○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

ビクトル・ユーゴー×3

2010-11-30 13:50:16 | ロンドン生活~音楽~
昨日、10月3日に行ってきたLes Miserables IN CONCERT THE 25th ANNIVERSARY』
のDVDがアマゾンから届きました(↑文字化けしてしまうので、eの正確な表記ができずごめんなさい)

実はこのコンサートに行くまで、このミュージカルを見たことは一度もなく、
しいて言えば、リーアム・ニーソン主演の映画を高校生の時に見に行ったくらいで・・・

でもコンサートに行くとなれば、とりあえず予習をしなければ!ということで、
またまた夫のCDと楽譜を使って、それから夫じきじきの解説も加え、
会場のO2アリーナに向かう地下鉄の中ではCDの対訳を読み込み、ぎりぎりの付け焼き刃で出陣!!

街角の宣伝ポスターには「DON'T MIZ OUT!」とあったりして、期待も最高潮です!

会場はこちら!↓ ※工事中ではありません(笑)

(これはディズニー・オン・アイスに行った時にテムズ川から撮ったものです

席についてみると・・・

前列の人の頭が若干(いえ…かなり)邪魔でしたが、フルオーケストラに大合唱団となかなかの規模です。

本日のジャン・バルジャンはこちらの男性!

残念ながら、この『グランド・オペラ・ガラ』は彼の健康上の理由で代役の方が立たれていました。
今思えば、彼の歌で聴きたかったです

このオペラ系ジャン・バルジャン、コンサートが始まってさほど時間も経たないうちに
美しいハイツェー(高いドの音)を披露!
彼のオペラ魂に、ここで初めて「今日来て良かった・・・」と思いました。

この日の公演で私が知っていた役者さんは、他に2名。

アンジョルラス役のRamin Karimlooさんは、『Love never Dies』のファントム役の彼。
ファントムはほとんど仮面をしていたので顔はよく覚えていませんでしたが、
彼の特徴のある声にすぐに夫が気が付きました。

それから、マリウス役はアイドル歌手のジョナス・ブラザーズの一人でした。
彼が登場した瞬間に飛んだ若い女性の黄色い声に今度は私がピンときました。

他の出演者、とくにエポニーヌ、ジャベール、テナルディエ、ガブローシュは表現力、歌唱力が卓越していました。

一つ残念だったのが、私達は昼の公演に行ったのですが、
3つある巨大スクリーンの映像が脈絡もなく切れたり、放送終了後のカラーバーが突然映し出されてしまったりと、
なかなか演奏に集中できない場面も・・・

それから、夫が言うには、テナルディエのシーンで、
歌の出だしに彼がマイクのある位置に間に合わなかったりと、
若干リハーサル不足を感じさせる部分もありましたが、
DVDの映像の方は完璧だったので、夜の部は成功したのでしょうね

公演の最後には、過去現在の役者が舞台に収まりきらないほどに大集結&大合唱し、
感極まって(?)本日のジャン・バルジャンが初代ジャン・バルジャンに土下座したりと、
大感動のうちに公演は幕を閉じました。

(写真撮り放題!前列のお姉さんなんて、ずっと動画撮っていました


ビクトル・ユーゴーといえば、『ノートルダムの鐘』の原作者でもありますが、
ヴェルディ作曲のオペラ『リゴレット』の原作者でもあります。

『リゴレット』の場合、舞台はイタリアに移されたのですが、
当時、ユーゴーに著作権料が支払われずに訴訟にまでいたったのだとか・・・

少し前になりますが、ロイヤル・オペラ・ハウスの『リゴレット』に行ってきました。
 
リゴレット役の彼は抜群の安定感。「十八番」なのがよくわかります

同じ様相で2005年と2007年にも公演があったらしいのですが、
私達が行ったのは今年版の初日。

そのせいか、ジルダの文句なしの一番有名なアリアに拍手がなかったりと、
全体的にお客さんの反応がイマイチでした
(リゴレットの舞台は初めて見たのでわからないのですが、そういうものなのでしょうか?)

冒頭に上半身裸の女性や全裸の男女が舞台上に出てきて、
会場全体が薄っすらと凍りついたせいかもしれませんが・・・

それから、マントヴァ公爵役の韓国人男性の顔が朝青龍によく似ていて、
ジルダが「彼はとてもハンサムで、私は恋に落ちたの・・・」とうっとり歌うシーンで、
私の後ろに座っていたご婦人が声をあげてあからさまに笑っていました
休憩中の私達は、もっぱらその話題でもちきり(笑)

でも全体的には、このオペラの魅力でもある重唱や、
ベテランのリゴレットやジルダ、殺し屋のスパラフチーレ、
その妹のマッダレーナの実力と存在感が舞台へと釘付けにしてくれました。


長々と私の初ロイヤル・オペラ・ハウス体験まで書いてしまいましたが、
ビクトル・ユーゴー、まだ一度も本を読んだことがありません
明日から、1泊でパリに行ってくる予定です。
ユーゴー所縁の場所に行けるといいなと思っています

アート週間1(テート・モダン)

2010-11-29 20:43:32 | ロンドン生活
先週、テート・モダンに初めて行ってきました

現代アートの美術館ということで、ずっと敬遠してきたのですが、
もちろん「???」な作品もあれば、クスッと笑ってしまうようなものもあって、
どう捉えるかは個人の自由とのこと、そう思うと意外と肩の凝らないアート鑑賞でした。

現代音楽と似ていて、作者(作曲者)はその作品の背景や技法に対して、
当然、深い知識や緻密なポリシーがあるものですが、
見ている(聴いている)方には「ちんぷんかんぷん」・・・そんな印象も受けました。

それでも、「何かかっこいい!」とか「何か泣けてくる!」「何か美しい!」「何かおぞましい!」などなど、
ダイレクトに伝わってくる、精神を揺さぶる「何か」に出会いたい、キャッチしてみたい時など、
テート・モダンはおすすめですよ。(な~んて

以前聴きに行った、イギリスの作曲家ブリテンの『カンタータ「聖ニコラス」』(1948年)も、
不気味な音楽の中に、突然会場のお客さんが全員合唱する美しい場面があったりと、
作品の中に揺さぶる「何か」があったのを記憶しています


ところで、話はテート・モダンに戻りますが、
テムズ川やセント・ポールをのぞむ、豪華眺め付きのレストランも素敵です

今は、かなり大規模な「ゴーギャン展」も開催中なので、
もう一度、足を運んでみたいと思っています。
(オープン直後に行くか時間指定の前売り券必須な混みようだそうです!)

2010-11-29 13:21:09 | ロンドン生活
今朝、札幌の母から送られてきた写メです
外が暗くなると、木に巻いたイルミネーションのスイッチを入れるのも母の楽しみ

ロンドンも寒い寒いと何だかんだ文句を言いながらも、結局のところは雪が恋しい北海道人。
「早く降らないかな~でもこの寒さじゃ降らないんだな~」なんて一人思いながら外を歩いています。
昨日は車に霜が降りたりと、ここ数日、格段に寒くなってきているので、雪が見られる日まで後少し??


ただ、積っている雪なら北へ向かう電車の中から見えました!

先日ふらっと行ってきた、英国紳士靴の街ノーサンプトン。
電車で1時間ちょっとでしたが、ロンドンとは寒さが断然違いました

この街は映画「キンキーブーツ」の舞台になった所で、
タクシーのおじさんがロケで使われたお店の前も通ってくれました

この映画のDVD、今は友達に貸してしまっているので、
返ってきたらもう一度見てみようと思います

危険な二人

2010-11-25 20:37:25 | ロンドン生活


最近、イギリスにも雪の予報が出始め、当然寒さも増してきたのですが・・・

今日は、今年最後のピアノのレッスンの日でした。
先生のご自宅まで歩いているうちに手が冷えてしまい、レッスンが始まっても簡単には温まらず、
鍵盤を押す指がいつまでもフニャフニャフニャフニャ・・・

冷え性には必須アイテムのホッカイロを持たずに来てしまったことを後悔
(貼るのも貼らないのも、日本からたくさん持参しました!)

レッスン再開は、先生のご事情で来年3月頃とのこと。
それまで代わりに見てくださる先生も紹介していただき、(たぶん)冬も怠けずに過ごせそうです


ところで、上の写真の「」ですが、正体はこちら↓でした。

きっと間近で見てみたかったのでしょうね。タワーブリッジ。

それにしても、この極寒のテムズ川でライフジャケットも着用せず、
一生懸命漕いでるのは前の彼だけで、
彼女の方はつまらなさそうに胸元の何か(携帯?)を見ているだけ・・・

何だか、このデートは失敗なような気がしてならないのですが、
あくまでもこれは私の想像なので、実際のところはわかりません

クリスマス・ツリー

2010-11-23 11:57:33 | ロンドン生活

昨日、ついにクリスマス・ツリーを出しました!

まず飾ったのが、このダブルデッカー・サンタさん。
先週末、夫とふらっと入ったテムズ川沿いのお土産店で私が一目惚れ
キラキラが手につきますが、ロンドンの思い出の一品になりそうです

こちらに来てから、旅行の度にその地のクリスマス・オーナメントを買うのが習慣になっているのですが・・・
(冬でなくても、年中売っているお店があったりします。)

↓こちらは、オーストリアのザルツブルク記念!

ザルツブルク生まれのモーツァルトさんです

一つ一つが手描きで、幾分マシなお顔のモーツァルトさんを選ぶのに、
かなりの時間そのお店についやしてしまいました


そしてこちらは、世にもめずらしいバグパイプを吹くサンタさん!

これはスコットランド記念です


そうそう、サンタといえば、先日、サンタ・クロース=聖ニコラスをテーマにした
めずらしいコンサートに行ってきました。

その話は、また今度に・・・