田舎道をただひたすら走り続け、

↓運転手もあくび連発でかなり眠そう

こちらは気が気ではありません。

数十分後、ようやく鉄道駅に到着。プラハに向けローカル線の旅再開です。

またこちらの客車も古めかしく、逆に愛おしくなってしまうくらいのレトロ感。

傾斜がありすぎて使えないテーブル。何を置いても滑り落ちます。


温度調節は手動で??

窓の上には・・・

ゴミ捨て&窓から下車OKのマーク(そんなわけありません)

客車全てが個室になっているので、ハリー・ポッターや往年の映画を思い出させます

日本ではここまで古めかしいものに乗る機会はないので、
ブラックベリーに向かう夫を尻目に一人そわそわする私なのでした


オマケ写真
ドイツの駅構内のエレベーターにて

一瞬、UとBどちらのボタンを押したらいいのか迷ってしまいました(笑)

ドイツのいいところ

2010-10-04 19:51:55 | ロンドン生活~旅行~
先月、夫の夏休みに合わせて初めてドイツのミュンヘンに行ってきました

まずはドイツが世界に誇る自動車メーカー『BMW』の本社ビル(&ミュージアム・ショールーム)へ

オリンピック公園に隣接しているので、雰囲気はとっても真駒内(←札幌の地名です

でもイギリスだって世界に誇れる自動車を生産しています。
ご存知『MINI』というのですが・・・

今やBMVの傘下に


ところで話は変わりますが、イギリスとドイツを比べると、
やはり日本の気質に近いものを感じるのは断然ドイツです。

イギリスでは見かけない深夜の道路工事を見て、確信しました。
見てください。充実感に満ちたこの笑顔

(イギリス人は日本人サラリーマンの労働時間を聞いては「信じられない」と必ず驚きます。)

そして、ドイツでは歩行者は決して赤信号を渡りません。たとえ車の姿がなくてもです。
イギリスでは、車が来ていても来ていなくても渡ってしまうのが常識です。


一方、勤勉で真面目な国民にはこれ↓がおすすめ

日本でもお馴染み、ドイツの入浴剤『クナイプ』
残念ながらイギリスで売っているのを見たことがありません

よく、日本のもので恋しいものはありますか?と聞かれるのですが、
日本食よりも何よりも「I miss a public hot spring.」(これで何とか通じています)と答えています。

私はとても勤勉とも真面目とも言い難い気質ですが、
クナイプ天国ドイツで買ってきた入浴剤に癒されています

天国と言えば、ドイツは『HARIBO』天国でもありました

グミがいっぱい