○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

お別れパーティ

2011-01-31 19:17:53 | ロンドン生活
ロンドンで知り合った友人が2月に日本へ帰るとのこと、
急きょ、共通の友人2人も呼んで我が家でごはんを食べることに
(日本から持ってきた寿司桶、この日ようやく初お目見え

お土産にいただいた桜
 
その日の朝、わざわざお花のマーケットで買ってきてくれたそうです。
枝にはたくさんのつぼみ

私が数日前に「桜が咲いているのを見た!」と大騒ぎしていたから・・・かも(笑)

今日も帰宅後にまた一つ、ぷっくりと膨らんでいたつぼみが開いていました。
思った以上に癒されます

こちらは・・・
 
いただいたタイのお菓子(甘くて香ばしい!)と、ラブリーなプチ・カップケーキ☆
美味しくて皆ニコニコ

そしてお腹もいっぱいになった頃、なんとなく視線はピアノの方へ・・・

私のショパン『別れの曲』を皮切りに、夫も弾き語りを披露!
さらには『オペラ座の怪人』を弾いてみたいという友人に夫が演奏指導(?)したりと、
ロンドンでの思い出の1ページに入れてもらえるといいな・・・なんて淡い期待を抱きながら、
その光景を眺めていました


数ヵ月後には、今度は私達が見送られる側に。
それまで、後悔のないように過ごさないと。
そして、ロンドンで出会った人達とまた日本で再会できることを願って・・・


リビングには、皆で飲んだお酒の瓶に桜を1本さしました

『新しい人生のはじめかた』をもう一度

2011-01-25 22:50:54 | ロンドン生活~映画~
ロンドンを舞台にした大人の恋物語『新しい人生のはじめかた』(映画公式HP

一度、札幌の映画館で見ているのですが、ロンドンに住むようになって9ヶ月、
新しい発見を期待して改めて見てみることにしました。

主演のエマ・トンプソンの愁いを帯びた目が印象的なこの映画。

アメリカからやってきたハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)と
エマ・トンプソン演じるイギリス人ケイトの掛け合いがとてもナチュラルで、
大がかりな映画とはいえない作品の中で二人のオスカー俳優の味わい深い演技が光ります。

二人のデートシーンはロンドン観光そのもの。
トラファルガー広場にサマセット・ハウス、サウスバンク遊歩道などなど・・・
ハーヴェイの娘の結婚式場は、昨年、夫の両親が泊まったホテルでした♪

ハーヴェイは作曲家という設定なので、
ダスティン・ホフマンがピアノを演奏するシーンが織り込まれているのもポイントアップ。

ただ、予告編で流れるドビュッシー『アラベスク第1番』は、
残念ながら作品中には一度も出てきません。詐欺だわ(笑)


諦めることに慣れてしまったむなしい日々から一歩踏み出す勇気。
ロンドンの美しい眺めと一緒に感じてみてはいかがでしょうか。

(原題『Last Chance Harvey』)

Northampton ~追記~

2011-01-24 18:02:44 | ロンドン生活~市外観光~
以前、ノーサンプトンのファクトリーショップで靴を買った時の事を記事にしました

私達にとって初めてのファクトリーショップ体験で、事前に各店舗の情報を集めるのにとても苦労したので、
後から買いに行かれる方のために少しでも役立てばと、詳しく書いたつもりでしたが、
価格や価格変動等に関しては、直接お店の方に問い合わせていただくのが一番確実と思いましたので、
ここに各ショップの電話番号を載せますね。


Crockett & Jones Ltd
01604 631 515

R E Tricker Ltd
01604 630 595

Church & Co Ltd
01604 751 251

John Lobb
01604 715 011


オマケ写真


先日、日本へ送るプレゼント用にロンドンのChurch'sで靴べらを買いました
私が見たのは全部で5色。
(一応、店員さんに撮影の許可をもらいました)

靴べらは英語で「shoe horn」・・・そう教えてくれたのは、ノーサンプトンのChurch'sの店員さん
もともとは牛の角から作っていたそうで、わざわざ頭の上に両手で角の形を作って説明してくれました。

今回選んだのは緑の靴べら。無事に日本に届くといいのですが・・・

さくらさくら

2011-01-24 13:50:09 | ロンドン生活~市内観光~
昨日、夫のかねてからの希望でChurchill Museum & Cabinet War Roomsに行ってきました。
(桜は向かい側のセント・ジェームズ・パークで、まだひっそりと咲いていたものです

先日見に行った『英国王のスピーチ』にも登場したチャーチル。
このミュージアムは展示設備も比較的新しく、元英国首相チャーチルの生い立ちと
第二次世界大戦中に地下に設けられた実際の内閣会議室や宿泊施設、
スタッフの仕事部屋について知ることができます。

↓いわゆる日本の霞が関

右建物に目立たない小さな入り口があり、そこから広大な地下施設へと続きます。

とは言っても、正直「ENEMY」という単語に日本も含まれているのが、
気まずく感じるところではあるのですが・・・

ちなみにこちらはチャーチルの生家

世界遺産ブレナム宮殿

宮殿で生まれただなんて、大きなため息が出てしまいそうですが、
庭園も美しく、私達夫婦のお気に入りの場所です


チャーチル・ミュージアムには、戦争終結後にロイヤル・ファミリーと並んで国民に挨拶する
チャーチルのカラー映像や、葬式の日の様子を中継した映像も流れており、
国民にどれほどの人気があったのかがよくわかります。

確かに日本は敵国でしたが、現在住んでいる国の歴史の一片を知るには良い機会となりました。
ただ、日本人やアジア人がわざわざ観光で来ることを想定していないのか、
アジア圏の音声ガイドがないのが残念でした。



余談ですが、今、桜にちなんで平井康三郎の『幻想曲「さくらさくら」』の譜読みをしています

ゴーギャン展

2011-01-19 01:08:35 | ロンドン生活
Gauguin ~Maker of Myth~』最終日、
ようやく重い腰を上げてテート・モダンに行ってきました。

過去50年で最大規模のゴーギャン大回顧展とのこと、
かなりの混雑のため、時間指定の前売り券必須と聞いていたので、
数日前にインターネットでチケット予約をしました

日曜の遅い時間でしたが、それでも展覧会はなかなかの混みよう。
(皆、最終日に焦って来たのかも)

展示は年代順ではなく、テーマごとに全部で11の部屋に分かれていました。
最初の部屋は自画像。
恰好つけすぎの表情に、ゴーギャンはナルシストと確信。

作品は絵画の他に版画、彫刻や陶芸と多岐にわたり、器用な人だったようです。
絵のタッチも、時代によって、影響を受けた人物によって様々。
とても同一人物の絵とは思えません。
多才であっても、生涯、オリジナリティを模索し続けていたのでしょうか。

これほどのゴーギャンの作品を世界各地からどうやって集めることができたのかと感心するほど。
まさに「最大規模」という言葉に納得です。

そして、ゴーギャンといえば、タヒチ。

友人だったゴッホの死の翌年(ゴッホへあてた手紙も展示)、彼は憧れのタヒチへ行きます。

もともとの職業は株の仲買人、画家としては成功せず奥さんには逃げられ、
パナマでマラリヤにかかり、財産は彼女に持ち逃げされるは、自殺未遂はするはで、
ノーマルな人生は送れない、なんといいますか、ザ・芸術家ゴーギャン。

ただ、寝ている子供の姿を描いた絵は、ゴーギャンのタヒチのイメージからは程遠く静かで穏やかで、
自分もひっそりと子供を見守っているような、吸い込まれるような、そんな印象を受けました

今回の展覧会では、ミステリアスなタヒチの絵ももちろん魅力的でしたが、
「ゴーギャン=タヒチ」以外の作品も多数見られる珍しい体験もできました。

こちらは記念に買ったポストカード

結局はタヒチのものですが、中でも気に入った3枚


帰り道のミレニアム・ブリッジとセント・ポール

映画を見て、ノーサンプトンに行って、ゴーギャンを見て、満足満足な週末でした